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映画「ザ・フラッシュ」のストーリーとタイムトラベルの解説

こんにちは!ハイエナのねいねいです。
今回は映画「ザ・フラッシュ」のストーリーとタイムトラベルについて解説していきたいと思います。イースターエッグもあるよ!

《ご注意》
ねいねいの考察ですので、これが正解と受け取らず、あくまで、これも ”ひとつの解説” と受け取って読んでもらえると嬉しいです。

🌈✨「ザ・フラッシュ」公式サイト

🌈✨用語の整理

  • 特殊相対性理論
    光速に近づくほど、時間の進み方はゼロに近くなり、時間が止まったかのように見えます。

  • タイムパラドックス
    過去を変えることで矛盾や変化が起こること。
    > 鶏が先か?卵が先か?因果のループ
    「どちらが先かわからない」「一方が生まれるにはもう一方がすでに存在していなければならない」という辻褄の合わない状況のこと。未来から過去へ影響を与えることで因果が循環してしまうこと。
    > タイムパラドックス解消案
    歴史を絶対変えることはできない、または世界が消滅する

  • タイムループ
    一定の期間を過去と現在を行ったり戻ったりを何回も繰り返えすこと。

  • パラレルワールド、マルチバース
    過去を変えたときに分岐する時間軸のこと。分岐した時間軸もひとつの世界とし、マルチバースと呼ぶ。(※ザ・フラッシュの世界の概念に限る)

  • バタフライ効果
    非常に小さな出来事がキッカケで未来が大きく変わること。

  • 因果律
    原因から生じた結果、原因がなくては何ものも生じない。

  • クロノボール(ザ・フラッシュの専門用語)
    フラッシュが過去へ行くときに丸いボールの中にいましたが、あの丸いボールのことです。

  • バリー・アレンについて
    今回バリー・アレンが4人いるので、以下に言い分けて説明します。
    > バリー(現在)
    > キッズバリー(バリーの幼少期)

    > ヤングバリー(新し時間軸で生まれたバリー)
    > ダークフラッシュ(ヤングバリーの最終形態)

その他、さらに詳しいSF用語説明や、映画「ザ・フラッシュ」で必要になりそうな知識の解説は、コチラ🔻の記事で紹介してるので、合わせて読んでみてください╰(*´︶`*)╯♡

🌈✨ストーリー解説

映画の内容をそのまま書いてるだけなので、理解してる方はすっ飛ばしてOKです。

バリーが幼少期の時に、母親が何者かに殺害されてしまいます。父親はスーパーへトマト缶を買いに出かけていましたが、タイミング悪く帰宅時に母親が倒れていることを発見。ですが、残念なことに母親を殺害したとして逮捕されてしまいます。

バリーは父親の無実を証明するため、ブルース・ウェインの力を借り当時のスーパーの監視カメラの映像を復元させますが、父親は下を向いており顔が見えず、アリバイを証明できずにいました。

父親を助けることができない現状に自暴自棄になり、全力で走りだします。すると光速へ到達し、時間の流れが次第に遅くなり、時間が止まり、逆行し過去へと向かっていました。

その後、アイリスとの会話で、"過去を正す" =トマト缶を父親が買いに行かなければ母親は死ぬことがなかったことに気が付き、母親を救いに過去へ向かいしました。

母を救ったバリーが過去から元の時間軸(現在)に戻る際にダークフラッシュにクロノボールから追い出され、ヤングバリーと出会うことになります。

ヤングバリーが力を授からないと、元の時間軸に戻ったときに自分も力を失ってしまうため、ヤングバリーを誘導し力を授かることに成功します。しかし、バリーは逆に力を失ってしまいます。そこでヤングバリーの力を借りて元の時間軸に帰ろうと考えます。ところが…

