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きになる🔍ノヌト 第二回『宇宙よりも遠い堎所っおどんなずころ』~いきもの線~



きになる🔍ノヌトずは


わたしが個人的に「あれっお䜕だろうどうなっおるんだッ」
ず思った事を調べお「きになるノヌト」ず名付けたノヌトにたずめ、発衚するずいうものです。ただそれだけです笑


第䞀回目のテヌマは䜕にしようかず暫く迷っおいた時に、南極芳枬隊に同行する取材班の方々をニュヌスで芋かけ、
わたしの倧奜きなアニメ䜜品「宇宙そらよりも遠い堎所」よりもいの舞台でもある「南極」をテヌマにしようず決めたした。


第䞀回目のノヌトはこちらです。興味のある方は芋おやっおください。↓


第䞀回目では南極の環境をメむンに調べたしたが、
第二回目の今回は南極で暮らすいきものをテヌマに、気になるこずを調べおいこうず思いたす。


存圚は知っおいるけれど、どんな環境で、どんな生き物がいお、なぜその堎所を目指す人々がいるのか。案倖知らないこずだらけです。
これは気になりたすねえ  (^O^)


それではいきたしょう















南極にいきものはいるの



南極は寒さず也燥がずおも厳しく、北極ずずもに唯䞀ひずが䜏み぀くこずの出来なかった堎所です。
幎䞭匷颚が吹き荒れおいお、堎所によっおは砂挠䞊に雚が降りたせん。
そのためリップクリヌムず日焌け止めが無いず唇はガサガサ、肌は倧やけどしおしたうそうです。


しかし、そんな過酷な環境でもいきものは存圚したす。
わたしが南極、ず聞いおむメヌゞできる動物はペンギンやアザラシ、クゞラくらいのもので、怍物に関しおはあんなに寒い堎所に怍物なんお生えおるのず思っおいたした。


しかし調べおみるず南極で様々な工倫をしお生きる動怍物も存圚するこずが分かりたした。その党おは取り䞊げられたせんが、䞀郚だけでもここで玹介できれば、ず思いたす。たずは南極で生きる魚たちに泚目したす




ナニヌクな進化を遂げた南極の魚たち




䞖界でいちばん冷たい海である南極海には、クゞラの他にもりニやヒトデ、゚むやワラゞムシなど倚様な生き物が䜏んでいたす。その䞭でも倚くを占めおいるのが、「ナンキョクカゞカ亜目」ずいう魚の仲間たちです。

圌らは他の魚ず違っおその䜓に浮き袋氎䞭に䜓を浮かべるための噚官を持たず、海底で暮らしおいるずいう特城がありたす。
なぜ海底に暮らしおいるかずいうず、圌らの祖先が元々海底に䜏んでいたからです。



遠い昔、南極は他の倧陞ず地続きになっおいお、そこには今ず違い色んな皮類の怍物や動物、そしお魚たちも䜏んでいたした。
しかし時が経ちやがお南極倧陞が独立するずみるみるうちに気枩が䞋がっおいき、海は海氷で芆われるようになりたす。

するず環境に適応できなかった魚たちはだんだんず姿を消しおいきたした。
しかし、海面よりも環境の倉化がゆるやかな海底近くに䜏んでいたナンキョクカゞカ亜目の祖先たちは、その倉化に察応しお南極で生きおいくこずが出来たのです。


このグルヌプに属する魚たちは、ナニヌクな特城を持぀ものが倚くいたす。
なんず自分のからだが凍らないようにする物質を䜓液䞭に持っおいるのです。血液や䜓液が凍り始めるず、小さな氷の粒をその物質が芆っおそれ以䞊広がるのを防いでくれたす。

そう蚀われれば、氎枩がマむナス床近くにもなる極寒の海で凍らずにいられるのっおずおも䞍思議なのに、調べるたで考えもしおいたせんでした。 
ですがそこからマむナス20床くらいの地䞊に釣りあげられるず、さすがに凍り぀いおしたいたす。


他にも面癜い特城を持぀ものがいたす。
「コオリりオ科」のなかたはその䜓に無色透明の血が流れおいるのです
ふ぀う、動物の血液内にはヘモグロビンずいう酞玠を運ぶ圹目を担っおいる物質があり、それが赀い色をしおいるため血液も赀く芋えおいたす。
しかし、コオリりオ科のなかたはヘモグロビンを持たないため、血が透明に芋えるのです。

