このようなデマってどこから流れてくるんでしょうか?
私がマイナンバー制度、マイナンバーカード関係の情報を積極的に取得ている理由を前日の記事でも書きました。
Twitterにこのようなツイートがされていたので共有します。
別にこのツイートを晒して笑いものにすると言う意図は全くありません。私が前日記事の冒頭に書いた通り、「歪な形で国民に情報が伝わっている」というのを見事に表しているツイートだなと思っただけです。このツイート以外にも色々と歪に情報が伝わったために、デマをデマとして捉えることが出来ず、本当に信じ込んでしまう人が多く存在していることも確かです。
正直なところ、デマをデマとして捉えることが出来ない、と言うことがなぜ発生したのか、信じ込むに至った理由は何かを本当に知りたい。
マイナンバー制度、マイナンバーカードだけの話ではなく、最近で言えば新型コロナについても同じようなことが言えるかもしれません。
まず、このツイートで一番おかしなところは、買い物情報が役所に筒抜けになったと言うところです。マイナンバーカードを持ったことで買い物情報がなぜ筒抜けになるのか。そのロジックが分かりません。おそらく考えられることとして、マイナポイントを正しく理解していない人が、マイナポイントを貰い、それで買い物をすると、マイナンバーと紐付けされて情報が筒抜けになるのでは?と思ったのではないかと言うことぐらいしか思いつきません。
ご存じの通り、マイナポイントを正しく理解して入ればそんなことはないと言うことが理解できるかと思います。マイナポイントは最終的にはPayPayやWAONなどにポイントを付与しますので、マイナンバーカードと切り離されたところでの買い物をすることになりますので、役所や国がどうやっても知ることが出来ません。
このツイートで言われている預金口座が公金受取口座のことであれば、それはその通りですが、公金受取口座以外のことであれば、どうやって知り得るの?と言う疑問しかありません。マイナンバーカードを作っただけで何故銀行口座が分かるのか、そのロジックを知りたいものです。
故人の銀行口座情報を取得するには、税務署や国税局が国税通則法の税務調査に基づき各金融機関に取引照会を行うことで得られる情報です(口座番号だけではなく過去10年間の口座の動きまで取得できます)。役所に務める人にはそのような権限はないので、知ることが出来ません。また、預金者が故人になったからと言って、銀行からわざわざ役所に伝えることもありません。
あと、医療情報と言うことですが、もし、故人の方が国民健康保険に加入しているのであれば、受診した医療機関ぐらいは役所で分かるかもしれませんが、それはマイナンバーカードとは切り離された話ですね。
いずれの情報もマイナンバーカードを作成したから漏れるというものではないことは、ロジカルに考えれば否定できそうな内容です。しかし、それなりの地位にいる人ですらデマを信じてしまう。それが何故かを知りたいものです。
過去で言えば、2011年の福島第一原子力発電所に関するデマ、つい最近であれば新型コロナワクチンに関するデマがあります。いずれも冷静に考えればロジックとして矛盾があるとか分かるデマなのですが、何故か信じてしまう人は信じてしまいます。
もうこれは「真実はどうでも良くて、自分が信じたいものを信じるんだ」という信念すら感じてしまいます。
そもそもなんですが、タイトルの通り、このようなデマって一体どこから流れてくるんでしょうね?Twitterでツイートされていただけでは信じるに至らないでしょうし、ほんと不思議です。
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