認知症の母 肺炎だけじゃなかった~!病気発覚
(「認知症の母 肺炎!?病院に連れていくのも一苦労…」の続きです)
実家で一人暮らしをする認知症の母は、新年早々に体調を崩し、急遽病院へ。むくんだ足をみた医師は「心臓です。たぶん入院します。まずは検査しましょう。」、え~っ!?、主治医には11月から足がむくんでいることを伝えてたのに、何でそうなっちゃうの~!!呼吸器じゃないの?心臓、ええ~っ!
血液検査、CT、エコーと検査を受け、1時間半後くらいに再び診察室に呼ばれました。医師がまず母にきいたのは「タバコ吸ってましたか?」。今まで母は全くタバコを吸ったことは無く、父も非喫煙者だったと伝えると、「う~ん…。肺気腫で肺の機能が落ちています。肺気腫の原因は主に喫煙です。」。
肺気腫!母の母である祖母は肺気腫で、亡くなるまで苦しみました。「おばあちゃんは肺気腫だった」と母がポツリ。「母の母、私の祖母がタバコを吸ってました!生まれてから嫁ぐまで、母は副流煙を吸ってます!」と私が話すと、医師は「たぶんソレが原因ですね。」とのこと。親のタバコで子どもが肺気腫になっちゃうの!?お母さん、何にも悪くないじゃん!
肺気腫は肺がところどころ穴が開いたような状態になり、機能できなくなり、元に戻らない病気。肺気腫で肺の機能が落ちている状態で、今回肺炎になりさらに肺の機能が低下。酸素を身体にゆきわたらせるために、心臓が頑張って働かざる得なくなり心不全になった、のだそうです。
肺炎は予想してましたが、肺気腫は想定外でした。「まずは肺炎を治しましょう。自宅療養でなんとか治療できます。これから抗生剤を点滴します。後はご自宅で薬を飲んでください。」。心臓で入院するんだな、と思っていたので、私は拍子抜けしました。気持ちの切り替えが追い付かない…。
私:「先生、母はデーサービスとかに行くのはダメですよね…。」
医師:「自宅で安静にしていてください。」
私:「先生、薬は一日一回にできませんか。母は服薬管理ができないので…。」
医師:「できます。そのように処方しますね。」
母の点滴に付き添っている間、自宅療養って、その間どうしたらいいんだ、と一気に不安になりました。肺炎であることをすぐに忘れる母が自宅で“安静”にできるのか、誰が療養期間に薬を飲ませるのか、母の食事は…、どうしたらいいの~?
その間、母は3~4分ごとに「点滴が落ちるのが速い」を繰り返し、都度「さっき看護師さんが確認したから大丈夫よ」と機械的に答えてました。
母の自宅療養の様子は、「寝かしつけるのも大変!病気の自覚の無い認知症の母の自宅療養」をご覧ください。
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