ヘテロスタシスと渋谷を歩く
オタクのみなさま、お元気でしょうか。私は元気です。今日も順調に気を狂わせていますか?
さて唐突ですが、散歩、したくないですか。渋谷を。夜の渋谷を。タイトルから来ていただいた方はもうすでにそのつもりでここへ来たのではないでしょうか。そういう方は、読みたいところまで飛ばしていただいて構いません。そうでない方は、まずこちらを。
ボーカロイドPとして著名な、ぬゆりさんの楽曲、ヘテロスタシスです。とても素敵な曲です。イントロの音の円みと音圧のコントラストが兎にも角にも素敵なこの曲は、ふたりのVTuberへと書き下ろされた曲です。
現在、男性VTuberのone of the bestと言っても過言、ではない、ChroNoiRのふたりをご存知でしょうか。にじさんじ所属の、叶さんと葛葉さんで構成されたユニットです。ふたりはまずデビューの時期が異なり、元々はユニットを組んではいませんでした。コラボを通して仲良くなり、一緒に配信をするときの名称として、ChroNoiR(クロノワール)というユニット名を、視聴者公募で決めました。
このふたりはゲーマーとしての腕が高レベル、かつ会話のテンポも軽快で、見ていて本当に飽きません。興味があれば、是非ゲーム配信をご覧ください。オススメはもちろん最新の、そのときにやっている配信です。チャンネルを自分のアカウントに登録し、ベルのマークをタップすればあら不思議、ライブストリーミングが始まると通知を受け取れます。どうぞよしなに。
さて、ヘテロスタシスですね。このふたりへ書き下ろされた楽曲のPVには、実際の渋谷の写真がふんだんに使われています。実際に渋谷を歩いてきましたので、撮影した写真と共に、渋谷を歩いた気持ちになりましょう。実際の場所はこちらのマップにピン留めしてあります。
※以下、比較用にPVのスクリーンショットを使用しています。出典は全て先に記載したYouTubeのリンク先です。全ての引用画像には出典元のリンクを繋げてあります。是非、再生しながら読み進めてみてください(権利者様へ;引用としてこちらの方がわかりやすいかと思い、スクリーンショットを貼り付けしております。問題があるようでしたらご連絡いただければ対応いたします)(また、noteの仕様上、画像の引用がわかりづらくなっています。すみません。お手数ですが、リンクの有無でご判断ください)。
イントロ
これは渋谷を上空から撮影した写真です。右下にMODIが見えますね。駅前はもっと画面手前のあたりです。
上空から、というのは、正しくは2019年11月にオープンしたSHIBUYA SCRAMBLE SQUARE上階のSHIBUYA SKYのことを指します。こちらはオープンしてすぐの写真です。赤枠で囲った箇所が画面に収まっています。画面右下の鯨の標本のようなものは渋谷駅。画面左が道玄坂方面、右手前が宮益坂方面です。
サビ;「ほんのちょっとだけ思い出を」
これはわかりやすいですね。SHIBUYA TSUTAYAです。奥にSEIBUの看板が見えます。
これはスクランブル交差点の反対側から撮った写真です。写真には写っていませんが、ちょうど手前の部分が交差点です。
このSHIBUYA TSUTAYAはオタクに厳しい渋谷(※ターミナル駅比)の中では比較的サブカルチャーグッズが手に入りやすい場所です。アイドルのCD販売を売り出すにはうってつけ。また、レンタルのフロアでは店舗規模が大きいことも起因しかなりの数のアニメ系CDの取り扱いがあります。地下はゲームの販売もしており、エンタメTカードの品揃えも幅広いです。
1サビ;「僕に」1回目
すみません、いきなりなのですがわかりませんでした。左の柱がタワーレコードを彷彿とさせるためタワーレコードまで赴いたのですが該当の箇所が見つけられず(右側に路面店がないのですよね)。もし見当がつく方がいらっしゃったら是非ご教示ください。わかりそうなんだけどなあ。
追記:リプライ、DMにて情報をいただきました。こちらは、MODIの隣、アシックスタイガーとオニツカタイガーでした。写真を撮りに行った日にはアシックスタイガーは既に閉店しており、そのままの写真は撮れず。
少し寂しい感じになっていますが、こちらです。本来もう少し右からの視点ですね。
1サビ;「僕に」2回目
これは109の近くにある比較的新しいドラッグストアです。ドラッグストアが建つ前は老舗の生地屋さんでした。
あまり綺麗でない写真ですみません。そして画面左にLUSHがあるのが見えますね。
みなさんご存知、LUSHは主にバス用品を扱うお店で、高校生〜大学生の女学生から絶大な支持を得ています。石鹸やバスボムの他に、化粧水やリップスクラブなどケア用品も充実しています。その最大の特徴は匂い! 近くを通っただけで店舗の存在がわかるほどの存在感があります。こちらでご紹介した理由はまた後ほど。
1サビ;「見せて」
これはスクランブル交差点から見た看板群ですね。見えづらいですが、真ん中やや奥に109が見えます。
こちらの写真では109が見えませんね、すみません。赤枠で囲った部分がカット内に収まっています。右には1サビでアイドル衣装の二人の広告があしらわれていたSHIBUYA TSUTAYAが見えます。
