このジャンルにおける伏字の話をします。このジャンルとは、端的にいえばVの、一番所属数が多い事務所の話です。過去いくつかナマモノと呼ばれる界隈に身を置いたことがありますが、ここはまだジャンルとして新しく、かつとても特殊な立ち位置であると感じています。いまからお話しするのはこのジャンルにおいてのみの話ですので、そちらを念頭においてくださいね。 ・伏字ってなんでしないとダメなの? ・鍵はかけた方がいいの? ・コメントはしちゃダメなの? ・nmmnの性愛を扱った二次創作はダメ
オタクのみなさま、お元気でしょうか。私は元気です。今日も順調に気を狂わせていますか? さて唐突ですが、散歩、したくないですか。渋谷を。夜の渋谷を。タイトルから来ていただいた方はもうすでにそのつもりでここへ来たのではないでしょうか。そういう方は、読みたいところまで飛ばしていただいて構いません。そうでない方は、まずこちらを。 ボーカロイドPとして著名な、ぬゆりさんの楽曲、ヘテロスタシスです。とても素敵な曲です。イントロの音の円みと音圧のコントラストが兎にも角にも素敵なこ
アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ(以下デレステ)が、先日4周年を迎えました。先ずは、おめでとうございます。4年間続けてくださってありがとうございます。あなたがたの仕事は、私の心の糧です。 デレステはとても素晴らしいゲームです。私はデレに担当を持つPですが、デレステには感謝してもしきれません。架空のアイドルだった私の担当を、歌って踊る、お仕事をする、肉を持ったアイドルにしてくれたのは、このデレステでした。 私はこのデレというコンテンツが大好きです。ア
※広告収入は得ていませんのでご安心ください。 ※8/7 更新 さて、去る7月28日20時から口火が切られた師匠のステージ、本当にめちゃかっこよかったですね。あの人の音楽はいつでも私を "連れて行って" くれますが、このステージの連れて行ってくれる度合いはすごかった。どこまで連れて行かれてしまうのかわからなくなる。足元がおぼつかなくなって、握った携帯の感触がなくなる。YouTubeの配信を映し出したテレビの画面から目が離せなくなる。塞がらない口から嗚咽が漏れる。こう書き出し
キャラクターを咀嚼することが好き。 過去の記事をほんの少しでも読んでいただければあからさますぎて恥ずかしいくらいなのですが、私はキャラクターを咀嚼するという行為がとても好きです。そこに隠された意図、行動の原理、気持ちの推移を食んで、ああこれは人間が作り出した人間だ、とその創造行為に敬意を払い、うっとりとした気持ちになります。このうっとりとした気持ちを味わいたくて、なにかのフィクションを味わった後には、たいてい人間について考えるという行為を行います。 私たちはみなみな、必
※この記事はネタバレに配慮した記事ではありません クレイ・フォーサイトの所業についてあなたはどう考えるでしょう。 彼の行動についてはエス=ん=エスなんかで日夜活発に議論が交わされていますね。何を隠そう私も映画をみた後にウニャウニャと考えたり譫言を言ったりしました。昨今は便利ですね、インターネットで譫言が呻ける。誰かにみられている中で譫言を吐くというのは、とても心地のよいものです。 さてクレイ・フォーサイト。作中、徹底して強い(こわい、と読んでください)人として描
あなたはSNSに自撮り、そう最近はセルフィーというが、それをアップロードする人間(a.k.a. “女子高生”)に対して疑問を持ったことはあるだろうか。前時代的な人らにとっては「インターネットに顔を晒すなんて危ない」「ナルシストなんじゃないの?」など言いたいことも多いだろう。しかし、考えてもみてほしい。本当に即時性のある危険が伴い、本当に唾棄すべき価値観を孕んでいるのだとしたら、こんなに蔓延するだろうか。“他人を思いやって叱ってやっている"人間たちの管巻きに反して、このオンラ
※この記事はネタバレに配慮した記事ではありません ※関係あるようなないような前段はこちら ガロ・ティモスは、作中ことあるごとに「バカ」と称される。ひとくちにバカと言ったって様々あるが、ガロはどのタイプだろうか。 ひとつの指針を敷こう。TRPGなどでは人間の学力をふたつのバロメーターでもって表す。EDUとINTである。EDUは簡単、educationの略で、「どれだけ高い教育を受け、身につけてきたか」だ。ではINTはというと、intelligenceの略で、語弊を恐れずに
※この記事はネタバレに配慮した記事ではありません プロメア、面白かった。 聞いてくれ、プロメアが面白かったんだよ。1回目はTRIGGERの新作だからって理由でとりあえず見に行った。アニメ映画が好きだから。今敏とかね。で、1回目は正直、そうでもなかった。楽しかったけど、ふつう。でも、あるシーンが引っかかった。 私は腐女子だ。まあ長いこと患っている。それなりに真剣に男と男の関係を消費して生きてきたし、そんじょそこらの、ほらこれだろ、と差し出されたようなものはあまり食