そんな状態でどうやっお生きおいるかずいうず、血液䞭に盎接酞玠をずけこたせお、それを倧きな心臓で勢いよく党身に送り届けるこずで生きおいるようです。

たたこの「透明な血」は、血液䞭に粘り気の元ずなる赀血球をほずんど持たないため、血がサラサラでより血管の䞭を流れやすい、ずいう利点もありたす。


なんずいうか、調べおみるたでこんなに「南極で生きおいくこず」に適応した進化をしおいるなんお思っおもみたせんでした。
「䜓が凍らない物質を持぀」なんおそうなりたいず思っおなれるものなのでしょうか 進化っお䞍思議だなずワクワクしたした。




魚たちにずっおの『壁』


南極に䜏む魚たちは、その倚くが南極にしか生息しおいないそうです。
海は陞ず違っお繋がっおいるのにどうしお移動しないのず思いたすが
それは実は、魚たちにしか芋えない壁があるからなのです。


その壁は南極前線ずいい、海氎の氎枩や塩分濃床の違いによっお出来る境目の事を指したす。その境目は海面から氎深数癟メヌトルほどたで存圚しおいお、人間からすれば気が付かないほどのものですが、魚たちにずっおはこれが倧きな「壁」ずなり、簡単に行き来するこずは出来たせん。


南極海ずほかの海を自由に行き来できる魚はクゞラくらいで、南極海に䜏む魚たちはこの壁に閉ざされおいる䞀方、倖から入っおくる魚もほずんどいない為、この壁に守られおもいるのです。




匷面な深海魚たち


そんな感じで、ぞ色んな魚がいるのねえず思いながら南極の魚図鑑を芋おいたのですが、終盀のほうで深海魚たちが玹介されおいるペヌゞを芋お、思わずいや顔面コワすぎるやろず感じた魚たちが䜕匹かいたので、
コむツァ玹介せずにはいられねぇぜ  ずいう事で、(?)


いきなりですがここで私の独断ず偏芋により「個人的★南極の顔怖い深海魚ランキング」を䜜っおみたした


コワむけどなんか芋ちゃう





いやコワっっ皆なかなかにパンチのあるお顔でいらっしゃる  
たずみんな目がむッおる 
もし圌らず氎䞭で遭遇したら絶察泣くし、なんならお化け屋敷に普通のお化けが居るよりも圌らの暙本眮いおあるほうがよっぜど怖い気がする。
でも描いおるずなんずなく可愛く芋えおくる気もしお䞍思議ですね 


そしおこの絵を芋おいただくず分かるのですが、䜓に発光噚光る郚分を持぀者たちがいたす。なんず深海生物の八割はこの発光噚を持っおいるそうです。぀たりなんかしらどっかしら光っおるダツのほうが倚いずいう。



これを持っおいる魚でパッず思い぀くのは「チョりチンアンコり」でしょうか。圌らは頭から䌞びた発光噚を逌に芋立おお、小魚をおびき寄せる為にそれを䜿いたす。
正盎調べおみるたでこの䜿い道しかないものだず思っおいたのですが、実はこの発光噚にはちょっず面癜い䜿い方があるようです。



秘技・カりンタヌむルミネヌション


発光噚を「獲物を捕食するため」に䜿う魚がやはり䞀番倚いのですが、䞭には「捕食者に芋぀からないようにする為」に巧く䜿うものもいたす。


深海mくらいたでは倪陜の光がわずかに差し蟌むため、自分より深い堎所に䜏む魚たちには逆光で自分の居堎所がバレおしたいたす。それを防ぐために行っおいるのが「カりンタヌむルミネヌション」✚

腹郚に぀いた発光噚を、差し蟌む光ず同じくらいの明るさで光らせお、自身の圱がう぀らないようにするずいうワザです。
なんお賢いんだ ずちょっず感動しおいたのですが、䞭にはさらなる策士もいお、

完党に姿を隠すのではなく、䞀郚だけを光らせるこずにより自身の圱を小魚に芋せかけ、近づいおきた獲物を捕食するずいうずんでもねえダツたでいるようです。
他にもコミュニケヌションを取ったり、目くらたしをしたりず、発光噚には色々な䜿い道があるんですね。




南極で生きる鳥たち



南極ずいえばペンギンのむメヌゞは匷いですが、私たちが想像するような「南極倧陞で子䟛を぀くっお暮らしおいる」ペンギンは実はアデリヌペンギンずコりテむペンギンの2皮類しかいたせん。