ゾッド将軍が地球へ侵略してきます。元の時間軸ではゾッド将軍はスーパーマンが倒しましたが、被害が大きくたくさんの死者が出ました。

バリーはジャスティスリーグとして戦えば死者数を減らせると考え、スーパーマンを含むジャスティスリーグのメンバーを探しますが、母親を救った影響で ”過去と未来” が大きく変わっており、新しい世界ではジャスティスリーグのメンバーが存在しない ”いま” とは完全に ”異なる世界” でした。

引用:https://twitter.com/dc_jp/status/1671352237497667584?s=20

異なる世界にバットマンがいることが判明しブルース・ウェインの屋敷へ向かいます。バットマンの協力も得てスーパーマンを探しましたが、発見できず、その代わりスーパーガールに出会います。

スーパーガールは自分が地球人に囚われていたことを根に持ち、バリーたちへの協力を拒みます。クリプトン星は戦争がない平和な星でしたが、同じクリプトン出身とは思えないゾッド将軍の行動に反感を持ち、バリーたちに協力するために戻ってきました。

バリーはゾッド将軍を倒すため、母親が生きている世界を守るために力を取り戻すことを決意し、雷に打たれ薬品を浴び、力を取り戻すことに成功します。

ゾッド将軍と戦いの最中、バットマンとスーパーガールが殺されてしまい、再度過去に戻って何度もやりなおしますが、歴史を変えることが出来ません。バリーは世界の仕組みに気が付き、バリーに諦めることを提案しますが、ヤングバリーは諦めきれず、何度も過去を書き換えます。

そこへダークフラッシュが現れ、正体が未来のヤングバリーだと判明します。ダークフラッシュのせいでその時間軸はタイムループに陥っていました。ヤングバリーが死ぬことでダークフラッシュも消滅し、タイムループから脱出することに成功、世界崩壊も避けることが出来ました。

全てを元に戻すために、過去改変をした時点のスーパーへ向かいます。トマト缶を元に戻しますが、そこで監視カメラがあることに気が付き、トマト缶の棚の位置を上下入れ替えることで、父親がトマト缶を買いに来た時に顔が監視カメラに映るようにします。

現在に戻ってきたバリーは父親の裁判に向かいます。そこには証拠として監視カメラの映像が流れており、父親の顔がしっかり映っていました。父親はアリバイを証明することができ、裁判に勝利することが出来ました。

すべてがうまくいったかと思われましたが、過去でトマト缶の位置を変えたことで完全には元に戻っておらず、ブルース・ウェインが別人になっていました。

🌈✨タイムトラベル解説

時間軸はスパゲティのように複雑に絡み合っている。パラレルワールドで分岐することを念頭にいれつつ、どこがどこで分岐したのか?を考え出すと、1秒1秒分岐してる可能性もあって、説明も訳わからんことになるので、今回の映画の軸だけに焦点を当てて解説します。今回はバリーが母親を助けた事実も歴史に刻まれていた1本の時間軸としてイメージしてください。

★過去へ行くことが出来る理由、特殊相対性理論

光速へ到達すると、時間の流れが次第に遅くなり、時間が止まり、その後は時間を逆行していたので過去に行くことが出来ました。クロノボールからは直前の未来や過去が見ることが出来ました。

※特殊相対性理論について、より詳しい説明は以下の記事で紹介しています。

★母親を救ったことで分岐した世界は、バットマンが別人になっていた。

ブルース・ウェインが教えてくれた世界の仕組みでは、過去を変えると、新しい時間軸が分岐する。但し世界はもっと複雑で「因果律」という仕組みが働きます。

過去を変えるとその変えた ”部分” は ”さらに過去から起こった何かの結果” でもあるので、その ”結果” の ”原因” も変えてしまうことになります( ”結果” が変われば ”原因” も変わる)。なので、はるか前の過去の出来事さえも変わってしまいます。

スパゲティで説明していましたが、スパゲティが交差点を作るのは、「因果律」が発生してるからでした。分岐から生まる時間軸(パラレルワールド)ではありますが、過去さえも違う全く別の世界となるので、マルチバースと言う方がしっくりくるかと思います。

