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オンラインイベントはブームじゃない! クリエイターとつくる新たな舞台

こんにちは。Campのイベントプランナー、服部です。

梅雨まっただ中の6月中旬、Campは「オンラインで満喫する“おうちピクニック”」をテーマに、グラフィック、音楽、本、ファッションなどさまざまなジャンルのクリエイターさんに参加いただき「Camp Online Market Vol.1」を開催しました。

当日の天気はあいにくの土砂降りでしたが、開催前に公開したnote「#StayHomeも梅雨も関係ない!日台作家が集う“ほぼリアル”マーケット」のタイトル通り、“場所と天気を問わない”というオンラインの強みを活かし、まったく問題なく予定通り開催することができました。ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

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▲オンラインマーケット会場の様子。小さくわかりにくいですが、各テーブルに集まっている丸いアイコンは参加者のみなさんです。賑わっています!ちなみにカメラに写っているのは、左から、イベントチームの澤木、服部(緊張のせいか、顔がこわばっている......)。

このnoteでは、新たにオンラインでも活躍する場所を広げたい! というクリエイターさんに向けて、イベントの開催模様をまとめました。「オンラインイベントに興味がある」「 参加してみたいけどどうしたらいいの?」という方は、この記事の最後にあるメールアドレスから、ぜひお気軽にご連絡ください。「何か一緒にできるかも!?」という企業の方からのご連絡も大歓迎です!

■ホワイトボードとコミュニケーションで“ほぼ”リアルマーケットはつくれる!?

これまでCampが企画・運営を行ってきたリアルなマーケットイベントでは、お客さまがブースに陳列された作品や製品を見たり触ったりしながら、クリエイターさんと直接コミュニケーションをとれるのが、大きな魅力のひとつでした。

「オンラインマーケットをやってみよう!」と思い立ったとき、まず考えたのがそんな“コミュニケーションの楽しさ”を再現できないか、ということでした。そこで、ZoomやWhereby、Spatial.Chatなどさまざまなオンラインミーティングツールを使って試行錯誤した結果、オンラインでマーケットでの対面コミュニケーションに近い感覚を実施できそうだと感じ「Remo」にたどり着きました。

※Remoとは?
Webでの会議やイベントができるツール。参加者は、URLをクリックするとテーブルがいくつも設置された一つのイベント会場のようなオンライン上の空間に入れます。
ダブルクリックでテーブルからテーブルへ移動が出来、そのテーブルの中にいる人と、オンライン上の空間だけでコミュニケーションを取ることが出来ます。 
公式サイト:https://remo.co/

Remoを使う決め手のひとつとなったのが、「ホワイトボード」機能が備わっていること。模造紙のような無地の画面には10種類以上のツールがあり、画像の貼り付けや文字の打ち込み、そしてURLが埋め込めたりと、自由度高く編集することができます。

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このホワイトボードをテーブル(ブース)に見立てることで、リアルマーケットのように、「作品や製品を見ながら、作家さんとのコミュニケーションを楽しむことができるんじゃないか......!?」と期待した結果、このアイデアは大成功。

5月の連休に行ったプレイベントでも「実際のマーケットみたいに、作品への想いを聞くことができてたのしい!」「なんなら、リアルより話しかけやすいかも」とご好評をいただき、「“ほぼ”リアルマーケット」を体験できる場となりました。

「でも、ホワイトボートって、具体的にはどうやって使うの?」という声も聞こえてきそうなので、ここからは実際に参加いただいクリエイターさんの個性豊かなホワイトボードを紹介していきたいと思います。

みなさんすてきなブースをつくっていただいてたので、本当は全員分紹介したいところなのですが......。今回は、当日のブース内のエピソードも交えつつ、特に印象深かったホワイトボードの展示をお届けします!

1.ユーモア溢れるグッズに釘付け「Wei Hsuan」

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まずは、台北出身・東京在住のイラストレーター「Wei Hsuan(ウェイ シュエン)」さん。

昨年末、大阪・阪急うめだ本店で開催したCampの自主企画「SOUQイラスト百貨展」にも参加いただいたWeiさんのブースには、ユーモア溢れるグッズやZINEがずらり。
SOUQではお目にかかれなかった、紙粘土のリングスタンドや小物置きなどの出品も。とくにオンラインマーケット限定の張り子の置物「Maneki neko」がなんとも可愛らしい......。

わたしがブースにお邪魔した際には、ホワイトボード中央のスイカの小物置き「Watermelon chair」に、ヤシの木(ホワイトボードには未記載の商品)を何本組み合わせるかWeiさんがお客さまと一緒に真剣に悩んでいて、そのほほえましい光景に思わずクスッと笑ってしまいました。

2.ホワイトボードの使いこなしが一流!「BIG ROMANTIC RECORDS」

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東京と台北を拠点に、世界の浪漫溢れる音楽を紹介するレーベル「BIG ROMANTIC RECORDS (ビッグロマンティックレコード)」さん。以前から、渋谷でCampが運営を行っているカルチャーマーケット「渋谷デザイナーズマーケット」や、多摩ニュータウンの廃校を使ったフェス「NEWTOWN」でもお世話になっています。

そんなリアルイベントでの搬入の際には、BIG ROMANTIC RECORDSさんの商品が入ったカバンをわたしが持つ場面があったのですが、「ひとりでこんなに重いカバンを持ってきたの!?」と心の中で呟いた記憶がありました。オンラインマーケットでは重たい荷物を持ってひとりで搬入……なんてこともありません! ブースに遊びに行ったときには、重たい荷物で疲れることもなく、笑顔でカメラの前に座っているBIG ROMANTIC RECORDSさんにお会いすることができました。