そのほかにもゞェンツヌペンギンやヒゲペンギンがいたすが、圌らが暮らしおいるのは南極半島ずいう、倧陞西郚にニョロッず突き出しおいる现長い地垯で、南極倧陞の䞭でも比范的暖かい堎所です。
ずはいえどんなに暖かくおも倧䜓010℃くらい


コりテむペンギン以倖のペンギンは南極の倏にあたる1112月に卵を産み
子育おをするのですが、圌らだけは真冬に卵を産んで「䞖界䞀過酷」だず
蚀われる子育おをしたす。
なぜコりテむペンギンだけがわざわざ危険な真冬に子育おを始めるかずいうず、それには圌らの䜓の倧きさず、゚サが関係しおいるようです。


圌らは他のペンギンず比べお䜓が倧きく、身長は100130ほどあり
䜓重は30㎏前埌になりたす。そのほかのペンギンはほずんどが
身長6090cm、䜓重が510㎏ほどである事が倚い

そしおヒナが巣立ちするたでには玄半幎かかるのですが、ほかのペンギンず
同じように倏に卵を産んだ堎合、ヒナの巣立ち前に冬が来おしたい、そうなるず生き抜くのは困難になりたす。

冬に卵を産んでいれば、次の冬がやっおくる前にヒナは巣立ちするこずが出来るのです。


たた、圌らの゚サずなる「ナンキョクオキアミ」ずいう生物は、111月に数が増えたす。䜓の倧きい圌らやそのヒナは倚くの゚サを必芁ずするため、逆算しおヒナの巣立ち時期をこれに被らせるようにしおいるのです。
なんお賢いんや  


たた、南極にはペンギンの他にも様々な海鳥たちが暮らしおいたす。
䟋えばワタリアホりドリ。圌らは飛ぶ鳥の䞭では最も倧きく、翌を開くずその倧きさは最倧ずいう蚘録もあるそうです。ぞcm





   えcmめっっっちゃデカないそれもはや恐竜じゃない
他にもマナグロアホりドリは最倧、ハむむロアホりドリは、オオフルマカモメは     


もしかしお南極の鳥は倧きい子が倚いのか  党おではないです
自分の身長の倍近くもある倧きなからだず翌で空を飛んでいるのだず思うず本圓に䞍思議です、間近で芋おみたい。

ふず自分ず比べるずどれくらい倧きく感じるだろう、ず思い䜕か分かりやすく比べる方法はないか考え、絵にあらわしおみるこずにしたした。
せっかくなので今回は「よりもい」のしらせちゃんcmず、
南極の鳥たちずで背くらべをしおみたしょう



やっぱりデカっっっ




こうしお比べおみるず本圓に倧きいですね。
自分が二人瞊に䞊んでも足りないくらい倧きな鳥なんお、日垞ではなかなかお目にかかれたせん。
ワタリアホりドリはその倧きさ故、他の鳥のように矜ばたくこずをあたりしたせん。倧陞呚蟺に吹く颚をうたく䜿っお、滑空しながら空を飛びたす。
その様がずおも優雅でかっこいいので、よければ調べおみおください。
ヒナもビッグサむズなうえにモフモフで可愛い




南極のいきものを支える「アむスアルゞヌ」


南極は寒さず也燥が厳しく、その環境はいきものにずっお良いものずは
ずおも蚀えたせん。しかしもしその環境にうたく適応するこずが出来れば、
他のいきものに脅かされる事は少なくなり、生き残れる確率も䞊がりたす。


たた圌らが南極で生きおいくこずが出来るのには、実は圱の功劎者の存圚が倧きく関わっおいるのです。
それが「アむスアルゞヌ」です。なにそれ矎味しいの  


聞きなれない蚀葉ですが、アむスアルゞヌずは海氷の䞋に生える小さな
藻類そうるいの事です。身近な所だず海苔やワカメ、昆垃などが藻類に圓たりたす

アむスアルゞヌは倏の間に光合成をしお倧繁殖し、それを逌にしおいる
オキアミ動物プランクトンめっっっ぀ちゃ小さな生き物もたた倧繁殖したす。

そしおそこにオキアミを逌にしおいるペンギンやクゞラ、魚たちがやっおくるずいうわけです。逌の少ない南極で暮らす生き物にずっお、
アむスアルゞヌは無くおはならないものなんですね。


ちなみに䜕で氷から怍物が生えるのず思いたすが、これには次のような仕組みがありたす。

たず海氎が凍る際、真氎のみが凍り塩はほずんど远い出されたす。
その為氷内郚に残る塩氎はずおも濃い状態になり、濃い塩氎は重いため
海ぞず沈んでいき、氷には無数の小さな穎が出来䞊がりたす。

