子育て日記。ママの味方がママやママ経験者ばかりとは限らない話。
美容コラムニストの福本敦子さんが、以前パーソナリティを務めるラジオ「アツコスメ」で、自分の子どもはほしいと思わないけど、子どもは好きという話をしていた。子どもとまるで大人と話すみたいに、目線をそろえて話すと言う話も。
ゲストの方も、子どもはいらっしゃらなくて、でも、子ども向けのお仕事もしている人。子どもは親以外の人の影響も受けて育つから子どもを育てているのと同じと話していた。
そんなおふたりが、子どもから見てかっこいい大人でいたい、子どもたちが大人になる上で大人っていいなと思える大人になりたいというようなことを言っていて(ちょっと違ったらごめんなさい)私は「大人の私から見てもめっちゃかっこいいです」と拍手を送っていた。
どの放送だったか…暇な時探したい。
窓際のトットちゃんであまりにも有名な黒柳徹子さんだって、子どもと意思疎通ができて子どものことを誰よりもわかっている大人だけど、お子様がいらっしゃるわけではない。
私は、こういう、子どもにとっての将来を照らすような大人が大好きだ。
時に人は「子どものことなんて、子どもを育てたことがある人にしか分からない」なんて批判を浴びせることがあるようだ。
そうなのだろうか?私はどちらかというと懐疑的だ。
知ってる人もただの通りすがりの人も、本人が良かれと思ってしてくれるアドバイスやディスりに対して「なんかちょっと、的が外れてるな」と思うことはかなりの頻度である。
もちろん、私がまだ分かっていないだけのこともあるかもしれないが、子ども特有の事情と背景と時代の流れともろもろを何も知らない人に説明しきれないし、平和に生きるには口ごたえは御法度なのでありがたくお言葉を受けとる。
要は、子育てをしているから、したことがあるからと言って、子どものことや親のことをわかるなんて、そりゃ違うんじゃないの?と思う。
私だって、よそのお子さんのこと、「わかってる」とは言い難いし、その親御さんのこともわかってなんかいない。経験することも、それをどう心の中にとめてあるかも、みんなそれぞれなのだから。
そんな中、私は、「子育て当事者でないけども、限りなく子どもや親に寄り添える独身の人」を知っている。保育や教育の専門家でなく、普通の人たちだ。
プリンの蓋を開けられない息子を見ても「もうこの歳なのにまだ自分であけられないのか」とも言わないし、大人からの問いに答えなくても「もう小学生なのに」なんて言ったりしない。
うちの子どもたちの成長を喜び、明るく話しかけてくれて、白い目で見たりせず、ぶっちゃけると何かを思ってるかもしれないけど、余計な口出しをしない。姪っ子甥っ子の面倒は見ていて子育ての知識はある、そして決してそれをひけらかさない。
つまるところ、「相手には相手の世界がある」ことをわきまえて、子どもを真っ直ぐに見てくれる、そんな人たちが優しく、眩しい。
もちろん、子育て中の親、つまりママ友で、我が子のようにうちの子の成長を見守ってくれる人たちもいる。そして、そういう優しき人たちは「かくあるべき」を誰にも押し付けない。
そんな優しき人たちのように私もなりたい。
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