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「高いHRTの上で、各々が裁量を持ち動いている」海外経験を経てカナリーに入社したシニアソフトウェアエンジニアの挑戦とは

こんにちは!株式会社カナリー 経営企画室 HR&Culture統括 / 採用責任者の眞砂です。

株式会社カナリーは、【もっといい「当たり前」をつくる】をミッションとしているスタートアップです。
日々の暮らしには、不便・非効率がありながらも、過去の延長で「当たり前」と受け入れてしまっていることが溢れていますが、我々は、デジタルの力でこの「当たり前」をアップデートし、もっといい未来をつくっていくことを目指しています。

株式会社カナリーのミッション

 今回は、シニアソフトウェアエンジニアとして不動産仲介会社向けBtoB SaaS「カナリークラウド」の開発を担う並木駿さんへのインタビューを実施しました!

0. 簡単な自己紹介

シニアソフトウェアエンジニアとして、不動産仲介会社向けSaaS「カナリークラウド」の主にバックエンドの開発を担当しております、並木と申します。
1990年 神奈川生まれで、そこから神奈川と東京を行ったり来たりしています。カナダで働いていたこともありました

これ!という趣味はないのですが、日本に帰ってきてからは興味を持ったことにとりあえず手を出してみるというスタンスで色々やってみています。
最近は寿司を握ったり心理学の勉強をしてみたりしています。

最近はメンズネイルにも挑戦してみた、とのこと

1. 幼少期~学生時代について

幼少期ということで保育園時代まで記憶は遡るのですが、おとなしめの子供だったなと思います。
積み木を一人でせっせと作ってたら、ジャイアンみたいな乱暴な子にぶっ壊されて泣いたのを今でも覚えています。(笑)
小学校に上がっても、習い事としてミニバスやスイミングをやっていたのですが、活発に外で遊ぶというよりは、家でゲームをしたりレゴブロックで遊んだりしていました。

中学校ではバスケ部に入ったのですが、雰囲気が良くなく辞めてしまいました。辞めてやることがなくなった結果、ずっとネトゲをやっていました。
メイプルストーリーにとにかく時間溶かしていましたね…。廃人レベルまでやってたかもしれません。(笑)
高校は家が遠かったことや「勉強に集中しよう!」みたいな雰囲気があったこともあり、部活には入らず勉強を頑張っていました。

中高と、数学が得意な一方で暗記科目は苦手でした。今も全てをすぐ忘れてしまうんですよね…。(笑)
今っぽくいうと、論理的思考みたいな、与えられたものから組み立てていくパズル感が好きで得意だったのかなと思います。レゴとかも好きだったので、元々そういうタイプだったのかもしれません。

大学は情報系の学部に進学しました。
情報系を選んだのは、これまでのパソコンずっと触ってたしそれに関係するものがいいかな、ぐらいの浅いノリでした。(笑)
ちなみに高校時代まではプログラミングとかも全くやったことはなかったです

大学ではビッグバンドジャズにサークル入っていました。
ピアノをやりたかったのですが希望者が多くオーディションが行われることになったので、これは難しいぞと諦めてドラムをやることになりました。最近は叩けてないのでまたやりたいですね。

大学生のときは、勉学にはあまり熱心ではありませんでした。ちゃんとやっておけばよかったと後悔しています。

バイトは家の近くの、パンがメインのレストランで働いていました。
トンネルみたいになってるベルトコンベアを通って焼かれる肉などの食材をひたすら盛り付けていました。レストランなのに工場勤務みたいな感じだったかもしれませんね…。(笑)

バイト時代の作業を再現してもらいました

就活は、少ないGPAとサークルとバイトの話を引っ提げ、強い意志もそれほど無いままにSIerをメインで受けていました。
いわゆるWeb系は、より技術力が必要というイメージだったので半ば諦めていました。研究室同期はヤフーさんなど大きなところに就職したりしていて、ここももう1つの後悔ポイントです。

自分は最終的に、大手のSIerに就職を決めました。
入社を決めてから、ようやくちゃんと能動的にプログラミングをやり始めた。研究室のテーマもありアプリケーションを実装したのですが、それまでの授業での「こういうアルゴリズムを書いてください」というものではなく「ものづくり」という感じですごく楽しくて、最初からちゃんとやっておけばよかったなと強く感じました
そこからは、昼にプログラミングをやり始めて気づいたら朝、みたいなのがわりと当たり前になっていました。

