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写真を見て撮影者が分かる

「あ・・・ありのまま今起こった事を話すぜ」
という有名なコピペがある。
今まさに、そのショッキングな出来事の片鱗を味わった・・・。

ボクは、昔の同僚とメール文通をしている。
だいたい1ヶ月に2往復くらいのペースかな。
それで今晩、その同僚からのメールが来た。そこにはこう書かれていた。

「価格コムの●●さんって、西川さんですよね。」と。

価格コムでは、ボクは本名を出していなかったし、その同僚に告知してもいなかった。内容もカメラの情報しか書いてなかった。にも関わらず、「西川さんですよね。」というのだ。質問ではなく、はてなマークさえ無い、断定に近い付加疑問文。「見た瞬間分かりました。」と言うのだ。
これは、作り話ではない本当の話。

いや、別にバレても良いんだが、写真見ただけで分かるというのがあまりにショッキングで信じられなかった。
まあ、写真に写っている内容から推測してバレるという話はあるかも知れない。自宅窓から見える風景とか。しかしボクの場合、掲載している写真のほとんどが、製品としての「カメラ写真」と、作例としての「花写真」しかないのだ。これだけでは通常、撮影者を特定することは不可能に思える。

ボクの写真は、流行やトレンドのようなものを追わず、自分のポリシーだけにこだわったものであるから、あまり一般受けするようなものではないということは最初から分かっている。特に花の写真で一般に好まれることとしては、パステル調に淡く背景をボカして撮ることは絶対条件であり、花の撮影ガイド本などを見てもそういう表現法を推奨している。それに対し、ボクは真逆の表現をしているわけだ。

その結果、ボクの撮る写真は他の誰も撮らないような写真となり、そして同時に、こういった写真を見ただけで撮ったのはボクしかいないということが分かってしまうのである。

こういう撮り方は誰に教わったわけでもなく、自分で撮り始めたのであるから、「もしかしたら写真で特定されるかもなあ」という気持ちは無くは無かったのだが、現実に指摘されるとやっぱり驚く。

良い意味でも悪い意味でも(評価されようがされまいが)、写真を見ただけで撮影者が分かるというのは、この自分自身が撮った意味があったかも知れないなあと思うのだ。

というわけで今回、ショッキングな出来事の顛末を書き記し、そして自分自身、今までの路線のまま野外ストロボ写真活動を続けていこうと思うのであった・・・。
Uさん、ありがとう。

(※なお、ここに掲載した写真は、価格コムに掲載した写真ではない。)

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