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“Sister Golden Hair (金色の髪の少女) / America” + Dan Peek Solo Work

[RADIO DAYZ] 1975 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。

1971年に「名前の無い馬」の大ヒットで一躍有名になったUK出身のアメリカです。

彼らの1975年リリースのアルバム『Heart』から「A Sister with Golde Hair (邦題: 金色の髪の少女)」がシングルカットされました。「名前の無い馬」以来のUSチャートで1位を獲得する大ヒットとなりました。

金色の髪の少女に恋した青年?が、言いたくても言い出せない心の内を歌っています。「ずっと君のことを考えているけれど、この思いは伝わらないかな…」と、告白する勇気が無いのに何とかならないかという、小心者にはありがちな都合の良い内容です。

そんな心根とは裏腹に、アコギとスライドギターをメインとした爽やかで典型的なフォーク・ロック・サウンド。こうしたシンプルな曲が最後は勝つ!と思います。

当時のラジオの音楽番組でもよく流れていました。イントロのギターリフも、私も覚えたてのフォークギターで、ジャンジャン♪とよく弾いていました。そして最後の「1、2、3、4…」ジャーンってね。

70年代半ばの洋楽ポップスを代表する名曲だと思います。



メンバーの一人ダン・ピークは1977年にバンドを脱退してソロ活動を始めます。主にCCM (Contemporary Christian Music)のフィールドで活動していたため、アメリカ国内ではともかくも、特に日本では全くのお隠れ状態で、その活動実態はほとんど伝わることはありませんでした。ただこのCCMの世界、歌詞の意味さえスルーできれば(ごめんなさい)素敵なアルバム山盛りです。

1979年リリースのダンのソロデビュー作『All Things Are Possible』です。

アメリカのメンバーも参加したフォーキーな曲もあり、爽やか系のAOR好きな方にはお薦めです。プロデュースはCCM界の名プロデューサーのクリス・クリスチャン。ミュージシャンにはTOTOのデヴィッド・ハンゲイト(Bs)やギターには何とジェイ・グレイドン、キーボードにステーヴ・ポーカロマイケル・オマーティアンも参加していたりします。CCMの世界、侮れません。

このアルバムはCCMチャートでは1位を獲得するなど大ヒットしています。タイトル曲を紹介させていただきます。

もう一曲、ジェイのギターが唸る「He's all That's Right」。ダンの爽やかな歌声が流れると、ジェイの粘りっこいギターも爽やかな風に聞こえてきます。

その後は一貫してCCMフィールドからアルバムをリリースして活動していましたが、2011年アメリカ・ミズーリ州の自宅にて60歳で亡くなられています。彼の抜けるような爽やかな歌声は忘れられませんね。R.I.P.


夢中になってラジオを聞いていた頃の思い出をこちらでも語っています。

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