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[在宅介護経験者からの注意喚起]身内の介護するする詐欺にご注意を

これから家族の介護が待っている人、今家族がリハビリ等から自宅に帰ってくる予定の人

ご自身の介護が近く必要かもしれないと感じている人

私たちも介護するから安心して

これ、本当に注意してください。

特に一緒に住んでいない親類縁者の言葉

これはかなりの確率で後にもはや詐欺じゃん!と気づきます。

勿論、有言実行されている方の例も聞きます。
この言葉を残す全員が後に詐欺をする側の方のだとは言いません。

ただ、

少なくとも我が家はほぼ全員が詐欺師でした。

なんて情け無い。
同居家族ですら、キーパーソンの母と私しか介護なんて関わってもいません。

唯一、弟は祖父母の病院通いの時に有給取ろうか?と気にかけててくれ、祖父の施設入所までは実家で過ごすことにしてくれたんだとわかります。

第三勢力として、声をかけてくれて、本当に有給取ろうとしてくれた姿勢だけでも私たちには有り難いことでした。

父にはそれすらなかったのですから。

とはいえ、本当のところ弟と私は立場は同居祖父母の孫で1ミリも変わらないのだけど。

私には当時2人の父方の叔母がおり、その家族がいる。
彼女たちは2人とも家族と隣の市に住み、毎日どちらかの家族が昼ご飯、夕飯まで食べにきていたような関係性だった。
いとこもいとこの交際相手も何故かうちでご飯を食べていた。

田舎とはいえ、集落でもあまりに頻繁な親族の訪問は不思議に思われていた。

だが、祖母が脳梗塞の入院から右麻痺の後遺症を残しながら家に戻ったらどうだろう。

誰も頻繁にうちには来なくなった。

はぁ?

あからさまにも程がある。

祖母が入院していた頃の彼らの言葉は、

私たちも母の介護を協力するから
子供たちもそれぞれ介護や看護の資格もあるから
協力するから
自宅で見てほしい
いつでも頼ってほしい

そんなことばかりだった。

間に受けた我が家も馬鹿みたいだ。

間に受けていたので、最初こそ、祖父母をおいて留守にするしかなさそうな予定の時に叔母に連絡をした。

実際引き受けて、来てくれたことは片手で数えられるくらい。

そのうちに嘘の予定をでっち上げてまで断るようになった。

確実に嘘だとわかったのは、叔母が一緒に旅行に行くと言ってたいとこが、その時に我が家に米を買いに来たからだ。

本当に嘘だったのには愕然とした。

叔母たちは確実に祖父母の実子だ。
何かおかしいとは思っていた。

だが、母と私は期待を捨てた。
叔母たちに頼んで断られることの方がダメージが大きいからだ。

まあ私は孫だけど、20代から自分の時間を介護に捧げて、たまに叔母やいとこたちに会えば仕事はしないのか、結婚はしないのか?と頓珍漢な質問さえ受ける始末。

今介護されている方、これからその予定がある方、本当に寄り添ってくれる人が親類縁者にいると大きく期待しない方がいいのではないかとすら思います。

逆に在宅介護にあたって、しっかり協力体制の取り決めを事前にするということの大切さを伝えたいです。

遠方の方は金銭面の担当でもいいでしょう。
また、マメに話を聞いてくれる人がいるだけでも介護で疲労困憊の人間には違います。

メインケアラーも本来は自分の生活がある人間です。
将来の展望だってあったのです。
そのケアを誰からもしてもらえない、それは悲惨な事件が絶えない事情の一つだと私は考えずにはいられません。

人間は誰でも老いる、事故や突発的な病に罹ることもある。

介助や介護を必要とする当事者を責めることはできません。
そうしようとも思いません。

そんな時、福祉の力を借りられない微妙なラインに立ってしまうこともある。

本当は消費税の増税分が社会福祉に充てられるとのこと、ならば増税も賛成でしたが、それすら今となっては詐欺じゃんってことまで考えます。

私には大きくこの問題と現状を変えることはできません。

ただ、少しだけ、経験から語れることをこの記事で発信させていただきました。


全て私自身の見解ですが、読んでくださりありがとうございます。




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