ノート貸して。

中学から大学に至るまで、ノートを貸し続けた人生だった。特に高校時代。

ノートなんて情報が過不足無ければ誰に借りても一緒なはずなのに、私のノートは何故か大人気だった。

理由は、
「字が好き」
「読みやすい」
と、とても単純。

そういや、テスト期間中に家まで押しかけてくるノートファンもいたな。笑

私の字は、特別綺麗ではない。
書道経験も数ヶ月程度。故にほぼ独学。

でも「書くこと」は小さい頃から大好きだった。小学生で短編小説を書いていた位。だから字を褒められるのは、単純に嬉しかった。

しかも「綺麗だね。」ではなく「桃の字好きやわ」と言ってくれる友達が多かった。それが、とても嬉しかった。

読みやすさについては、研究の賜物。
小中学生時代に流行ったピチレモン?的な名前の雑誌で「美しいノートの書き方」特集が掲載されており、私はとことん研究して実践した。

友達に貸すことを前提にして書いていたので、自ずとノートの質は向上していく。

今では手書きを披露する機会も減ったけれど、読みやすい文章を書けることは仕事でとても役立っている。

努力は思いもよらない形やタイミングで、必ず役にたつものだな、と改めて思う。

ノートを沢山借りてくれた友よ、ありがとう。
皆のおかげで、私は今日も「書くこと」を楽しめています。

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