過去を変える前はベン・アフレックのバットマンでしたが、過去を変えた後はマイケル・キートンのバットマンになっていました。

★タイムパラドックス、因果のループ

過去を変えると矛盾が起こるのは簡単に想像できるかと思います。因果のループ状態になっていたら原因を探しても見つけることができないのであまり深く考えないでください、そういうものです。

バリーが過去に戻って母親を救ったことでヤングバリーを生み出します。ですが、ダークフラッシュの台詞に「9月29日にバリーが力を授かるように研究所へ連れ出したのは俺だ」とありました。この日にバリーは雷に打たれてフラッシュとなります。つまり、ダークフラッシュがフラッシュを生み出したことになります。

新たに生まれたこの時間軸はタイムパラドックスに陥っていて、鶏が先か?卵が先か?のように、"フラッシュを作ったのが先か?ダークフラッシュを作ったのが先か?" という因果のループ状態になっています。

※ダークフラッシュは9月29日にヤングバリーが力を授かるようにバリーをクロノボールから押し出したり、バリーが力を失ったあと2回目の力を授かるときにも出現しており、このようにダークフラッシュは裏側で色々動いていました。

★タイムパラドックスを解消するために ”不可避の交差点” がある

SFにはタイムパラドックスを解消をするために、いろいろな解消案がありますが、ザ・フラッシュにおいての解消案は「歴史を絶対に変えることはできない、または世界が消滅する」でした。

これが「バットマンやスーパーガールを助けようとしても絶対助けられない」です。 タイムパラドックスを解消しないと世界が矛盾に耐えられなくなり消滅します。ダークフラッシュが矛盾を存在させようとしてるのですから、世界は崩壊へと向かいます

何故世界が崩壊するのか?というと、その交差点で交わってる2本の時間軸で、交差点の部分を変えると、交わってる時間軸に影響が広がり、そのおかしくなった2本がまた別の時間軸の交差点に影響して、世界にある全ての時間軸を壊すことになるからです。”不可避の交差点” とは、その交差点の事実を変えてしまうと、世界が崩壊するので絶対に変えてはいけない歴史です。

歴史を変えても問題ない交差点も存在しますが、過去を変えれば変えるほど新しい時間軸が発生し、世界はより複雑になり交差点も増え続けているので大変なことになっていくでしょう(゚Д゚;)ヒエエエエ

※タイムパラドックス、解消案について、より詳しい説明は以下の記事で紹介しています。

★タイムループからの脱出

新しく生み出された世界がタイムループしていたのはヤングバリーことダークフラッシュの ”スーパーガールとバットマンを助けるための行動” でした。ヤングバリーが死ぬことで、ダークフラッシュも死ぬことになり、タイムループから脱出できました。

★タイムループを脱出した先の世界

タイムループ脱出した時点(クロノボール)では、バットマンとスーパーガールを助けようとしていたときなので、時間軸としてはゾッド将軍に地球が乗っ取られる結末の世界となってます。

バリーはそこからまたさらに過去に遡り、スーパーでトマト缶をカゴにいれた過去に戻ります。トマト缶をカゴから回収したのは良いのですが、トマト缶の棚の陳列を上下に入れ替えているので、ここで分岐が発生し新しい時間軸が生まれます。

この新しい時間軸がバリーが戻る現在になるのです。※なので元いた時間軸とは全く別の世界ということになります。

★バタフライ効果が発動

トマト缶をカゴから回収したことで、元の世界と同じ道を進む時間軸になる予定でしたが、トマト缶の棚の陳列を上下に入れ替えたので、この小さな行動が、バタフライ効果で大きく未来と過去を変えることになり、現在に戻ったときに、バットマンことブルース・ウェインがベン・アフレックではなく、ジョージ・クルーニーになっていたと言うわけです。

エンドクレジットでアクアマンはそのままジェイソン・モモアが続投ということが判明しました。「スーパーマンは別人」との台詞があったので、ヘンリー・カヴィルは降板確定です。

※バタフライ効果について、より詳しい説明は以下の記事で紹介しています。

🌈✨その他の謎、考察

★何故バリーは力を失ったのか?

