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元人事マネージャのフリーランス求人ライターがカナダ移住後に目指すもの|112日後に家族でカナダ移住する脱サラ夫婦

こんにちは、さやです。
(写真は、無性に野菜が食べたくなっていただいたサラダランチです。)

家族でカナダ移住まで、あと112日。

3日ほど、noteをお休みしておりました。
長時間の人事コンサルの仕事が続いて、1秒でも睡眠時間を確保する必要があったためです。

この3日間、webライターではなく、人材育成系の仕事をしていました。

バタバタと忙しく過ごす中で、「あ、私がやりたいのはこういうことかも」という理想像が少し見えた気がするので、言語化しておこうと思います。

◆採用の仕事が好き

出会いをつなぐおしごと。

人事系webライターとしてコラム執筆したり、求人サイト記事を作ったりする中で、気づいたことがあります。

私は、すごくライティング業務が好き。
でも、同じくらい採用の仕事が好き。

人と企業が出会って、どちらにとってもハッピーな未来が続いたら、すごく幸せなことですよね。

働くって、本当に大変なことです。
体や心を壊すくらい、辛い思いをすることもあります。

でも一方で、毎日が楽しくて、やりがいがあって、誰かに貢献できている!  私ちょっと成長してるかも! っていう実感ともに、自分を夢中にさせてくれるのも、仕事だったりします。

人にとって仕事はとても大事。
仕事を楽しむには、自分にあった仕事選びが大事。

この、仕事と人の良い出会いに貢献できたら、すごくうれしいことだなと思うのです。

◆カナダで採用の仕事をするのは難しい

英語がペラペラだったら話は違っていたのかも。

一方で、カナダ移住後に採用の仕事を続けられるかというと、難しいだろうというのが今の考えです。

仕事のチャンスで言えば、思っていたより日本企業のフルリモート採用担当の求人はあります。

でも、13-14時間の時差や、実際に企業を訪れることができないジレンマを考えると、私にはリモート採用は向かなさそうです。

それに、求人ライターの仕事もとても楽しいし、この機会にたくさんの企業に触れ合いたいという気持ちもあります。

以前noteで記載した通り、私は求人ライターの仕事を満喫しているので、このまま続けたい気持ちもあるのです。

カナダで生活する間は、時間の融通が利くフリーランスとして、求人ライターを中心としたwebライティングの仕事を続けるだろうと思っています。

◆採用の仕事はずいぶん変わってきている

時代の変化ってすごい。

それからもう一つ、実感していることがあります。

求人の仕事って、ずいぶん変わってきたな、ということ。

私が社会人を始めたころ、中途採用の手法はハローワークや求人広告が主流でした。

企業が何らかの媒体に求人広告を載せて、求職者から応募するスタイルです。

しかも、新聞広告折込チラシ、街中で無料で配られている求人情報雑誌など、紙媒体がほとんどでした。

それから、だんだんとweb上の求人広告が台頭していきます。
リクナビだマイナビだ! って、新卒採用だけでもいろんなサイトが流行しました。

そうこうしているうちに、今度は人材紹介サービスがかなり勢いを見せ始めます。

高い紹介手数料を支払う代わりに、企業にマッチする人材を、人材紹介のプロフェッショナルに紹介してもらうスタイル。

人材紹介会社の数もものすごく増えて、「人を雇うのってすごくお金がかかるな…」と日々実感するような期間が長くありました。

そうこうしているうちに、採用の世界に大きな衝撃が走ります。

「即戦力採用なら ビズリーチ!!」みたいな印象的なサービスに象徴されるような、スカウト型(ダイレクトリクルーティング)手法が一世を風靡したのです。

求職者が企業に応募するのではなく、企業が求職者に直接声をかけるという斬新なスタイル

ハイクラス層を中心に、自分のキャリアを企業に選んでもらうという、これまでと大きく異なる転職手法があっという間に広がりました。

海外ではメジャーなLinkedInが日本でもはやり始め、スカウトやヘッドハンティングが身近になります。

そのころから、「採用広報」なるものが台頭し始めます。

企業が積極的に自社のPRをすることで、求職者からの応募を狙う広報活動です。

パーパス経営なるものが定着し、どんな目的や大義を掲げて企業が存在するのか、どんな想いの社員が働いているのかは、求職者が企業を選ぶうえでの大きなポイントになり始めたのです。

