Law.02440244

My hobbies are fashion and music. And the b…

Law.02440244

My hobbies are fashion and music. And the basket. I'm interested in various things such as sometimes drawing pictures and writing novels.

最近の記事

色鉛筆画『本田翼』

    • 鉛筆画「浜辺美波ちゃん」

      • みかんの恋は愛のうた  1、終わった恋(6)

        6 中学二年生に上がり、僕らはクラス替えがあった。登校すると掲示板にはクラス替えの結果が発表され、ケンチ、イチロー、ヒデ君は同じクラスだったがトツだけは別のクラスに分かれてしまっていた。  トツとは、クラスが違っても休み時間などは一緒に過ごすことに変わりはなかったから、問題はない。  それよりも、このクラス替えでは個人的に嬉しい奇跡が起きてくれたのだ。あの大好きな君と同じクラスになれたのだ。僕はこれからの学校生活が今まで以上に楽しくなることを期待すると、少々の風邪や病気で休ん

        • なんだろうなぁ。 嫁の考え方っていうか、 感覚が良く分からん。 俺が体調崩したら、仕事休んで そばに居るけど、 友達にご飯や飲みに誘われたら出掛けてしまう。 俺を大切だと口では言うけど、 結局、俺は後回し。 まぁ、もういいんだけど。 あなたならどう対処しますか?

        色鉛筆画『本田翼』

        • 鉛筆画「浜辺美波ちゃん」

        • みかんの恋は愛のうた  1、終わった恋(6)

        • なんだろうなぁ。 嫁の考え方っていうか、 感覚が良く分からん。 俺が体調崩したら、仕事休んで そばに居るけど、 友達にご飯や飲みに誘われたら出掛けてしまう。 俺を大切だと口では言うけど、 結局、俺は後回し。 まぁ、もういいんだけど。 あなたならどう対処しますか?

          みかんの恋は愛のうた 1.終わった恋(5)

           予約していた居酒屋に着いた。店に入ると2階の奥にある座敷に通される。すでに15人程の同級生達が集まっていた。  「それじゃあ、そろそろ始めたいと思うので席に座って下さい」  幹事であるツチコーが声を掛ける。座敷には横並びに長テーブルが5つ用意してあり、僕は座敷に上がると、一番左のテーブルに座ることにした。  そして、君はというと、僕が座ったテーブルのすぐ横のテーブルに座ってくれたおかげで、僕は背中合わせになったのだった。振り向けばいつでも君と話せる、こんなに近い席に座れたの

          みかんの恋は愛のうた 1.終わった恋(5)

          みかんの恋は愛のうた   1.終わった恋(4)

          放課後、僕らはヒデ君の家には行かなかった。結局はこの日、カラオケに行くことになったのはイチローの一言だった。  「カラオケ行こうよ」 そう切り出したのがイチローだった。僕自身は何度かカラオケに行くことはあったし、施設の中でもよく歌ったりもしていた。  しかし、何故か親友達とカラオケに行ったことは一度もなかったのだ。  イチローがそう言い出したのは昼休み。僕らは弁当を食べながら歌の話しで盛り上がっていて、好きな曲やアーティストについて語りまくっていた。その話しの途中、ケンチが

          みかんの恋は愛のうた   1.終わった恋(4)

          +2

          過去の作品です

          過去の作品です

          みかんの恋は愛のうた   1.終わった恋(3)

           翌日、学校に登校した僕は昨日の彼女のことを探した。しかし、名前も分からなければ何処のクラスなのかも分からない。ただ、僕が通うこの中学校は一学年に3クラスしかなかったので、探すといっても苦労はしないのだ。更に、まず僕がいるクラスには彼女がいないことは確定していたから、残りは2クラスだけだった。  「おはよう」  聞き慣れた声が後ろから僕に声を掛けてくる。 「おう、おはよう」  振り向いた僕はすぐに笑顔で答える。声を掛けてきたのは、1組の松浦一郎だ。 「今日も暑くね?そういえば

          みかんの恋は愛のうた   1.終わった恋(3)

          +5

          過去の作品(ボールペン画)

          過去の作品(ボールペン画)

          +4

          みかんの恋は愛のうた   1.終わった恋(2)

          2     中学一年の夏だった。僕は何故か女子バスケ部と試合をすることがあった。この日、試合をすることになったのは、はっきりとした理由までは覚えたなかったが、女子バスケ部の大会が近いこともあって、練習試合の相手を探していたからだったと思う。    僕自身はバスケが好きで、中学では誰よりも得意だという自信もあった。身長は高くはなかったが、実際にバスケの授業では高身長の人にも負けなかった。     バスケが好きで楽しくて、どんな形であってもバスケの試合ができるのは嬉しかった。そん

          みかんの恋は愛のうた   1.終わった恋(2)

          みかんの恋は愛のうた   1.終わった恋(1)

            1    今日という日を心から楽しみにしていた。しかし、自分のような人間が会いに行ってもいいのか悩みもした。    1週間前、中学からの友人から同窓会への誘いの連絡があってから、少し気持ちが動揺していたと思う。懐かしい友人に久し振りに会えるのは楽しみだったが、同窓会と耳にした時、頭を過るのはやっぱり君のことだった。    来るのかも分からない君に、もしかしたら会えるのかもしれないという期待が僕の胸を躍らせる。    そして今日、僕は気持ちが先走っていたのもあってか待ち合

          みかんの恋は愛のうた   1.終わった恋(1)

          みかんの恋は愛のうた    1.終わった恋

               第1章    終わった恋    時に時間は痛みや苦しみを和らげてくれる。しかし、本当はその痛みや苦しみに人が慣れてしまっただけなのかもしれない。僕の心にあるカタチにならないモノは、その時間さえも、何ひとつ解決してはくれなかった。本来なら後戻りもできずに、全てが終わっていたのに、未だに想いは募るばかり。    そう、僕は忘れられないほどの恋をした。    叶わないことが多くて、切なくて苦しかった。それなのに、恋を諦めることがなかったのはどんな形であれ、そばにいら

          みかんの恋は愛のうた    1.終わった恋