見出し画像

エディトリアルデザインへの挑戦

1.大学で勉強していること

つい昨日、エディトリアルデザインの基礎となるDTPの知識をつけるDTP基礎という授業が終わりました!
いきなりDTPって何?ってなる人もいらっしゃるかと思いますので簡単に説明します😊
DTPとは出版物の原稿作成から編集、デザイン、レイアウトまでの作業をコンピューター上で行い、実際に印刷して出版に落とし込んでいく作業のことです。
主にDTP基礎という授業では、AdobeのInDesignというソフトの使い方を身につけ実際に作品制作を行いました!

2.DTP基礎の課題の奮闘

後期からDTP基礎の授業が始まり最初の課題は先生から提示されたテキストを流し込み、※張り合わせ製本で製本をするという課題でした。
最初は難しくて「分からん分からん」と言いながらInDesignで自分の思うようにレイアウトして製本しました。特にフィードバックがあった訳では無いので評価がどうなっているのかは分かりません💦
まあ、これくらいの課題ならついていけてたんですよ✋
問題なのは最終課題のオリジナルの掌編小説を組み、製本をするという課題が1番苦労しました😭

最終課題の内容は条件違いで2つありました。
課題1は縦組み1段、使用用紙は自由、
課題2は組み方向も自由、使用用紙も自由

私は作品作りをする上で絶対にコンセプトははっきりさせることをに大事にしています(当たり前ですよね....😔)
今回私が設定したコンセプトは、
「普段本を読む人も読まない人も気軽に手に取れる本」
にしました。本を読む人と読まない人の違いって文字を見ることに慣れているかどうかだと考えました。普段、本を読む人は活字を積極的に見ているので多少文字が多くても読みたいと思えば手に取ると思います。しかし普段、読まない人は本よりもSNSなどの画像や動画中心のビジュアルをよく目にしていると思います。おそらく本を読まない人はnoteなどの基本的に文字量が多いブログなども見ないでしょう。
そこで私は、普段、本を読まない人に少しでも「あ、手に取ってみたい」「読んでみたいかも」と思わせる表紙のデザインと構成を考えました。

3.実際に制作したもの

ここでお恥ずかしいですが課題1と課題2を見て頂こうと思います。1つお願いがあるのですが、私は大学生になって初めてDTPを学びました。本は好きですが読む中心で作る側になったことがないので初心者です。もしnote読者様の中にエディトリアルデザインやデザイン関係の仕事についている方がいらっしゃった時、私の作品への批評は遠慮したいです。暖かいアドバイスはぜひ頂きたいです☺️

課題1
縦組み1段  使用用紙:タント、レザック

初めてハードカバーに挑戦しました。試作を重ねましたが、ミスしている点は何ヶ所かあります。
課題1は普段、本を読む人向けで制作しました。縦組み1段は最も読みやすい段組です。本を読む人は背景に色がついていたりなどの文字以外の情報が必要以上にあるより活字自体を追いたいのでは無いかと考え背景の用紙を読みやすいクリーム色の用紙にしました。

課題2
縦組み2段   使用用紙:タント

課題2は諸事情により写真は取っていません。
イメージだけですが、こちらも同じくハードカバーで制作しました。表紙は白の無地、中扉を短編集のイメージに合わせたカラーの用紙を使いました!
課題2はまず手に取ってもらうことが目的なので、面白さや斬新さを重視しました。本文ページにも薄く色を載せているのでとてもカラフルな仕上がりになっています。色によって興味を引き寄せてから内容に持っていく作戦です😎

4.講評

1/16に最終課題の講評がありました。
コンセプトシートがまずちゃんと書けていないから伝わらないと一蹴されました😭
ただ作品については、ハードカバーに挑戦したことと他の人が中扉や本文ページにまで気を配れていない中で
他の人とは違うデザインに挑戦していることはとても良いと言われました。あとはノンブル(ページ数)がもう少し大きい方がいい、中扉の色はもう少し薄くてもいいなどの指摘は頂きました!

自分でも分かっていたことも言われたし、自信を持っていたところを指摘されて思ったことがあります。
自分の考えの中だけで作ると自己中心的な作品になってしまうということです💦もっと本を読む人は何を基準に本を選んでいるか、本を読まない人はなぜ読まないのかというような調査が足りなかったと思います。また計画性がとても重要であると感じました。構成をして製本をしてコンセプトシートを作ってという工程がとても多く思っているよりも長期で効率よく制作していくことを考慮していないと中途半端な結果になりそれが作品にも現れてしまいます!今回私は計画が甘かった部分もありきっともっといい作品ができたはずなのに....と反省しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?