マガジンのカバー画像

自作の散文まとめ

9
運営しているクリエイター

記事一覧

わからんこともない

わからんこともない

はい。
facebookには事実だけしか書きません。

noteには思いっきり自分の感情、心情、考えを詩とエッセイに託して書いてます。
なぜかといえば、友人を守るため。
友人は「公開設定」していて私の発言を見られたくないんだ、と。
まぁ色々と詮索されたくないんでしょう。

え? いいんです。

noteに投稿していることは友人も知らないし、ましてや友人の友人なんて読む事もないでしょう。
私は私で思

もっとみる
昭和のぶっ飛び母ちゃん

昭和のぶっ飛び母ちゃん

娘が2歳のころである。
きっかけは忘れたが、博多ラーメンというものが食べたくなった。
インスタントにしても当時は売ってなかった。
(博多ラーメンに似た味のうまかっちゃん発売は1979年昭和54年である)
どうしても食べたくて居ても立っても居られなくなり、娘を連れて新幹線に飛び乗った。
広島から博多に行き、地元の味が知りたくて駅裏の店を探して食べた。
スープが濃厚で、初めての味わいだった。
小さな感

もっとみる
雑文(目)

雑文(目)

目が痛い。
コンタクトレンズ処方箋をつくりにいったら「白内障がありますよ」と言われた。
一日4回さす目薬をもらった。予防薬だそうだ。
最近、目が異常に疲れると思っていたが、本の読みすぎ、Kindle本の見すぎだろうとタカをくくっていた。
目薬さしながら、相も変わらず目を酷使している。自分でも良くないのは分かりつつ、本を読むことを止められない。
中毒か?依存症か?読むのを止められず、まるっきり一日中

もっとみる
広島·花の塔

広島·花の塔

5/3~5/5まで花の祭典。
とても花の祭典とは思えないほど2重の意味で華がない。

悩みどころ

友人に近況を知らせようとして、ふと手が止まる。
「アンタの手紙、事務的でつまんない」とか
「メールの文章、すごく堅くるしくて肩こるわ」とよく言われていたのを思い出したからだ。
仕事ではなく個人的な手紙だったりメールなので、親しげ気に書いたつもりなんだけど···。
書いた文章には、おのずと人柄が出るのかもしれない。
“事務的、堅い、つまんない”が私の人柄なのだろう。
そうだとしたら、つまんないと思う

もっとみる
ああ、苦手

ああ、苦手

「にんじん。いやぁ、ちょっとだめですワ」

私はなぜだか、にんじんが苦手だ。
最近のにんじんは、匂いも味もしないのに何がそんなにいやなのか、どうしても食べる気にならない。
彩りのため料理に入れるには入れるが、いざ食べるとなると、どうしてもよけてしまう。
お皿のむこうには、赤いにんじんが山盛りだ。

 にんじんさん、ごめんなさい。

 この世に食糧がにんじんしかなくなってしまったとしたら、私はにんじ

もっとみる

ひとり言

私にとって書くことは心の大掃除。
ドロドロもやもやしたものを、書き出せたら心底ホッとする。

現実が何の変化もなかろうと「書けた」ことがうれしくて
あとは野となれ山となれ、だ。

手書きはめんどうで、指いっぽんで済むキーボードは神的存在。
ああ、いい時代に生まれたもんだ。
感謝!

50年目の挑戦

50年目の挑戦

『あ~暗いなぁ』
『うわ!これは重い』

これは、最近書きはじめた詩を読み返した時の自分自身の印象です。

詩を初めて書いたのは小学校高学年だったと記憶しています。
桜と日本刀を題材にしたものでした。

次に書いたのは22歳の春でした。
学生結婚だったので生活は苦しく、それを題材にしました。

それぞれ映画雑誌、主婦向け月刊誌に掲載され、最優秀賞に選ばれて当時はニマニマし小躍りしたのは、なつかしい

もっとみる
読書にまつわる記憶/散文

読書にまつわる記憶/散文

本読むきっかけは  「赤毛のアン」

小学校三年の誕生日に養父から贈られた本である。
文庫本だったと記憶している。
もちろん、それまで絵本などは読んでいたが「本」と呼べるような装丁のものは初めてだった。
フリガナもなく、とうてい子供向けとは思えなかったが、まあ分からない漢字は聞きながら、読み始めたらおもしろくて夢中になった。

それから本のとりこになった。

学校の図書室から、さまざまな本を借りて

もっとみる