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自分や他人のMBTI判別方法(迷った場合など)

私は他人のMBTIを予測するのが趣味だ。

友人たちにその場でテストを受けてもらったこともあるが、めんどくさくて適当に答えたのか、理想で答えたのか結果に腑に落ちないことが多々ある。(MBTI好きな私でも質問がわかりにくくてめんどくさく感じるのだから無理はない。最後まで回答してくれただけで感謝だ。)

独断と偏見まみれだが、私なりの判断基準や見分けるコツを紹介したい。


16personalities診断や4項目で見分ける


4項目とは、
1.E↔️I (外向↔️内向)
2.S↔️N(感覚↔️直観)
3.F↔️T(感情↔️思考)
4.J↔️P(判断↔️知覚)

この4項目のうち、T↔️Fは本人の意思を汲んで診断結果を参考にするが、他はあまり当てにならず、私の予測と1ヵ所だけ違うという場合が多い。その1ヵ所は人によってバラバラだ。逆に3ヵ所は予測通りだ。


①S↔️N

成人以降、生涯を通して一番揺るぎない項目だろう。これはたぶん先天的な要素が強い。

他人を見分ける上で、表面的な付き合いでは判別しにくく、仲良くなるまで話してみる必要がある。お互いに心を開いた状態で雑談すればどっちなのか簡単にわかるが、仲良くない人がSかNかまではわからないといった感じ。ぱっと見分けられるものでもないが、他者からでも判別可能な唯一の項目なので冷静に分析したいところだ。

一例を挙げると、コンテンツや体験そのものを楽しむ人はS型で、コンテンツや体験を元に考察したり創作することに意義を見いだす人はN型といえる。趣味が同じでもSとNとでは視点が違う。

また、スポーツ好きやトレンドに敏感、ミーハーだからSと早とちりしてはいけない。それはあくまで傾向であって、その奥にある目的や思考法を見極めるのが肝心だ。



②J↔️PやE↔️I

よほど極端な人でない限り、絶対評価か相対評価かでも変わってくる。他人と比べれば上には上がいるからだ。

また、自己診断だと自分の理想が反映されてしまうこともある。おもしろいのは、自分に厳しい人ほど自分をPと思いがちだし、ルーズな人ほど自分をJと思い込んでいたりする。皮肉なことに。自分を客観視するのって難しい。判断が難しければ一旦保留として、後で紹介する心理機能と合わせて判断しよう。

E↔️Iに関しては、外向的に振る舞ってるけど内心は無理して頑張ってる内向的な人もいるから、他者からは判別できない。



③T↔️F

主観的な項目なので、本人の自己診断でも参考にできる。E↔️Iと同様に本人にしか判断できない項目。Tに見えても本人が Fと言うならFなのだ!そういうことにしておこう。



ここまでのまとめ

受けてもらったテスト結果と私の勝手な予測を比較することで、“その人の見るその人自身”と“私が見るその人”との比較ができる。場合によっては、その人の願望(本人は気づいてない)まで覗き見ることもできる。

なので、テストを受けてもらうおもしろさはあるのだが、結果に関してはたいていはう~んという感じ。

また、このテストは、パーセンテージで1%でも多い方に自動で振り分けられるといったものだ。質問は具体的だが、絶対評価で答えるか相対評価かで答えるかによっても回答は変わってくるものだから、テスト結果はあくまで一つの参考として留め、他の調査も取り入れてみよう!

続いて、テスト結果に納得いかない場合やMBTIテストを受けてもらってない場合、迷っている場合などに効果的なMBTIの判別方法を紹介する。



16personalitiesの4項目以外の方法


心理機能に注目する

私は、人のMBTIを予測するとき、E↔️I、S↔️N、F↔️T、P↔️Jの4項目から候補のMBTIを炙り出し、その次に心理機能を参考にして判断している。項目が多いと混乱するだけなので、シンプルに心理機能の第一機能と劣勢機能をみる。

たとえば、自分の場合、私はINTPとINTJで迷っていた。設問方式の心理機能テストでも半々の結果になりやすいので、単純に心理機能を見る。

まずは、INTPとINTJの第一機能を比較する。

一番得意なのはどっちか?
TI(INTPの場合)…内的思考
NI(INTJの場合)…内的直観

優先順序で言ったらまずは直観(NI)から入るのだが、その精度は実に怪しい。NIが一番得意だなんておこがましいし、常々思考(TI)に頼りきっているのでTIが第一機能だろう、よって私はINTPといえそう。根拠のない直感を裏付けようと思考にふけり、言語化しようといつももがいているような感じ。

劣勢機能に関しては、
一番苦手なのはどっちか?
・Fe(INTPの場合)…外的感情
・Se(INTJの場合)…外的感覚
どちらも苦手なので私の場合はこれは判断材料にならなかった…

INTJ説を否定するにはまだあと一歩、根拠が必要だ。


エニアグラムを参考にする


私の場合、迷いなく5w4だった。これに関しては納得できる。

INTPであるにしろINTJであるにしろ、理系研究者(INTPの場合)もしくはドライな戦略家(INTJの場合)のような人物像をイメージするが、私の場合、数値的なことや無機質なことに疎くどちらにも当てはまらない。情報収集と分析が好きで理屈っぽい性格だけど、芸術や心理学など、概念的なことや抽象的で答えのないことに惹かれる。

それは、サブとしてタイプ4(芸術家)の要素も含んでいるからだ。

各MBTIごとのエニアグラムの比率を見てみよう。

INTPに多いのは、
1位5w6(38.5%)  2位5w4(32.6%)

INTJに多いのは、
1位5w6(46.6%) 2位5w4(23.7%)

5w4に多いのは、
1位INTP(32.7%)  2位INTJ(23.6%)  3位INFJ(15.7%)

INTJもINTPも5w6の割合が一番多いが、5w4の割合が一番多いMBTIはINTP。5w6はINTJに圧倒的に多いけど、私のなかにタイプ6要素は全く強くないので、私がINTJである確率は薄まる。

5w6だったら、4w5の方が私のタイプに近いのだが、4w5となると毛色が違ってきて、INFP、INFJ、ISFPに多くなる。F強めなラインナップになる。そうなると、私は4w5ではないし、やっぱりINTP5w4なんだろう。
ちなみに、4w5はINTPやINTJにはかなり少ない。5と4を入れ替えただけなのに!


結論

MBTIを見分けるには一つの診断サイトに偏ることなく、いろんな情報を元に総合的に判断するのが重要だ。診断サイトを使うにせよ、質問次第で結果は変わるので、いろんな診断サイトを試すのがいい。

心理機能を注意深くみることで、T↔️F、J↔️Pといったパーセンテージに踊らされない、本質的な要素を汲むことができる。

他人のMBTI予測は、自分から見ての独断と偏見に過ぎない。私以外の他者から見たその人の人物像はまた違って映っているに違いない。

だけど、〈自分vsその人〉という関係性を築く上では、客観的事実やその人が自分をどう思ってるかは抜きにして、「自分から見たその人」という理解を深められるだけでも十分意義あると思う。その人の理解だけでなく、自己理解にも繋がる。

今後も自分の中での物差しで、例を増やして収集しておこう。

追記修正するかもしれないが、とりあえずここまで。

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