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いつもどこにいても

ここ数日は、怠惰な時間が多かったせいで、ちょっと圧迫気味でした。肩こりも酷い。27日の金曜は、夜に年賀状や年明け締め切りの郵便を出しに、鹿児島中央郵便局へ。入れ替わり立ち替わりお客さんがいました。ドイツ人の友人Sさんが郵便局にいて、立ち話をしました。これから年賀状を書くとのこと。

鹿児島中央駅前のイルミネーションは、薩摩切子のようなデザインでとても綺麗に思います。iPhoneで動画を撮ると、点滅して見えますね(以下の2個目)。

この後、大学で何かをしてました。たぶん、共同研究で試した長時間録音を、自動解析プログラムにかけた、と思います。

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翌日は、まじめに朝から大学に行って、マウスの世話をして、その後、ラボメンである局長の卒論チェック。データの整理をしただけで、出かける時間になりました。

キャンパスでは、駐車場の整備が終わった様子。夏にあった「#鹿大クスノキ守って」問題が、平和に決着したようで、よかったです。こう出来る、というのが僕らの提案でもありました(テレビにも出てしまった)。

前回の日記でもお伝えした、岩手浄法寺の漆のお椀で鹿児島のお雑煮を食べるワークショップでd鹿児島へ。

とても良いワークショップでした。出汁から取るワークショップは、何をしなくとも和みますね。

この日は、そのままマルヤガーデンズで本を買ったり、知人と話したり、メガネを選んだりして、夜まで過ごしてしまいました。帰宅後、ゆとりさんのグラタンを食べました。

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翌日29日は、年内で大学に行く最後の日にしました。実験室の様子を見て、その後、卒論の最終チェックです。昼間をグウタラしてしまったので、時間がありません。一生懸命やりました。


帰宅して、お風呂に入ってご飯を食べて、帰省の準備をしたら、もう朝で、一睡もせずに空港へ。途中、怠っていたメールの返事なども。どこでも仕事ができますね。

鹿児島空港から伊丹ではあまり眠れず、伊丹から仙台では爆睡してしまいました。仙台駅まで移動して、駅前のアエルにある丸善で本を二冊購入。父・茄子ヒロシが車で迎えにきてくれました。年末で割と渋滞。実家に帰ってお昼を頂きました。妹がコタツで寝ています。食後しばらくして、他界した祖母の部屋で仏壇に向かったあと、僕もコタツで昼寝。結界ですね...

起きて、荷物を展開し、もう晩ご飯。

煮物の味付けをする際の順序などについて、議論しました。奥が深い。母は最近手が痛いので、もともと料理をする父が、母がよく作る料理も覚え始めました。唐揚げは、母の味を再現している。

松田龍平主演の、芥川龍之介が上海に行く話のドラマをNHKで見ました。映像美がすばらしく、とても楽しめました。

入浴後、論文の査読をしました。以前も見た論文が直されてreviseで回ってきたものです。そんなに時間はかからないだろうと思って眺めましたが、イマイチな部分があり、ちょっと時間をかけてしまいました。スッキリ直して欲しい...

年末年始のお休みも、1日1つくらいは、何かを終わらせたいです。どこでも、こつこつ小さくでも終わらせましょう。

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ところで、今月とある病院でお医者さんと交わした内容です。僕はこの病院に通って、漢方を主にもらっています。鹿児島弁がなかなかきつくて、すこしボソボソ話す方なので、聞き取れないことも多いですが、僕はこの先生が好きなのです。

年末年始の慌ただしさ、昨今の大学事情などの話を、世間話程度にしました。「昔は製薬会社も寄付や共同研究費をたくさんくれたけど、今は大変でしょう?」みたいな。フローサイトメトリーという実験をよくやっていたそうで「なるほど、処方する際も論文でのデータの話をよくしてくれるわけだ」と納得しました。

ツーハイとかもやってました」というので「yeast two-hybridのツーハイですか?」と聞き返してしまいました。懐かしい実験手法です。「こんな話、なかなか患者さんとしないので」と。僕はやったことないですが、大学院ではやってる人がたくさんいました。その方法は、生理現象や病気の原因遺伝子を探すのによく使われるのですが、先生もそのような研究をされていたそうです。世界の他のラボと争って、ライバルが先に遺伝子を見つけてしまったそうですが、

負けて良かったです

と笑顔で仰いました。

なんで負けて良かったのか、聞き取れませんでしたが、なんとなく、分かる気がしたのでした。

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