【妻子マンション持ち教員10年目の決断#3】在外教育施設派遣を受験するまで《3ステップ》
こんにちは、在外教育施設派遣を経験したHiroです。
今回は在外教育施設派遣の試験に至るまでの過程をお伝えできればと思います。
来年度受験される方や、将来的に海外で働くことを考えている方、また実際に経験された方など
読んでくださる方にとって少しでも
幸せに感じられると嬉しいです。
ステップ① 派遣の前提
私は文部科学省派遣で受験しました。
在外教育施設派遣は4月中旬から下旬頃にかけて募集がはじまります。
通常派遣の募集は
◯都道府県教育委員から
◯市区町村教育委員会へ
案内が降りてきて、最終的に学校に届きます。
そして
◯校内での業績評価をしていただき、市区町村教育委員会への推薦をする
という、流れになります。
最も大切なことは
「校内校長先生の前向きな推薦を貰うこと」
です。
在外教育施設派遣は、人事です。
校長先生からの評価がなければ、推薦されません。
また校長先生が推薦書の中にある様々な項目の中で特に優れているとの判断基準をしていただけなければ
次へのステップへ進むことができません。
つまり、
在外教育施設派遣への挑戦は
今眼の前の業務に対して一生懸命であり、成果をしっかりと上げているかどうかが最も大切ということです。
私は前年度から校長が変わったのですが、派遣の希望は共有していただいていたので、校長先生と同じくらい副校長先生も一緒にアンテナを張って応援してくださっていました。
もちろん、あまりに優秀すぎて出したくない(派遣させるのが難しい)と判断される人がいるのは事実です。
そして、財政的な問題から一定の自治体からは派遣教員を出さないこともあるようです。
しかし、自分のやるべきことをやれていないのにも関わらず、
◯海外で働きたい
◯今の職場から離れたい
では、難しいということです。
ステップ② 面接シートの準備
面接シートの提出を経て
市区町村教育委員会の面接に進みます。
その際使う面接シートは、今後都道府県教育委員会や、文部科学省面接でも同じものが使用されます。
つまり5月の提出の段階で
◯自分はなんのために在外教育施設派遣をしたいのか
◯派遣でなにができるのか
◯派遣を通してどのようなことを還元したいのか
について具体的に考え、まとめておかなければいけません。
そのためにはまず経験した先生方の話を聞き、
具体的なイメージをふくらませることがとても大切だと感じます。
私の周りには派遣を経験し、今の市区町村や現任校で輝かしく活躍される先生がたくさんいました。
その先生に、経験談や志望動機などを事細かく伺い、自分はどうかと思考を深める日々でした。
ステップ③ 自己分析✕自己分析✕自己分析
今までの自分の強みは?
これからの自分の姿は?
進路を決めるにあたって、一度は「自己分析」をしたことがあるのではないでしょうか?
◯自分は教員として何を大切にしてきたのか
◯どのようなことを頑張ってきたのか
など、自問自答しながら考えていきました。
特に私が難しいと感じたのは
①派遣される学校にとって、自分はどのような貢献ができるのか
②在外教育施設派遣の経験をどのように活かすのか
ということです。経験したことがない自分は、どのような学校なのか、どのような貢献や経験ができるかよくわかりませんでした。
そこで私は、
まず本を読みました。
この本は先輩先生から紹介を受けたのですが、具体的子どもたちの姿や、先生方の取り組みがわかりやすく書いています。
そして今の在外教育施設派遣に求められる課題がよくわります。ぜひ読んでみてください。
そして、
経験された先生からたくさんお話を聞きました。
どうして受験したのか、
今どのような様子なのか、
帰ってきた今どう感じているのか、
など、親身になって語ってくださる先生方がたくさんおり、本当に私は周りに恵まれていたなあと感じております。
妻と幼い子がいるなか決断できたのも、周りの人にたくさん支えて貰えたからです。
しかし自分の周りには相談できる方がいないや、周りに聞かれるのが嫌だなど思われる先生方もいらっしゃられるかと思います。
もし周りに相談する先輩や先生がいない時にはお力になれればと思います。
もし在外教育施設派遣について気になる方はコメントにぜひご質問ください。
また周りの人の目が気になる方に向けて公式ラインも作成しました。個人的な質問や悩みなど、モヤモヤが少しでもスッキリにできたらと思っております。お気軽にご質問ください。
長くなりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございます。
次は都道府県面接や文部科学省面接についてまとめていければと思っています。
続きが気になったかたはぜひスキをポチッと押して頂ければ励みになります。
読んで頂いた誰かの幸せに繋がれば幸いです。
それでは(^^)
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