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イヤイヤ期がいやじゃない?育児も育自もらくになる合言葉?!

うちの下の子はイヤイヤ期であろう2歳。
秋が来たら3歳のちびすけ。

今7歳の上の子も、このくらいの頃は大変だった。

可愛いい見た目と言動と声(親バカフィルター)で思い出は総合的に「あの頃はマジで、かわいかった!」でラベリングされているものの、よくよく思い出すと生活は辛み満載であった。

ご飯の食べムラ、お風呂の行かない!あっち行くこっち行く!

夜寝たあと、寝顔を見ながら「寝てる時が一番かわいいなあ」とぼやいたことも一度や二度ではない。

下の子も、いろんなイヤイヤがある。

ご飯を食べるか?
どの服を着るのか?
公園に行くのか?
お出かけするのか?
自転車には乗るのか?

何かを聞けば「いや!」と返ってきそうでひやひやする。

ところが、最近、なんだか様子が違う。
イヤイヤ期を抜けたのかと思ったがたぶんそうではない。

ヒントは私とちびすけの口癖にあった。

それは「いいよー」である。

上の子の育児に苦戦していた頃、ビジネス本か何かで「でも、だって」という言葉はあまり使わないほうがいいと学んだ。うろ覚えだが、代わりに、「いいよ、それでね」を使うといいというハウツーである。

no, becauseでなく
yes, and
を使うと話が膨らむし、建設的になるし、物事が進むし、相手との関係が良くなるとかなんとかの、大人向けのテクニックだ。

それは育児の場でも役立った。
実際、YouTubeでてぃ先生も推奨していてなるほどと膝を打った。
使い方はこんな感じだ。

「ご飯食べよう」
「いやだ」
「いいよ!じゃ、一口だけにしよう」

「お片付けしよ」
「いやだ」
「いいよ!じゃ、あと一回だけ遊んで片付けよ」

「お着替えしよ」
「いやだ」
「いいよ!じゃ、バンザイだけしててね、バンザイー(脱がせる)」

別に、ご飯を食べさせないわけでもないし、お片付けもしないわけでもないし、着替えをしないわけでもない。

けど、なぜか第一声が「いいよ」なのである。

「ダメだよ」の代わりに、してほしいことを言うテクニックも使っている。

「立ち歩かないで」の代わりに「こっちで一緒に座ろう」とか、「YouTubeばかり見てないでやることやりな」の代わりに「その動画終わったら、お風呂行く?」とか、子どもが成長してからも効果的だ。

上の子にもすっかり定着した「だめ」を言わない「いいよ」で始める声かけをそのままちびすけにも使っていた。

そしたら何が起こったか。

ちびすけが「いいよー」で返してくるようになったのである。

「そろそろ行こうか」
「いいよー」

「靴下はこう」
「いいよー」

これではイヤイヤ期も商売あがったりである。

かくして我が家の子育ては「いいよ期」というボーナスタイムをゲットした。

最近、この戦法を自分にも使い始めている。

私「仕事、めんどくさいな」
心の声「いいよ、10分だけサボっちゃえ」
めんどくさいと思う気持ちに勝たなくていいさ。

私「この仕事、理不尽じゃない?」
心の声「いいよ、だって、終われば誰も何も覚えてないさ」  
理不尽と付き合う力を問われていると思おう。

私「あれ、なんのためにこの仕事してるんだろ」
心の声「いいよ、その通りだよ、だってさせたい人の満足のためだから」
そういうこと、あるよね。

こうして、自分の考えを否定しない第三者の声を持つことができる。結果的に、自分にブレーキをかけずに進んでいくことができる気がしている。

イヤイヤ言っても、言わなくても、時間は流れていくし、やらないといけないことはやらないといけない。

なら、イヤイヤでなく「いいよ」を合言葉にしていけばよいのではないか?

そう思えば嫌な気分にさせる出来事に遭遇するのも悪くない。

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