バリーは9月29日に力を授かったので、過去から現在に戻る過程29日までは力を維持できますが、29日以降は力を失うことになります。

バリーはヤングバリーが力を授からないと現在に戻ったときに自分も力を失うと考え、ヤングバリーに力を与えることにします。

ここでもパラレルワールドとして分岐しており、結果的にバリーに先に雷が当たってしまい、ヤングバリーへ力が移る形で、力を失います。

《余談》
バリーは力を失ったのに雷に打たれた傷って大丈夫だったのか…。笑 ドラマ版でも落雷攻撃で力を失うシーンがあり、その時の説明に、フラッシュはそもそも体質が変化しており、力を失っても亜原子の状態を維持しているようでした。力を失っても、人間としてはちょっと強い体質かもしれない。

★何故バリーは力を取り戻せたのか?ダークフラッシュの出現

バットマンの助けを借り人工的に落雷させましたが、それでは力を取り戻せず、スーパーガールが直接空に昇り2回目の落雷を受けることになります。

この時点では肉体に変化はなく、ヤングバリーが刺激を与えることで傷が回復し(スピードを分け与えた?)バリーが目覚めるときにダークフラッシュが一瞬出現する演出があります。

どのタイミングで力をちゃんと戻せたのかよくわかりませんが、ダークフラッシュも裏で関わってそうです。

《余談》
ヤングバリーが力を得たのはバリーの力が移動したという経緯になっていたり、バリーが再度力を手に入れるときもダークフラッシュが出現していたり、映画版は「薬品の落雷だけでは力を授からないのか?」という疑問が残るシーンになっていて、正直なんでそんなシーン?設定?にしてるのかよくわからない。

★過去に戻ったときに、もう一人の自分と鉢合わせにならないのか?

バットマンとスーパーガールが殺されるところで過去に戻りまくっていましたが、カメラに映ってないだけなのか全く鉢合わせになってなかったですね。またクロノボールの中でも鉢合わせになってもおかしくないはずなんですが…ここは謎です。

🌈✨イースターエッグ

判明したら臨時更新していく予定です。

  • ジョージ・リーブス版スーパーマン

  • クリストファー・リーヴ版スーパーマン

  • ヘレン・スレイター版スーパーガール

  • ニコラス・ケイジのスーパーマン
    ティム・バートン監督で企画されていましたが実現しませんでした。蜘蛛のロボットは当時のプロデューサーのジョン・ピーターズの趣味です。

  • ジョン・ウェズリー・シップ(ジェイ・ギャリック)
    ※THE FLASH/フラッシュドラマでジェイ・ギャリックを演じていた。
    ※超音速ヒーロー ザ・フラッシュでバリー・アレンを演じていた。

  • スクービー・ドゥー2 モンスター パニックのポスター
    ※ジェームズ・ガン監督が脚本を担当

  • ルーニー・テューンズ

  • IT/イット “それ” が見えたら、終わり。の人形
    ※アンディ・ムスキエティ監督作品

  • アイ・アム・レジェンドのポスター

  • マーズ・アタック!のポスター
    ※ティム・バートン監督作品

  • パシフィックリムのポスター

  • インセプションのポスター

  • BTTF、エリック・ストルツはマイケル・J・フォックスになる前の候補

  • アンディ・ムスキエティ監督がホットドック食べてる

  • バットマンの巣に会った笑い袋
    ジョーカーが所持していた笑袋、死んだときにずっと鳴ってたやつ。

🌈✨最後に

ここまで読んでくれてありがとうございました!映画と合わせて解説も楽しんでいただけたなら嬉しいです~💖✨

他にも「ザ・フラッシュ」に関係する記事を書いてるので良かったらのぞいてね!


サポートありがとうございます🥰❤️✨オススメの映画や趣味をたくさんご紹介できるようにしていきたいと思います❣️✨