高校生活3

隣のクラスの男の子に恫喝され、勉強に本腰を入れるようになった私は当時、勉強していることがきっかけで、恫喝以上の苦痛と卒業まで付き合うことになるとは思ってもみませんでした。

まずは、定期テストでいい点を取れるようになろうと思いました。
いざ勉強しようと机に座ってみたものの、何をすればいいのか、何もわかりませんでした。

私は今まで、ちゃんと勉強したことがなかったのだとその時きがつきました。
何をするべきか、考えてみました。

大学に合格したい
そのためには、成績を上げなくてはならない
そのためには、勉強しなければならない
私は中学の勉強を終えていないので、中学の二年半分のと、高校三年間分をのこりの約2年半で終わらせなければならない
そのためには無駄を削って効率よく勉強しなければ間に合わない
そのためには、効果的な勉強の仕方をまず勉強しなければならない

時間がない!!!!とはじめて自覚した瞬間でした。

このままではまずい、とも思いました。
そこでまず、インターネットやインスタグラムで勉強アカウントを見漁り、勉強とはどのようにするのかを勉強しました。

そして定期テストに向けて、勉強を始めました。
周りの人はあまり勉強しない環境で、自分も当時まだ良好な関係を築けていたであろう人と話したり騒いだりしたい気持ちを泣きそうになりながらも抑えて、勉強に励む日々が始まりました。

変化は目に見えて現れました。
やれば点数は上がるし、やらなければ点数は低い。

当たり前のことだけど、点数が上がると、結果として自分の努力が見えると、うれしかった。

でも。
私の成績が上がれば上がるほど
頑張れば頑張るほど
周りの人との壁が分厚くなっていくのを感じました。

そして、だんだんと周りの人とのかかわり方にずれのようなものが生じ始めました。


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