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自分の為に自由にお金を使える人が羨ましい・・・ 〜狭い世界で生きていた私〜

これは、狭く不自由な『お金の不安』という名の塔に自ら入り、窮屈な思いをしていた怖がりのお姫様が、塔には鍵がかかっていなかった事に気づき、少しずつ広い世界に飛び出していく。
次々と現れる『思い込み』という敵を見つけては潰し、『優しい世界』『欲しかった自由』『本当の豊かさ』を手にいれる物語です。
このお姫様はあなたかもしれません。
🩵第1話

『お金持ち』『お金に悩みがない人』には自分はなれない。
と、常にお金への不自由さを抱えながらも貯金を続け、子供達はどんどん成長していった。
そして、2016年。
1番下の次男が、小学校に入り2年生に上がる頃、周りのママ友達もちらほらとパートを始める人が増えてきて、
私も「月5万円くらい稼げたらめちゃくちゃ嬉しいー」と、軽い気持ちでパートを探すことにした。

パートをする際の条件はこちら。
・昼間の短時間
・近所
・楽な仕事
・扶養内

この当時、『引き寄せ』という言葉は知らなかったけど、
私は学生の頃からかなりの引き寄せ上手で、進学や就職などで苦労をした事はなかった。
この時も、通っていた歯科医院の衛生士さんが、
「自分が通っているトレーニングジムでアルバイトを募集しているけどやってみない?」と、
わざわざ電話をかけてきてくださり、
すぐに面接をし、希望通りの条件でパーソナルトレーニングジムの受付のパートをする事が決まった。

トレーニングジムの受け付けの仕事

私がこのジムでの仕事で最初にビックリしたのが、
自分の身体や健康の為にこんなにお金をかける人がたくさんいるんだ。という事。
週1回のトレーニングで月28,000円。
週2回のトレーニングで月48,000円。
さらにサプリを飲んだり、プロテインを飲んだり、、、と、お金をかけまくる。

この人達は、自分の為に毎月いくら使っているのだろう???

私は、洋服やバックなど見える物に多少のお金を使う事ができても、趣味や残らない物にお金を使う事は『もったいない』『無駄』だと思っていたのだ。

自分の為に自由にお金を使える人が羨ましい・・・。

マッチョな男達とマッチョな場所へ

自分の為に自由にお金を使える人たちを目の当たりにして、「私もこんな風になりたい」と刺激を受けた私は、初めの一歩として
子供達にお金がかかるうちはできないと思い込んでいたホットヨガを始めてみる事にした。
早速、ヨガの為のトレーニングウェアをいくつか揃えた。
ここからさらに毎月1万弱のお金をかけるのは少し怖い事だったけど、この時はお金を使う罪悪感よりも、「やってみたい」という想いが強かった。
ヨガの帰りは、いつもほかほかで良い気分だったのだけど、久しぶりに自分の為にお金と時間を使えることが、嬉しくて嬉しくて満たされていたんだろうな。

母となった私はいつの間にか、子供達にお金をかけるのはOKだけど、自分にかけるのはダメだと勝手に制限をかけていた。
狭い世界に自分を押し込めていた事にも気が付かなかった。


そして、子供を産んでから趣味と言えるものが、
「韓国ドラマを見る」という事以外になかったのも、
自分がやりたい事をやる=お金を使う=お金が貯まらない=ダメなこと
と、お金を理由にして、広い世界を見ないようにしていたのだと思う。
もちろん無意識になのだけど。

受付のパートを始めてから約1年後の2017年、
トレーニングジムの代表から
「かずみさんに合いそうだから、この資格を取ってみたら。」
「お金は出すから」
と、とあるセルフケアの資格を取る継続講座を紹介された。
数十万円の講座代を出していただけるなら喜んで。と、この時に初めて学校の勉強以外の『学び』という体験をした。

セルフケア大事です

大人になってからの学びが新鮮で面白く、この資格をとった後も、
ノート講座やレイキの講座を受けたり、トレーニングジムで活用しようとダイエットカウンセラーの資格を取ったりした。

『もったいない』『無駄』だと思っていた、目に見えない自分の学びの為にも段々とお金を使えるようになってきたのだ。

でも、お金の不安がなくなった訳ではもちろんなかった。
扶養内のパートのお給料でいただけるお金は毎月約70,000円くらい。
「不安だ不安だ」と言っているわりに、収支をきちんと見るのが怖くて、そのパート代も何に使っているのかわからないままなくなっていく。

旦那さんのお給料がこの先いきなり上がる事はないだろうし、
この不安をなくすには、私がお金をもっと稼げるようになれば良いんじゃないか?
お金がたくさんあったら、この不安はなくなるんじゃないか?

その頃よく見ていたアメーバブログで『月収100万円のキラキラ起業女子達』を発見し、こんな風になりたいなーと起業に対して、ぼんやりと淡い憧れを持ち始めたのでした。

3話へ続く。
3️⃣どうやったら起業できるの?
〜あの人にできて、何故私にはできないの?〜

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