『チョイト姐さん 思いで柳』と、二度と戻らない愛
シネマヴェーラの特集上映「秋の新東宝祭り」で上映された、1952年のモノクロ作品。関千恵子と高島忠夫(高島は本作が映画初主演だとのこと)が若い恋人どうしを演じる歌謡映画。
愛を誓い合った若いふたり
『チョイト姐さん 思いで柳』(1952)は、芸者の豆千代(関千恵子)と、彼女と幼なじみでいまは恋人同士の信一(高島忠夫)の愛情を描いた作品です。本作には、芸者がお座敷で披露する歌や踊りを映画館で追体験できるというセールスポイントがあり、三味線を弾き、歌う場面も多く盛り込まれていま