[conversation history:3] 1カット目
すみません、こちらも見当がつきませんでした。秋葉原のゲームセンターにしか見えない……どなたかこちらもわかる方いらっしゃったら教えていただけないでしょうか……。
追記;こちらも情報をいただきました。すみませんが、写真を撮りに行けておりません。実際の写真と突き合わせて確認が撮れましたら、再度追記いたします。
[conversation history:3] 2カット目
うって変わってこちらは簡単ですね。
UCの看板が目印、先ほどから何度か出てきている看板です。左が109、右がTSUTAYAです。老舗のフルーツパーラーと、チェーン店が軒を連ねるグルメタウンがこの周辺にあります。
[conversation history:3] 3カット目
ホロンのMVが流れている看板です。いいですね、実際にこんな場面が見てみたい。
実際の看板はこんな感じです。
このビルには少しお高めのボディケア用品店、ロクシタンがあります。叶くんの広告の下にこういうお店があるの、結構萌えますね。この店舗はロクシタンカフェが併設されています(写真2〜3階がカフェになっています)。グランドメニューとして今なお常設されているかはわからないのですが、クレームブリュレが美味しかった思い出があります。
[conversation history:3] 4カット目
こちらはわかりやすいシンボルであるロゴが見えないので一瞬わかりづらいですが、渋谷MODIです。
こちらですね。ここはSHIBUYA TSUTAYAの右側を進んだ先にあります。こちらはOIOI(マルイ)の系列店です。
周囲はこんな感じ。後述するアインツトルペが左手に、OIOIの本館が右手に見えます。ちなみにここのOIOIも出入り口が二つありますので待ち合わせの際にはご注意ください。より駅に近い方の出入り口にある生クリーム専門店MILK、絶品ですので苦手でなければ是非。
[conversation history:3] 5カット目
このカットもロゴが見えないので普段から見るひとでないと気付きづらいかもしれません。こちらは109ですね。
この角度が一番近いでしょうか。これは撮った場所が結局よくわからず。これは交差点のど真ん中から撮ったものなのですが、この辺りの歩道からだと上手く良い感じの角度で撮れませんでした。どこか周辺のビルの中から撮ったのかも。もう少し視点が高い気がしますね。
[conversation history:3] 6カット目
こちらのサイネージはカットラインがとてもモダンな印象を与えます。こんなラインのサイネージは少なくとも渋谷にはここしかありません。
こちらの渋谷スクランブルスクエア側面のサイネージです。上の赤枠は後ほど同じものが出てきます。下の赤枠が疑心暗鬼のPVが流れている部分ですね。手前に見える通路が写り込んでいますので、これはバスロータリーよりも宮下公園側、ならびにリンツのショコラカフェがある道路からの景色です。
こちらの写真を撮ったのがバレンタイン直前でしたのでとても混んでいました。ここのチョコレートはとても甘く、様々なフレーバーの用意されたリンドールが有名です。一階では量り売りも。とにかく癖のない甘さで、洋酒の使われているものが少なく、気に入っています。甘いものが好きな葛葉さんのMVの近くにお店があったことがかわいいなと思ったのでピックアップしました。
Bメロ2;「きっと皆 虜のまんまで」
こちらのものですが、見当は付いているのですがままの写真を撮れませんでした。左に出ている英字がヒントになりますが、こちらはおそらくadidasのULTRABOOST 20。であれば、アディダス ブランドコアストア渋谷の側面のサイネージでしょう。すみませんがこちらに気づいたのがかなり最近で、現状が確認できておりません。昨年のリニューアルに伴い店舗の壁の色とも一致するため、ほぼ間違いはないと思うのですが、未確認情報です(そもそもこちらの発売が12月初旬ですので、今はもう変わっている可能性が高い!)。もしこの装飾の写真をお持ちの方がいらっしゃったら是非お見せいただけると嬉しいです。
追記;写真を撮りに行った際、たまたま装飾が「変革の時」でした。ヘテロスタシスはホメオスタシス(生体恒常性)と対にして考えると「生体が常に変化するさま」と捉えられますので、少しエモを感じました。
ついでに、駅の地下でULTRA BOOST20の広告を見かけましたので載せておきます。フォントも一致していますね。
Bメロ2;「ぼくじゃきっと務まらない」
こちらのカットは比較的わかりやすいですね。向こう側にアインツトルペが見えます。このアインツトルペが見える角度のサイネージは、MODIにしかありません。
お昼間の写真で失礼します。先ほどもご紹介した渋谷MODIの、一階入り口のところにあるサイネージですね。この日はこちらでイベントが開催されておりたくさんの人がいらっしゃいました。渋谷MODIに向かって、一番右側の柱からSEIBU側を向くとこのような角度になります。
2サビ;「僕に」1回目
