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賃貸仲介営業マン必見!初期費用概算書、ここに気をつけよう。~Excelフォーマット配布中

こんにちは!
不動産情報アプリ「CANARY(カナリー)」、顧客管理システム「CANARY Cloud(カナリークラウド)」運営 株式会社カナリーの森田です。

このnoteでは、不動産会社さまにとって有益となりそうな情報を発信しております!いつも記事をお読みいただきありがとうございます🙇‍♂️

「こんな費用が掛かるなんて聞いてないよ!」

思い出してヒヤッとした賃貸仲介会社の営業マンの方々も多いのではないでしょうか。。
仲介業務をしていくなかでトラブルになりがちな、「初期費用」についてのクレームです。

ご自身ではしっかりした案内をしたつもりでも、お客様に上手く理解いただけていなかったり、何かしらの記載漏れから勘違いに繋がったり…というケースは皆さまのご経験があるのではないでしょうか。

そこで今回は、初期費用概算書を作成する際のポイントや留意点をご紹介します。
記事の最後には、当社なりに作成したカナリー流 初期費用概算書フォーマットもご紹介しますので、是非お読みくださいね。

初期費用概算書を作るとき、ココに気をつけろ!

賃料発生日は現実的な日付にする

ご存知の通り、即入居可物件の場合、賃料発生日は【申込から2~3週間】とご案内することが多いかと思います。

ただ、日割り計算が面倒だからか、当月末日や翌月1日を賃料発生日として仮置きした概算を出している営業の方が多くいらっしゃるようです。
ちょうどご案内時が月半ばであれば良いものの、月の上旬などの案内だとすると、賃料発生日として想定するのはあまり現実的ではないかもしれません。

「思ったより賃料発生日が早まったことで、初期費用が高くなってしまった…」とお客様に思われてしまうのは非常にもったいないので、あらかじめの期待値コントロールをするようにしましょう。
現実的な賃料発生日を想定して初期費用概算を出しておくことで、お客様もギャップを感じることなく、納得していただけることかと思います。

期待値コントロールについては下記の記事でもご紹介していますので、是非ご参考にしてみてください!

月次・年次で掛かるコストをハッキリさせる

お客様のなかには初めて賃貸物件を契約するというケースも多く(繁忙期なら尚更)、費用面については知識が浅いこともあるかと思います。

例えば、月々に掛かるコストは「賃料」と「管理費」ぐらいだろう…と考えていると、意外にもまだ掛かってくるような条件になっていること、多いのではないでしょうか。

たとえば、保証会社を利用する場合、初回保証料だけではなく、月次や年次で掛かる「継続保証料」を必ず案内するようにしましょう。
更に、これらの費用が口座引き落としになる場合、その手数料がかかることも多いです。合計1,000円近くの費用が月々に乗っかってくることになりますので、お客様からすると非常に重要な情報ですし、ここをしっかり案内すれば、信頼頂くことも出来ます。

例えば、下記のように案内するとよさそうです🙌
意外にも、初めての一人暮らしをされる方の親御様世代が 保証会社に馴染みがないことも多いようですので、どんな方にも説明することをオススメいたします。

「以前は連帯保証人をつけていただくことで賃貸借契約を結んでいましたが、最近だと、保証会社は都市圏だと8~9割、ほとんどの物件で必須となります。」
「保証会社は、契約時に初回保証料として、月々のコスト(家賃や管理費などを足し合わせたもの)の半月~1か月分程度が初期費用として掛かります。
また、継続保証料として1年に1回、もしくは毎月費用が掛かる仕組みになっていまして、年次の場合は1~2万、月次の場合は月コストの1~2%が掛かるということはご承知おきをお願いします。」

他にも、火災保険料が2年一括支払いなのか毎月の支払いなのか、24時間サポート等のオプションが他にないかなど、細かいところも確認し、初期費用概算書にこれらを記載しておくのがベストです。

金額の税込・税抜をハッキリさせる

こちらも良くあるトラブルで、税抜・税込価格をバラバラにして記載してしまっていたことで、初期費用概算と最終的な支払金額に結構な差分が出てしまったというケースです😧

あくまで概算書は「概算」であることは理解いただくとしても、なるべく差分が出ないようにするのが良いでしょう。
つきましては、なるべく細かく確認し、どちらかに記載を統一するようにしましょう!家賃など非課税のものもあるなかで、最終的な支払金額に近づけるという意味だと、税込に統一いただくのがよいかと思います。

備考こそ、念入りにポイント・留意点を記載する

「短期解約違約金」「電力などのライフラインに指定がある」「礼金の割引はこの期間までの特典」…というような記載。
マイソクを見ていると、営業マンの皆さまは見慣れているためすぐにわかるものの、お客様には見逃してしまうこともあると思います。

この案内のタイミングで初期費用概算書の備考欄に留意する点、契約内容のポイントなどを記載しておくことで、重説・契約時に初めて知る情報が少なくなります。
お客様にとってのストレスも大変軽減されますので、オススメです🙏

おわりに

いかがでしたでしょうか?一つでも参考になるものがあったら嬉しいです😀

既に経験年数の長い方だとどれも分かってるよという内容だったかもしれませんが、あなたの周りにこのような案内になってしまっている方は居ないでしょうか?

ぜひ社内で周知いただき、この繁忙期に向けて適切なご案内ができたらよいのではと思います。

カナリー流 初期費用概算書フォーマットをダウンロードできます

最後になりましたが、本日ご紹介した作成時ポイントに抜け漏れが少なくなりそうな、初期費用概算書のExcelフォーマットをご案内します!

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非常にシンプルな構成になっていますが、お客様にとって必要な情報がしっかりと網羅されているかつ、見やすく分かりやすいことは何よりもお客様からの信頼獲得に繋がります。
(また、フォントも普段のゴシック体や明朝体ではなく、Noto Sansというフォントを使用しています。オシャレなフォントは他社との差別化にもなりそうですね!もしPCにこのフォントが入っていなかった場合、こちらからフォントも無料ダウンロードできます)

もし良かったらぜひダウンロードいただき、色々活用いただければ幸いです!(フォーマットは編集して使って頂いて勿論大丈夫です👏)

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また、当社では初期費用概算書以外にも、普段の仲介業務におけるDXを中心とした無料コンサルティングも実施中です!気になる方は、是非一度お問い合わせください。


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それでは、本日もお読み頂きありがとうございました。
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