さっそくグッズをご紹介いただこう! とホワイトボードを覗いてわたしは思わず、「すごいっ!」と声を出してしまいました。聞けばRemoに触れるのは初めてだったそうですが、画像のレイアウトや雰囲気づくりなどホワイトボードの使いこなしがびっくりするほど上手だったのです。いちばん驚いたのは、画面中央の斜めに並んでいる赤いレコードにYouTubeのURLが埋め込めこまれていたこと。

なんとレコードをクリックするとYouTubeにアクセスし、レコードの音源が試聴できる仕組みになっていたんです。訪れた人みんなが、ワクワクした顔でふだん触れることの少ない音楽を聴いているのが印象的でした。

ホワイトボードは、クリエイターさんの数だけ何通りもの見せ方があります。商品の並べ方、装飾、URLの埋め込み方、運営側でもとても勉強になることがたくさん詰まっています。

3.本屋×オンラインマーケットの新しい形を発見「BOOK TRUCK」

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公園や駅前、野外イベントなどの行く先々に合わせて、その都度品揃えや形態が変わるフレキシブルな移動本屋「BOOK TRUCK(ブックトラック)」さん。「渋谷デザイナーズマーケット」や「渋南マーケット」など、Campのイベントでもおなじみの出店者さんです。

いつものマーケットでは、水色のボディが目印の車で会場にお越しいただいていますが、今回はご自宅からの参加。まず目に飛び込んできたのは、三田さんの背後にずら〜〜〜っと並ぶ、数えきれないほどの本!(さすがは本屋のオーナーさん……) 今回のオンラインマーケットでは、通常の出店形式だと商品数が膨大すぎるため、特別に新刊書、古書、洋書、リトルプレス、雑貨などから、おすすめ15冊をセレクトしていただきました。

ちなみに、オンラインショップにアクセスすると、ホワイトボードにはなかった本の中身をチラ見できるコーナーも。まるで本屋さんで立ち読みしているような気分になって、つい長居してしまいました。

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▲BOOK TRUCKさんのオンラインショップより(https://booktruck.stores.jp/

4.カメラに写るのはクリエイターだけじゃない!「MIN BAGGAGE」

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こちらも以前から、「渋南マーケット」などに出店いただいている、帆布と別素材をかけ合わせたバッグブランド「MIN BAGGAGE(ミンバゲッジ)」さん。

ラインナップは定番商品に加え、テキスタイルブランド「netuii」さんとのコラボレーション商品「MUSUBI ECO BAG」も販売しました。netuiiさんとは、渋南マーケットがきっかけで知り合ったそうで、MIN BAGGAGEさんの帆布のバッグにnetuiiさんが描いた柄が組み合わさり新しい作品が誕生しました。これからオンラインマーケットでもこういう出会いがあると、企画・運営者としてもとっても嬉しいです!

またブースでは、実物のバッグを画面に映しながら接客するMIN BAGGAGEさんの姿がありました。実際に商品を手にとることはできませんが、画面に映るバッグをみながら会話しているお客さまとクリエイターさんの姿は、まるでリアルマーケットの会場にいるような感覚に。気づけば初めましてのお客さまとも仲良くなり、話が止まらない場面も。最近は、初めましての方とお話しする機会も少なかったので、新鮮でちょっぴりドキドキする気持ちを味わうことができました。

■最後に

わたしたちは、オンラインマーケットという新しいかたちが、一時のブームや代替手段とは考えていません。

イベント始動から3ヶ月、世の中は少しずつ元の生活に戻ろうと動き始めたように思えました。百貨店やテーマパーク、野外イベントなど、正確な指針のないなか、それぞれに万全と思えるコロナウィルス対策を行いながら、順次営業を再開しているところもあります。

もちろん、このままなにもなくコロナが終息して、人々がリアルな場所に戻ってゆくのが望ましいですが、残念ながら現在の東京の感染者数の増加を見ても、少なくともしばらくは「日常は変わった」ととらえるほうが現実的です。

リアルが戻ってくればオンラインと融合したマーケットに。それがしばらく難しければ、オンラインマーケットを日常として当たり前に楽しんでもらえるように。回を重ねることでクリエイターさん・お客さま・関係者のみなさまと一緒に成長したいと思っています。

まだCampが出会えていないクリエイターさん、そして過去にご一緒してくださったクリエイターさん、みなさんの活躍する新たな場所をオンラインマーケットで見つけてみませんか?

「Camp Online Market」に参加してみたい、興味のある方はぜひこちらのメールアドレスまでご連絡ください。

→event@campsite.tokyo

次回「Camp Online Market」は、8月7日(金)・8日(土)に開催決定! 「妄想東京・脳内台北”」をテーマに日台クリエイター約15組が集います。みなさんぜひ、実際の展示の様子を見に来てください。クリエイターさんごとに趣向を凝らしたブースはきっと刺激になりますよ。ではまた、真夏の涼しいオンラインマーケットでお会いしましょう〜!

*「Camp Online Market Vol.2 ”妄想東京・脳内台北”」の詳細はこちら!
https://www.facebook.com/events/280559093272303


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Campは、パートナーの想いに向き合い、コミュニケーションデザインの観点で課題を見出し、その解決に取り組む、クリエイティブエージェンシーです。https://campinc.tokyo/