昔の男から電話がかかって来る　散文

山田詠美の

『ジョゼと虎と魚たち』文庫本の解説の書き出しである

昔の男から電話がかかって来る、事は無い

先ず、電話を持っていない

LINEは　身内以外に会話する相手は
たったひとり

元々、友達も知り合いも
極端に少ない

そこへきて、最近
更に　断捨離している

残りの人生は
そう長くは　ない、という危機感がある

不毛だと判断した事に
もう時間を費やすのはやめた

自分を満たしてくれるもの、人

それだけで　充分

昔の男からの電話

なくて　けっこう

自分を　愛しく思ってくれる人たち

それだけで　　けっこう

山田詠美の　書き出しには
素直に　　　リスペクト

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