朝すれ違う、父娘の成長
男性の育休取得の促進を促す改正育児・介護休業法が、4/1~施行されるという記事を見た。
そこで思い出したのが、ある父娘の姿。
いつの頃からか、私が出勤する際に、毎朝のように、道ですれ違う父娘がいる。
数年前は、スーツ姿の若いお父さんが、女の子の赤ん坊をのせた抱っこ紐を前にかけて歩く姿をよく見かけた。
きっと、娘を保育園に預けてから出勤していたものと思われる。
それからしばらくして、気が付くと、その女の子が保育園か幼稚園の制服姿となり、スーツ姿のお父さんに手を引かれて歩く姿を見かけるようになった。
そして今年のある朝、しばらく見かけなかったその女の子が、ランドセルを背負い、やはりお父さんと一緒に、並んで歩いている姿を見かけた。
『いつの間に、あんなに大きくなったんだろう!』
知らぬ間に小学生になっていた女の子を久しぶりに見て、思わず微笑ましくなってしまった。
名前も、住まいも、一切知らないけれど、その姿からは、確実に父娘の成長が見て取れて、面識のない私まで、何だか嬉しくなってしまった。
『いつまで、この父娘が並んで歩く姿を見かけることができるかな?』
晴天に恵まれた日の朝、満開の桜が舞い散る公園の前で、久しぶりにすれ違った父娘を見かけて、思わずそんなことを考えた。
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