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朝の15分~映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』~

「朝の15分でいいから何か書きなさい。電話番で1日を終えるな。」

先日鑑賞した映画 『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』の中に出てきた印象に残ったセリフ。

リスニング力不足で、ずっと字幕に頼りきりだったため、英語でどのように表現したのか不明だが、映画の主人公だけでなく、私にも響く言葉だった。

映画は、作家志望の女性が、老舗出版エージェンシーで編集アシスタントをしながら、作家になる方法を模索していく、実話を元にした物語。

住み慣れた生活圏を離れ、それまでの自分を俯瞰しながら、自分が本当にしたいことを追い求めていく。

一方、私生活では、自分にとって本当に大切な人は誰だったのかに気づく。

公私両面において、ニューヨークを舞台に描かれている分かりやすいストーリーだった。

毎日、雑事のような仕事に追われているうちに、ニューヨークにやって来た本来の目的を忘れがちになるが、そんな時に受けた電話の主、サリンジャーの言葉が、主人公にその目的を思い出させてくれる。

冒頭のセリフは、noteを書いている自分にも向けられているように聞こえた。

なぜnoteを始めたのか、何で書き続けるのか、あらためて動機を振り返るキッカケとなった。

大した動機などないが、今まで何社か勤めてきて、何だか自分は組織に入っているのが向いていないような気がする時がある。

けれど、1人で出来る仕事というのは、何か特別な才能でもない限り、中々難しそうで…そんな時、何でもいいから書き続けることで、自分の中身を整理しているうちに、どこかに繋がるような気がして…

今でも道半ばで、他のnoterさんたちの記事を見ては圧倒される日々。

書くことも、仕事となると大変だが、今はせっかくご縁のあったnoteの場を、何気ないことを綴りながら楽しんでいる。

映画 『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』は、自分を見直すチャンスを与えてくれた。


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