さて、先ほどご紹介したLUSHを覚えていますでしょうか。LUSHを利用したことのある方でしたらピンとくるかと思いますが、この手前の黒いボトルはLUSHの洗顔剤などに共通して使われている容器です。手前から全て実在の商品ですのでご紹介します(もちろんChroNoiRタイアップはまだですが!笑)。
手前の黒いボトルはLet The Good Times Roll、ローカライズされた商品名は「毎日が晩餐」です。実際に使用したことはないのですが、商品詳細を見ると「キャラメルポップコーンが思い浮かぶ美味しそうな香りが漂います」。なるほど、ポップコーンといえば、叶くんが熱いお風呂に入れなくなったエピソードが思い浮かびますね。
右上のショッキングピンクが鮮やかなパッケージ(このカットだとわかりづらいですが、実物は小瓶です)は、記載されている通りリップスクラブです。こちらはBubblegum(バブルガムフレーバー)、フレーズは「キャンディのようにスイートな唇に」。リップ用のスクラブは一般的なソルトスクラブよりもシュガースクラブが多く、甘い匂いのするものが多いイメージがあります。そう、リップスクラブといえば、言わずもがな、叶くんが葛葉さんにプレゼントしたエピソードが思い出されます(念の為重ねて書いておきますが、私の幻覚ではないはずです。私もあまり自信はないですが)。
右下のアルミのパッケージはRose Lollipop(ロージーロリポップ)、こちらはリップバームです。先ほどのスクラブは角質や余計な汚れを落とす目的で使用され、こちらのバームは保湿用途で使用されます(つまりは缶入りのリップクリームですね)。この商品のフレーズは「スイートな唇は大好きなあなたのため」。どちらも甘い香りが特徴のケア用品です。
追記;全て購入して写真を撮りました。
店内はLUSHらしく凝ったディスプレイ。商品は二階にまとめて陳列されていました。店員の方にお願いすれば全てテストさせてもらえます。
中身はこんな感じです。どれも甘い香り! 比較的クセがなく、ただただ甘い香りなので、好き嫌いは比較的少ないかな? と思います。どれも「どこかで嗅いだことのある懐かしい甘い匂い」と言う感想でした。特にBUBBLEGUMはストレートにイチゴのかき氷の香り!
2サビ;「僕に」2回目
不勉強で最初に見たときはピンと来なかったのですが、シルエットがほぼそのままEMPORIO ARMANIのマンガベアーですね。おそらくキーリングが元ネタでしょう。なみだぼくろの部分にストーンがあしらわれていてとってもかわいいですね……。
出典;GINZA(https://ginzamag.com/fashion/emporioarmani_popup/)
さて、こちらは実は渋谷ではなく隣駅の表参道、そしてもう終わってしまったポップアップなのですが、ちょっと、見てくださいこの外観。見えないものが幻視されますね。どう考えても偶然なのですが。
落ちサビ;「気づけば君と夜になった」
※こちらの画像は少しだけ編集してパンされたスクリーンショットを縦に並べています。
こちらはそのまま、渋谷スクランブルスクエアです。疑心暗鬼のMVが流れているカットの写真上部に写っていた縦のラインが確認できますね。
手前の白い建物は実はスクランブルスクエアの隣にはありません。こちらは東急百貨店 渋谷駅・東横店。道路を一本挟んでハチ公側に位置します。
というわけで、あのカットを再現するにはスクランブルスクエアのすぐ下から見上げた状態では難しく、スクランブル交差点(ハチ公前広場のところです)から見上げる必要があります。この辺りは人の流れが多く、また導線も整備されていないため、衝突にお気をつけください。
ラスサビ
こちらは先ほどの渋谷スクランブルスクエアの上階にあるSHIBUYA SKYという展望施設です。
少し角度が違いますが(こちらはオープン直後の11月に撮った写真です)、概ねこのようにガラス張りの壁で覆われています。とても開放感があり、渋谷を一望できます。こちらは要予約、事前にチケットを購入する必要があります。
この時期とっても寒いですが、夜景を見ることに苦痛を覚える方でない限りはおすすめの場所です。私は用事があり一人で登りましたが、普段あまり夜景に価値を覚えない人間から見ても、とてもとても綺麗でした。雰囲気たっぷりで素敵ですよ。ただ、夜は夜景がよく見えるように照明が少なく、足元が見えづらくなっていること、冬は位置が高いこともありとっても寒いことだけご注意を。
また、今までご紹介した場所の位置関係はこのような感じになっています。写っていないですが、右側にMODI。左のよくわからない四角がスクランブルスクエアです(すみません、写真を撮る位置が悪くうまく収まりませんでした。笑)。どうやら作中の二人は別行動のようですが、スクランブル交差点を中心に、あまり離れた位置にはいないように思えます。
さて、ここまで概ね6000字、お付き合いいただきましてありがとうございます。渋谷、楽しい街ですよ。是非お越しになった際は、その目でヘテロスタシスを堪能してみてください。
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