永遠の輝きを放つ人
24歳の若さでこの世を去った、アメリカの俳優、ジェームズ・ディーンの遺した言葉。
生と死のはざまを埋めることができたら、つまり死んだ後も生き続けることができるなら、その人は偉大な人間だったと言えるんじゃないかな。
(If a man can bridge the gap between life and death, if he can live on after he’s dead, then maybe he was a great man.)
毎年、年末が近づくと思い出す言葉だ。
年末近くになると、来年のカレンダーや手帳を探しに出掛けるが、そこで必ず目にするのがオードリー・ヘップバーンのカレンダー。
実家用に、毎年彼女の等身大のカレンダーを購入するのが私の役目だ。
時々見たことのない写真があると、貴重品と見なして、切り取ることもある。
没後30年近く経つが、今だにカレンダーが店頭に並ぶということは、私のように、購入する人が一定数いるという事だろう。
あの独特の雰囲気と気品、チャーミングな笑顔を持つ人は中々いない。
死してなお、異国の地で稼ぐとは、いかに偉大な女優だったかということだ。
今は亡き先人たちの書籍や楽曲、絵画等が店頭や美術館に並んでいるのを見るたびに、『姿は見えなくなっても、生きている。』
そんな事を特に考えてしまう年の暮れ。
ジェームズ・ディーンが生涯で出演した映画は僅か3本。
彗星の如く現れ、駆け抜けて行った、永遠の若きスターが遺した名言は、今も色褪せる事なく、時を越えて、輝きを放っている。
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