ワーママYouTuberさん台湾ひとり旅レポを観て〜ひとり旅、したい?
ほしみみさんという、東大卒YouTuberさんがいる。
未就学の年子の男の子を育てながら個人事業主として働くママとして示唆に富んだ動画をたくさん出している。
妊婦さんの頃から見ていて、初めての妊娠出産子育てであろうに、物事をよく計画し、夫婦の方向性も擦り合わせながらたまにぶつかり合いながらも楽しく生活されている姿に勇気づけられる。
リアルで参考になるし、説明はわかりやすいし、東大卒でも嫌味な感じは全くなく、さりげなくおもしろい。
気づけば断続的でも何年にもわたってほしみみさんの動画を見ていた。
そんなほしみみさん、最近台湾へ旅行に行かれたとのこと。
サムネに「炎上」とあり、穏やかではないけど、動画を見るとパパさんがひとり旅に出た動画にかなり批判的なコメントがついたらしい。ママが旅に出るとなおさら炎上のリスクがあると思ってのとこらしい。
実際、私が見たときはコメント欄には「私もひとり旅しました」とか「海外にひとり旅行けるのすごい」とか肯定的なものが多い気がした。(ひどいものは削除されているかもしれないが)
ファンの方々はほしみみさんの考え方に共感していたり、ママが笑顔ならそれが一番!という方が多いのでは?と思う。
旅レポだけあって、目眩く出てくる美しい景色、ホテルのふかふかなベッド、美味しそうな食べもの、ローカルの交通手段、温泉…
「はぁ、いいなぁ!」とため息つきまくりだった。朝昼晩おやつ、何もかも美味しそう。
ホテルの近くのコンビニで買ったおつまみとお酒で部屋で一杯やったり、観光地に出向く前の昼寝したり…最高!
これは、もう、全ママにひとり旅してほしいと思っちゃう動画だった。すっかり私も台湾を旅した気分になり、大満足。
この2泊3日の不在を叶える為長い期間かけて様々なことを準備したのだと思うと泣けてくる。
そういえば、かつてよく見ていた「バイリンガールちかさん」の動画も、外国に行かなくても行ってるかのような感覚が楽しかった。
さてそんな、ほしみみさんのひとり旅動画を見て私もひとり旅をしたくなるかと思いきや、案外そうでもない驚きがあった。実は私も学生時代は海外ひとり旅をたくさんしたのに。
なぜ今は旅をしたい気分にならないのだろう?行ってみたいところがないわけではない。
ちょっと考えてみたけど、おそらく、いま私はおうちでお母さんをやっていたいのかもしれない。
トイレが汚いと文句を言いながら掃除をし、嫌がる子どもを押さえつけて鼻水を吸い、ランドセルの中を見て毎日発生する忘れものに怒り、米やらなんかのクズが落ちる床を拭く。更に、なくなりかけたボディソープの詰め替えをしたり、冷蔵庫の中から賞味期限の切れた調味料を取り出したり、誰にも褒められぬちまちました名もなき家事を片付ける。
こんなことが今は私のやりたいことらしい。
(夫が手伝ってくれないとかグチるくせに、なんという矛盾)
思えばひとり旅をしていた頃は、旅以上にやりたいことはなかった。世界の風景を見てみたかったし、教科書で見たような美術品を見てみたかった。
それが、今や、おうちが一番の状態である。
それって大丈夫だろうか。
家に私がのさばっていて夫は居心地が悪いかもしれない。たまには出勤くらいしないと?!
そう言えば、ほしみみさんは動画の中で、パパさんの誕生日にパパさんがひとり旅をしていたので私もしたくなった、と言っていた。
もし、私の夫も一人で旅に出てワンオペで送り出したら、私もひとり旅がしたくなるかもしれない。
そう考えると、夫婦がお互いに与える影響は無視できないものだと思う。例えば、私がつまらなそうに生活したら夫もつまらないだろうし、恨みがましく過ごせば夫も恨みがましくなるかもしれない。
今は旅には出なくてもいいやと思うけど、もちろん、他のママさんが旅をするのは大賛成。
旅に出た人の話を聞いたり、noteを読んだり、動画を見たりして私も旅した気分を味わいたいと思う。
そうなってくると急に観たくなる「世界ふしぎ発見」。残念ながら番組は終了してしまったとのことでNHKオンデマンドでこれまたちびちび楽しみたいと、少しは暇になる日を夢見ている。
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