この穎に海氎から栄逊が運び蟌たれる事により、アむスアルゞヌが育぀のです。぀たり氷が無ければアむスアルゞヌは育たず、オキアミも増えたせん。
圓然それを逌にする生物も生きるこずが困難になりたす。


「地球枩暖化によっお南極に䜏む生き物が枛っおいる」ずいうのは小孊生の頃には既に知っおいた知識でしたが、長い間それは氷が溶けるこずにより
䜏める堎所が狭くなっおいる事が原因なのだず思っおいたした。


しかし実は南極の氷ず怍物、動物はみんな繋がっおいお、どれかのバランスが厩れれば立ちどころに成り立たなくなっおしたうものなのだずいう事が調べおみおよく分かりたした。





生態系のトップはコケ南極に生きる怍物



最埌は南極でたくたしく生きる怍物に぀いおです。
南極に生える怍物の生態系は、私たちが䜏んでいる堎所のそれずは党く異なりたす。タむトルにもある通り、南極での生態系のトップに君臚する怍物はなんずコケや藻類、地衣類ちいるいなどの花を咲かせない怍物なのです


地衣類ずは、藻類ず菌類が共生しお出来おいるちょっず倉わったいきものです。菌類は藻類に生きやすい環境氎分ず䜏み家を提䟛する代わりに、
藻類は光合成で埗た栄逊を菌類に分け䞎えるこずでお互い助け合っお生きおいたす。ちなみに藻類も地衣類もコケの仲間です


普段の生掻でも岩壁や朚の根元、ゞメっずした颚通しの悪い堎所などで
コケを目にする機䌚はそこそこありたすが、それよりも草朚や花のほうが
圧倒的に倚く芋られたす。

実はコケが育぀のにもある皋床日光が必芁で、私たちが䜏む堎所でコケが
生きるには草朚や花に日を遮られない堎所でなくおはなりたせん。

ほずんどの怍物は土に根を匵っお成長するので、それが出来る環境である限りコケが生態系のトップになる事はたずありたせん。


しかし、南極では環境がたるで違いたす。
分厚い氷に閉ざされた倧地では、根を匵っお倧きく成長するような怍物は
生きおいく事が出来たせん。代わりに根を匵らずに成長できるコケ類は南極でも生きおいく事が出来るのです。実はすごいダツ🍃

ずはいえ湿床の高い堎所を奜むコケ類にずっお、也燥の厳しい南極は
決しお䜏みよい環境ずは蚀えたせん


たた南極半島では短い倏の間にたった2皮類だけ、高等怍物草朚や花
であるナンキョクコメススキずナンキョクミドリナデシコを芋るこずが
出来たす。

南極は芋枡す限り䞀面青ず癜の䞖界で、コケ以倖になかなか緑色を芋られる
堎面はないそうです。遥か遠く地球儀の䞀番䞋でも生い茂る緑が芋られる
なんお、ちょっずふしぎですね。









たずめ



きになる🔍ノヌト 
第二回目を読んでくださり本圓にありがずうございたす。


今回も党然知らなかった南極の生き物のこずが色々知れお、調べおいお面癜かったです。どの生き物にも、その環境で生きおいくための胜力や工倫が
あるのですね。䜓内に凍らない為の物質を持぀のはチヌトすぎん 


二回目が出せるか埮劙でしたが、なんずか圢に出来おほっずしおいたす。
䞉回目もたた気力が続けば぀くっおみたいず思いたすので、その時はたた
読みに来おいただけたら嬉しいです。



それではたた








出兞・参考文献



『南極から地球環境を考える 南極の自然・環境Q&A』
 こどもくらぶ朚矢恵梚子線・䞞善出版株匏䌚瀟


『南極のさかな倧図鑑』
 岩芋哲倫 著・株匏䌚瀟犏音通曞店


『ペンギンたちに䌚いたくお』
 加藀明子 著・株匏䌚瀟くもん出版


『北極ず南極生たれたおの地球に息づく生呜たち』
田邊優貎子 著・株匏䌚瀟文䞀総合出版


環境省ホヌムペヌゞ 南極キッズ (環境省_南極キッズ (env.go.jp))


深海は発光するいきものだらけどうしお深海生物は発光するの 
https://ikimall.ikimonopal.jp/blog/post-496/


動物完党倧癟科 https://animalbook.jp/animalia/emperor_penguin/


囜立科孊博物通地衣類の研究 囜立科孊博物通地衣類の探究 (kahaku.go.jp)

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