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あるがままを受け入れよ【超訳】自省録25日目

・今日の超訳

すべてを与え、奪い取る自然に対して、従順と善意であれ。あるがままを受け入れよ。

・引用原文(第10巻24章より)

「すべてを与えまた奪い取る自然に向かって、教養ある慎み深い人間はつぎのようにいう。「あなたも欲するものを与え、あなたの欲するものを奪って下さい」と。ただし彼はそれを強がりでいうのではなく、ただ自然に対する従順と善意からいうのである。」岩波文庫 神谷美恵子訳 自省録より

・ちょこっと解説

・強がりで、やけくそで「なたも欲するものを与え、あなたの欲するものを奪って下さい」と言ってはならない。あくまで自然に心から言わなくては意味がない。

・しかし、このマルクスの考えは、日本人には馴染み深い。台風地震火山洪水…あげればきりがないほどの災害大国日本。そんな国では古来より諸行無常とい考え方が人々に浸透していた。人間にとって自然は、克服するべきものではなく、生かさせてもらうものなのである。この一事を忘れてはならない。

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