編集の仕事って文を書くこと?

私はいま、編集の仕事をしている。
担当は音楽系のWebメディアで、未経験から編集の仕事に就いた。

編集とは、文そのものを書く職業ではなく、本来は記事コンテンツの内容を企画したり、書いてくれるライターさんにお願いしたり、文章を校正したりする、マーケター的なポジションだと思う。(自分で書くこともたまにはあるけど)

なのに。

今いるチームでは、基本編集である自分が記事の執筆を担当している。しかも音楽系のメディアだから、単にSEOを意識した記事を書くというのではなく、ライブレポートとか、取材とか、高難易度の文章を書かないといけない。

ライブレポートは文字量が5000字以上がザラだし、音楽的な知識が必要だし、とにかく文章を情緒溢れる感じで(無駄に)美しく書かないといけない。
アーティストへの取材記事は、まずブッキングの交渉からはじまり、より高度な音楽的知識が必要だし、取材前の事前準備は相当な時間がかかるし、文字起こしして文章にまとめていくのもめちゃくちゃ大変。しかも自分たちのメディアは10000字前後の超ロングインタビューを掲載するという(謎な)方向性でやっているから、もう白目。

なんでこんなに文句を垂れているのかというと、私はとにかく文章を書くのが苦手だから。

小さい頃から国語が大の苦手で、テストでは20点を取っていた。
頑張っても頑張っても読解ができず、困り果てた私は大学受験における国語のセンター試験で、逆から文章を読むという戦略を取っていた。
まじかよ、と思うかもしれないけど、数学が得意だった私にとって逆から文章を読む、つまりストーリーの結論が先に見えた状態で文章を読み始めたほうが、理解しやすかったのである。

そんなこんなで、話がちょっと逸れてしまったけど、なにを言いたいかと言うと、今、キャリアをめっちゃ悩んでいる。

そもそもなんで編集に入ったのよ?って感じだけど、求人には新規事業(=音楽系メディア)の立ち上げって書いてあったし、編集だし、マーケティング的なことができると思って受けた。面接でも文章執筆能力については聞かれていない。

なのに!!
なんでこんな、自分の苦手なライティングスキルを日々頑張らなあかんねん!
私がやりたいのはマーケティングなのに!!

というフラストレーションが毎日溜まっていてヤヴァイ。イライラで沸騰しそう。

この業務は絶対に自分に合わないし、そのスキルを伸ばしたいとも思ってないし、ってなった瞬間に全てのモチベーションが消え去る。すでに消え去っている。

まずは会社に「本来の編集業務とはこういうもんじゃ!」っていうのを反論して、「文章を書かない編集マン」を認めてもらおうか。それが叶わないんだったら編集から別ポジ(マーケティング)への移動を打診、それも無理ゲーだったら転職しよかな。

でもさ、今の会社給料安いんだよね。安い給料でやりたくない仕事してる今の自分なんなの?って思っちゃう。はよ転職する、が正解なのかな。

終わり。

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