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iPhone12mini? それとも iPhone12ProMax?でも結局…

今回の本格カメラデビューのきっかけは、かれこれ半年ほど前にさかのぼります。

わたしはiPhone3GS時代からのライト?なiPhoneユーザーで(ちなみにAppleというかMacに関しては黒いPowerBook時代からのお付き合い)、デジカメは数百万画素レベルが主流だった時代を最後にスマホカメラだけで全て済ませていました。

最後のカメラは海外旅行へ行くのを機に購入したcanonだったかな?の300万画素コンデジだったと思います。たしかに旅先では色々と撮ったのですが、帰ってきてからめぼしいものをプリントして以降、まるで使われることなく無用の長物になっていました。元々あんまり写真に対するこだわりもなかった上、「撮りたい!」というタイミングで手元になかったりシャッターチャンスを逃してしまいがちだったことが原因だったと思います。

そのころは音楽にしてもWalkman~iPodの系譜でプレーヤーを持ち運ぶことが定番でしたが、iPhoneの登場で、音楽も、カメラ&写真も、通信機能も含めて全部まとめてスマホ1台におさまってしまうようになりました。

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そうなると、いつでも持ち歩いているから写真を撮ることにせよ音楽を聴くことにせよ「やりたい!」と思ったタイミングですぐできる即時性は、当時のわたしにとって音質や画質よりも優先事項となっていきます。しかもスマホのこうした機能はどんどん良くなる一方。スマホでいいや、というレベルから、スマホで充分、そして、今はむしろスマホのほうがいい、というレベルまで来ていると思います。

そんなスマホに頼りっきりの中、カメラ&写真については少し考える機会がありました。

そう、子どもの妊娠です。

親戚から「子どもできるならいいカメラで残してあげないの?ミラーレス一眼とか買ってあげようか?」なんて言われたので、身重の体で電機店をうろうろしてスマホ(当時はiPhone5Sだったかな?)よりも性能がよさそうなカメラを物色してみました。

が、「ミラーレス一眼?デジタル一眼?よくわかんないし難しそう」という心理的抵抗感から、もっと気軽に撮れそうなコンデジを探してみるも結局「うーん、なんかよくわかんないしスマホのほうがすぐ撮れるよねえ」と購入を見送りました。

ちょっといいかなー、と思ったCanonのコンデジをオトさんに相談してみたところ、オトさん的には全くそそられないとかで全然乗り気じゃなかったのも理由の一つです。


そして出産後、iPhoneの機種交換のタイミングで、「デジカメ買わないからその分カメラ機能の良いものにしよう」とiPhone8Plusを購入し、手軽に綺麗な画像が撮れて、疑似的とはいえボケまで含めて楽しめるスマホカメラの進化に概ね満足したのでありました。

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それから数年たった2020年秋。

再びスマホ買い替えのタイミングが巡ってきました。

折しも好きだったiPhone5Sあたりの角ばったデザインで登場するというiPhone12シリーズの噂を聞きつけて、これこそ買い替えるタイミング!とあれこれ調べ回る中で、カメラ機能の進化が一番気になっていました。というのは、2020年終盤から次の買い替えの時期までは何かと子どものいろんな行事ごとがあること、つまり数年間は子どもの撮影にカメラが相当活躍するであろうことが充分予想できたためです。

となると、当然カメラ機能を最優先した場合、お馴染みのiPhoneにおいてはかろうじて光学ズームもあるiPhone12ProMax一択になりますが、この数年間における我が家のガジェット環境は下記のように変化していました。


●子どもの時間つぶしや知育アプリ&手帳を電子化したい&電子書籍を読みやすくしたい&デュアルモニター代わりにしたい、といった理由でiPadmini5(←メィ専用)、iPad無印第7世代(←オト&コッコ用)を所有していたので、大型ディスプレイは不要。つまり、次のスマホは小さいiPhone12miniにしたい。

●オトさんが、手持ちのiPhoneSE(初代)のカメラ性能でコッコを撮ることにとうとう我慢できなくなり、昨年初夏10年来欲しかったというGRシリーズのちょうど発売されて間もないGRⅢを入手。(子ども妊娠中に乗り気でなかったのは、どうせならGRシリーズが欲しいということだったようです。)以降、家族で出かけるときのスナップショットはオトさんのGRⅢ任せに。ただし、光学ズーム機能はないので、子どもの行事ごとを考えるとiPhone8Plus以上の望遠機能(光学2倍)は欲しいとなるとiPhone12ProMax。ちなみに、GRⅢで撮り始めて以降、オトさんからiPhoneなどのスマホカメラは塗り絵チックだと言われ続けるようになる。

●諸事情により、Oppo2020も所有したため比較的新しいAndroidのわスマホカメラ機能もあり。でも美顔モードが勝手にかかっているのか、綺麗なんだけどなんだかすごい違和感がある。これがオトさんのいう塗り絵チックということかしら?そして、望遠機能は残念ながらデジタルズームのみ。


わたしの方が子どもと一緒にいる時間が少し長いので、シャッターチャンスを逃さないためにそこそこのスペックのカメラ機能は欲しい。ということはiPhone12シリーズがいい。そして、望遠だって光学ズームできるものがいい。でも、iPhone12ProMaxは大きすぎる(実際はiPhone8Plusとそんなに変わらないのですが)・・・。iPhone12miniでカメラ性能がProMaxと変わらないものがあればいいのに。

Androidも高画素数なものが多いし中には光学ズームもiPhoneより優秀なものもあるので、もちろん検討はしてみました。が、カメラ性能に妥協しないAndroidのフラッグシップ機となるとむしろiPhone12 ProMaxを超える金額になることが大半で予算的に厳しく感じました。

そんな比較をしつつ、やっぱり落とし所はiPhone12シリーズだよね、とシリーズのどれを買おうか物色する中で「スマホの写真って塗り絵チック」というオトさんの言葉や、Oppo2020の写真で感じた違和感が脳裏をチラチラ。子どもも赤ちゃん時代と違って荷物も少し少なくなり手の掛け方が変わってくる中でGRⅢで出てきた透明感のある写真を見ると、ちょっとこれまでのスマホカメラas No. 1の自信がゆらぎます。でもカメラなんて難しそう。結局使わなかったらもったいないし。すぐ撮れるのがやっぱり一番だよね、と言い聞かせます。

そこまで高額なお金を掛けるからにはスマホカメラのほうがデジタル一眼とかよりも出てくる画像が良いよね、という気持ちを強くしたくてデジタル一眼とiPhoneカメラの比較ブログや動画などを漁っていくと、「画質」のとらえ方がスマホカメラユーザーとデジイチユーザーと異なるんだ、とか、「センサーサイズ」とか「F値」とか「ISO感度」とか「現像」といった今振り返ればデジタル一眼&ミラーレス一眼ではおなじみの言葉がバンバン出てきます。

比較するには本当は全て理解した上じゃないといけないのでしょうけれど、とにかく書いていることを目で追うのが精いっぱい。とりあえず、スマホカメラと安価なコンデジはあまり差がないという理解でOKかな、と思いつつどのタイミングでiPhone12シリーズを購入しようか検討していたのが2020年の晩秋でした。


ところが、です。

早く買い換えたい動機の一つだった行事がコロナ禍の影響で保護者参観中止となります。


そうなると、モチベーションを半ば無理やり上げてでも購入しようとしていたiPhone12シリーズへの購買意欲が、急速に冷めていったのでした。

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