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笑顔うつをやめたい

笑顔うつ、一見ただ会うくらいなら、本当に病気かわからないと思う。
ほぼ毎日、ずっと家で寝込んでいることを知らなければ。

元気そうでよかった!って言われるけど、まあ、そう思われるようにしている。

心配をかけるのが苦手なだけ。

格好つけたいわけでもないと思う。
うつ病どうこう関係なく、そういう性分なんだと思う。

そうするように育ってきたんだと思う。
その方がみんなと上手くやれる気がした。

でも、笑顔で快活に過ごすと、勿論疲れる。

自分を偽っているほどのことも感じない。
心配して欲しいってことも、あんまり思わないから、これでいいかとも思う。
ただ、あまりに元気だから、メンタルの病気ってことを知っている人からは不思議に思われるだろう。

あんな風に暮らしているなら脛齧りをせず、働けばいいのにって思われているだろう。
両親に甘やかされているとも思われているだろう。

どんな人でも辛いこともあれば、ある程度本当の自分以外の姿を持っているだろう。

ただ、その落差が半端ないってパターンなだけ。
ただ、ふとやたらと笑顔を振る舞うことも時にやめたいって思う。

良くも悪くも心配されない、深刻な病状も、凄惨な過去も理解されない。
あまりに暗過ぎる過去は話せないし、大袈裟に心配されたくないというか、理解できないだろうと諦めたりする。

なんせ自分でもどうしてこうなのかを全く正確に理解できない。

ただ、辛そう、可哀想な自分をアピールする手段をどこかで訓練しないといけないとも今更ながら思っている。

身近な手本は妹だ。

母がかわいそう、つらそうって心配するのは今でも妹だ。
彼女は帰省する度にポロポロ泣いて、つらい、きつい、もう無理ってちゃんと言う。
なんなら、一緒に住んでいる頃から、彼女はずっとそうだった。

彼女はなんの訓練もしていないだろう。
ナチュラルに成し遂げているし、計算もしていないんだろう。
でも、母を軽くモンスターペアレントにするくらい助けが必要だと思わせる才能がある。

一方、私はヘルプを出すのが苦手だ。
あまり深刻に向き合ってもらえたこともないからだ。
だから、結果として苦手になったのではないかという自己分析。

笑顔うつ、人間関係は一時的には円滑に進むが、このまま繰り返し続けていいものかと悩んでもいる。
仮に笑顔うつを少し脱却するとしても、訓練が必要だとも考えている。

いちいちこんなことばかり考えて、それが本当に厄介な病気なんだよね。



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