​​2. 前職までやっていたこと

SIerとしてキャリアをスタートしたのですが、いわゆる上流側だったこともあり、プログラミングのプの字もないような日々でした。パワーポイントやエクセルしか触っていなかった気がします。
「働くとはこういうことなのか」と感じつつも、当時は今ほど転職が当たり前という雰囲気でもなかったので、石の上にも三年かなと思いその会社で頑張っていました。

「ここでは書けないようなすごい世界も経験させてもらいました…」と語る並木

新卒入社して4年ほどが経ったタイミングで、「自分がやりたいことはこれなのか」と改めて若干迷子になりはじめました。
当時はエンジニアによる「SIerからWeb系に転職して人生変わりました」といった発信が増え始めていたこともあり、自分もそれに感化され、結果として当時20人ぐらいのWeb系スタートアップに転職しました。

飛び込んでみたのはいいものの、最初は世界観が違いすぎて色々と戸惑っていました。
スピード感が全く違ったり(SIer時代は例えばconfigを1行変えるだけ、といった小さな修正内容のリリースでも1ヶ月かかったりしていました)、動く金額も桁違いに大きかったり、いる人の雰囲気も全く違っていましたね。
あとは何より、プログラミング = 楽しいもの を一日中やっててお金がもらえることに逆に驚いていました。それまでは仕事 = 辛いもの 、という認識だったので。

転職してしばらく経ったあたりで、いつか一度海外に行きたいと思うようになり、ワーホリなどの絡んでくる要素を考え逆算したところ、すぐに行動起こさないと、という結論に至りました。
3ヶ月ぐらいフィリピン留学に行ってみたりして、そのときもいい感じに仕事も入ってきていたので、一度フリーランスになりました。
株式会社カナリーとはこの頃に出会い、少しずつ業務委託としてコミットするようになりました

話は戻りまして、「海外に行く」という目標を達成するために色々調べたところカナダが良さそうだぞとなり、初めは学生という形でカナダへ渡航しました
ですがちょうど新型コロナの流行とぶつかってしまい、せっかくカナダに渡ったもののイベントごとなどもなく、授業もほぼオンラインでした。
学生をしばらくやったら就労ビザが出たので、そのまま現地でWeb系の教育関連スタートアップに就職しました

日本との時差は大きかったですが、カナダからカナリーの副業も続けていましたね。(笑)
リモートOKで時間もフレキシブルだったのと、何よりカナリーのメンバーがすごくウェルカムムードを作ってくれていたので、カナダからでも続けることができました

カナダで1年ぐらい勤めたところで、ビッグテック企業のレイオフなどがアメリカなどで相次いでいた時期に、突然自分・CEO・CTOの会議が設定されたんですよね。
あ、これはいよいよ自分もレイオフか、、と覚悟して臨んだら、逆に

  • 自分以外(=並木さん以外)のエンジニアが全員レイオフになった

  • CTOも退職予定だ

ということを告げられました。まさかの、という感じでしたね(笑)
さすがにこれは逆にキツいぞとなり、1年間やったしというのと日本のコンビニも恋しくなってきていたので、退職して日本に戻ることを決意しました。

2023年の夏頃に日本に戻ってからは、ちょっとゆっくり過ごしつつ転職先を探していました。
そのときはご飯がなんでも美味しいことに改めて感動していました。日本のコンビニ飯を泣きながら食べてました。(笑)

3. カナリーを選んだ理由と、選んでみた結果はどうだったか

いくつか転職先の候補はあったのですが、最終的には熱烈に誘ってもらっていたカナリーに決めました

ジョインを決めた理由としては、人の良さや開発組織の裁量の広さ、風通しの良さなどがありました。
副業時代はBtoC 部屋探しポータルの「カナリー」のアプリチームに所属しており、チームのメンバーと仕事を進めていく上で良い人が多いというのは感じていたのですが、Slackの他のChannelを覗いたりして、会社全体がそういう雰囲気なのかなと見受けられました
裁量や風通しも人の良さに通ずるものかなと思います。実際に副業で入っていて働きやすかったという実感値がありました。

元々片足を突っ込んでいたというのもあるので、入社後のギャップはありませんでした。
入社後は副業時とは違うBtoB SaaSの「カナリークラウド」のチームに所属することになったのですが、蓋を開けてみてもやはりみんな良い人でしたね