これまで緩やかにつながっていた人事部と広報部は、少しずつ歩みを揃えて、ともに優秀な人材獲得に注力するようになりました。

人口減少の影響もあり、企業は「選ばれる対象」としての自身を強く意識し始めたはずです。

同時に、採用情報のデータ化・DX化が進みます。

今まで採用担当者や管理職の勘や経験に頼り切っていた採用活動は、人材のデータ化や、web上で展開される採用活動のデータ分析などが進み、「職人技」ではなくなってきたのです。

「コンバージョン率」なんてマーケティングの人しか使わないのかしら、と思っていた用語が、採用活動で当たり前に使われるようになってきました。

これからも採用の世界に身を置きたいなら、このたった10年ちょっとの間に激変した採用環境を真摯に捉え、今後の社会を見据えたうえで、必要なスキルをアップデートしていかなくてはならないのだろうと思います。

◆いつか採用の本丸業務を担うとしたら

仲間ってやっぱりいい。

もし、カナダ移住後に日本に帰ることがあるとすれば、私は、また採用の仕事をするのではないかと思います。

人事業務全般が好きなので、人事部に所属しつつ、採用担当ができたらいいな、と。

でも、そのときは、今まで私がやってきた採用の仕事とは、中身も手法も大きく変わっていることでしょう。

そんな未来があると見据えて、私には今やりがいことが少しづつ見え始めています。

●やりたいこと1.マーケティングを学ぶ

マーケティングの何たるかは、まださっぱりわかっていない。

ひとつ目が、マーケティングの知識や実務経験を積むことです。

前述した通り、採用の仕事はほぼマーケティングの仕事になりつつあります。

企業の魅力を、正確に、魅力的に、効率的に求職者に届ける。
採用手法の実績をデータ分析しつつ、トライアンドエラーを繰り返す。

そんな採用活動をするためには、労働基準法とか、男女雇用機会均等法とかの知識だけでは太刀打ちできません。

今後も紙媒体での採用活動に振り戻されることは少ないのだから、web上で戦える技術が必要です。

だからこそ、マーケティングを勉強したいと思うのです。

今現在、やってみたい具体的なマーケティングの勉強は3つ。

①webマーケティングの企業でSEOライターとして働く

これは、実は今まさに実現している最中です。
先月webマーケティング企業で、採用関係のSEOライターとして契約させていただきました。
仕事を通して、SEOや集客の知識を身に着けたいと思っています。

②採用コンサルでデータ分析の仕事をする

これは最近思いついたことです。

今、採用効果をデータ分析して成功につなげるような取り組みがあちこちで行われています。

このスキルは、今後採用の仕事をするうえで必須になるでしょう。

フルリモートで採用コンサルの補助業務的な仕事をさせてもらいつつ、自分の知識と経験を蓄えたいなと思っています。

③カナダのカレッジでデジタルマーケティングを学ぶ

夫が通う予定のカレッジに、私も通いたいなと思っています。

夫婦同時に学生になると家計的に苦しいので、夫が卒業した後か、学生期間後半になってからかな、と。

IT関係の進んだカレッジなので、最新のデジタルマーケティングを勉強できるのではないかとウキウキしています。

マーケティングの力をもって、採用に生かせるようになりたいなと思っています。

●やりたいこと2.多くの企業の採用活動に触れる

世の中にはいろんな仕事があるんだなぁ。

私はこれまで企業の採用責任者をしてきましたが、自社以外の採用の実態を把握していません。

フリーランスとしてカナダに滞在する間、少しでも多くの採用活動にふれたいと思っています。

それは、現在の求人ライターもそうですし、前出の採用コンサルの仕事もそうです。

本当に機会があるならば、カナダの企業にも触れるチャンスがあると良いな、とも思っています。

マーケティングも大事ですが、やっぱり採用は採用。

採用活動に触れ続けていたいのです。

◆先のことはわからないけど、目標は自分を強くするから

この道を行けばどうなるものか(by猪木)

ずいぶんと暑苦しく採用への想いを書きましたが、正直カナダ移住後に日本に戻るかはわからないし、もっと別の楽しみを見つけて、あっさり採用の仕事なんて忘れてしまうかもしれません。

しかし、これが現時点でたどり着いた私のやりたいことで、今ワクワクする夢です。

35歳にして、私のキャリアはまだまだこれからだな! っていう気持ちにすらなっています(笑)。

先のことはわかりませんが、「こうありたい」と思うものがあると、日々の生活に目的が生まれます

そして、目的のある生活がもたらすパワーは、なんとなく生きてきた私が、カナダ移住という夢を見つけ、脱サラしてフリーランスになるまで行動をしてきたことからも明らかです。

飽き性なのでどこまで続くかわかりませんが…あまり先のことばかり考えすぎず、今を楽しんでいこうと思います!


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