4.今の仕事について

今は「カナリークラウド」のバックエンドをメインに開発しています。
部屋探しポータル「カナリー」は10->100ぐらいのフェーズだと捉えているのですが、カナリークラウドは0->1を超え1->10ぐらいのフェーズかなと思っており、ある程度開発速度も求められる中でガンガン機能開発をしています
ただ、過去の負債とも向き合いつつ開発を進めるという感じなので、どのタイミングでどれだけリファクタリングするべきかなどを考えたり、設計段階でもオーバースペックにならないようどこまでやるかなど意識したりしながら開発に励んでいます

あとは、懐かしさからたまに、副業時代にいた「カナリー」のアプリチームのPull Requestを覗いたりしています。(笑)

加えて、採用の面談や面接を担当することも多いのですが、そういった採用周りを良くするためにも試行錯誤しています
根幹としては、シニアソフトウェアエンジニアのポジションとして組織全体にレバレッジを効かせるにはどうすれば良いかという問いがあり、それを常に考えています。
組織のレバレッジを効かせる手段は他にも色々あると思うのですが、入社したてというのもあり採用に力を入れた方がワークするのではと思い至ったのがスタートでした。

具体的にやっていることとしては、面談や面接の「型」を作っていく動きや採用定例でのナレッジ共有などです。
今後は他のメンバーに対する面談や面接のenablingにも注力していきたいですね。特に技術面接を高いレベルで行えるメンバーを増やしたいです。それがレバレッジとしても最も大きいと思うので。

5. 休日は何してる?

冒頭でもお話したのですが、日本に帰ってきてからは興味を持ったことにとりあえず手を出してみるというスタンスで色々やってみています。ここ1年くらいだと、放送大学に入学して心理学を学んだり量子プログラミングとかRISC-Vとかをちょっと学んでみたり
あとは寿司を握ってみたり和菓子を作ったりイラストを描いたり3Dオブジェクトを作ってみたり

あんまり1つのことにベットしてないですね。カナダにいたときは新型コロナと言語の壁などの影響でフットワークがどうしても重くなってしまっていたので、その反動で今は興味ドリブンでとりあえずつまみ食いしてる感じです。

とにかく思いついたらやるようにしています。
…計画性がないだけかもですが。(笑)

6. モチベーションの源泉と、その理由

小さいチームサイズに対して、インパクトが大きいことができるというのがモチベーションとしては大きいですね。

例えば、部屋探しポータル「カナリー」のアプリは副業当時は3~4人のチームで開発していたのですが、それが全国でテレビCMを放映されるまでに成長したりとか。この人数規模でこんな大きいことができるプロダクトを作れるのか、と感動します

SaaSの「カナリークラウド」だと、使いやすさやビジネスツールとしての出来の高さなど、いかにビジネスとしての利用に耐えうるものを作れるかが重要だったり、かつプロダクトを継続的に改善していくことを考えながら開発していける楽しさがあると思います。

7. カナリーのカルチャーについて

高いHRT(※)の上で、各々が自分の裁量で動いていることですね。
具体的なエピソードがあるというよりは、常にそれを感じながら働けています。正直なところ真逆の環境で働いていた経験もあるので、だからこそすごいなと思います。

※HRT: 謙虚(Humility)、尊敬(Respect)、信頼(Trust)の頭文字を取ったもので、Googleが提唱するチーム開発におけるソーシャルスキルの3本柱

そういった高いHRTが「当たり前」になっている、だからこそ「カルチャー」なんだな。と強く感じます。

8. どんな人と働きたい?どんなチームを作っていきたい?

繰り返しになってしまいますが、HRTを大事にしている人と一緒に働きたいです。
HRTという土台がある上で、目標へ進むためのチームを作っていきたいです。

かつ、チームにおいての個人としてのバリューの出し方は人それぞれなので、その人なりのバリューを引き出せるような存在に自分もなりたいと思っています

9. 読者へのメッセージ

自分も採用に携わるものとして、「弊社に合いそうだな、一緒に働きたいな」と思った人にはちゃんとカナリーの魅力を伝えていきたいと考えています。

カジュアル面談や面接でお会いすることもあるかと思いますが、お話する方の全力を引き出すのが面談・面接を担当する者の義務だと思うので、楽しくお話できるよう頑張ります!(笑)

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