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真面目な人ほどバカを見る
#私の学び直し
真面目は褒め言葉?
小さい頃から「頑張り屋さん」「真面目な子」と呼ばれて育ちました。
最初は、子供ながらに真面目という言葉がとても嬉しかったのですが
大人になるにつれて真面目は短所にもなり得るということに気づきました。
「真面目」は褒め言葉でしょうか?
不真面目って楽しそう
大学時代、アメリカ文学の専攻に進んだ私は真面目に授業に出席し、レポートもしっかりこなして提出していました。
留学経験者もいたので見た目も性格も海外思考の子もいましたが、その子たちは授業も欠席することが多く、テスト前だけノートの貸し借りをして単位を取得していました。
一見、いつも遊んでいるように見える彼らでしたが
私は「不真面目そうに見えるけど、要領が良くて楽しそう」と、憧れの眼差しで見つめていました。
今になってわかりますが、彼らはどこで力を入れて頑張ればいいか、
【力の入れどころ】と【力の抜きどころ】を自分で判断した上で行動していたんだと思います。
真面目であるがゆえのつらさ
新卒で入った会社は人材業界の会社でした。
新卒で入った当初から人事や上司に「あなたは真面目だから、芽が出るまでに時間はかかると思うけど頑張れ!」と言われてきました。その言葉通り全く受注できず、精神的に追いやられるほどに初受注まで時間がかかりました。
その時に、周りの同期を見てみると誰1人私のように死にそうになりながら仕事をしている人はいませんでした。毎日飲み歩いて楽しそうに騒いで、メイクや服装など、見た目も華やかでキラキラしていました。
働きながら、「誰よりも真面目にやっているのに、どうして私だけこんなにつらい思いをして働いているんだろう。みんななんで楽しそうなんだろう」と不思議でしょうがなかったです。
そのメンタルで働いていて長続きするわけがありません。
鬱状態になってしまった私は、すぐに退職をして、休養をとりました。
そして健康を取り戻してから、初めての転職をしました。
2社目の会社は歯科業界で、私は9人いる営業マンのアシスタントとして入社をしました。
そこでも真面目さを評価される一方で、業務量がみるみるうちに増えていき、気づいたら他の部署の仕事や、他のチームメンバーの世話役まで担っていました。
頼まれた仕事を断れなかった当時の私は、任されてた全ての仕事に対して真面目に、一切手を抜くことなく取り組みました。結果、毎日始発、終電の毎日になり、頑張れば頑張るほど、いろんな人からの相談も増え、労働環境も過酷になっていくので、「私っていつもこうなっちゃうなー。なんでだろう。。」と思い悩んでいました。
その後、2回目の転職を経験してその答えが見つかりました。
不真面目な人がやっている3つのこと
3社目の会社では採用管理を行なっていました。
その時点ですでに採用業務以外の色々な業務を経験させてもらいましたが、その後チームが変わり業務も変わっていく中で業務が増えていきました。
働く中で業務が増えたりするのはあるとしても、気づいたら残業なしではこなせない量になっていて、また疲れ切って帰る日々が続いていました。
その中でも定時で帰るメンバーや、雑談をしながら楽しそうに仕事をしているメンバーを見て、自分となにが違うのかを考えるようになりました。
決定的な違いは下記の3つでした。
・忙しいふりをする
・仕事を断る
・できない人を演じる
まず、1つ目の「忙しいふりをする」についてです。
私は当時「これお願いできる?」と言われたら二つ返事で「はい!やります!」と答えていました。
でも、当たり前ですがみんなに同じ返答をしていたら自分のキャパを超える時が来ますよね。
不真面目な人は「あー。ちょっと今立て込んでて。。」「今やっている作業結構時間かかるんですよね」などうまく忙しさをアピールして相手が依頼しづらい環境を作っています。
そして2つ目の「仕事を断る」ことについてです。
これは至ってシンプルで、本当はやる余力があるのに断る方法です。
これができれば残業もしなくて済みます。
「この仕事あるんで厳しいです。すみません」とさっぱり断っています。ひと昔前なら、仕事を断るなんて!と怒られそうですが時代は変わっています。本人ができないと判断したものはできないと主張する権利があります。自分が心身共に健康で働くにはこういった言動も必要です。
最後に、できない人を演じることについてです。
最初から真面目に頑張利すぎるとその分初速はものすごく評価が高いです。ただ、その後は期待と負荷が上がる一方で「使われる側」になってしまいます。
本当はこのスピードでできる、と思ってもあえて適度にマイペースで心地よく進められるスピードでおこなえるよう、時には「できない人」を演じることも大事です。
まとめ
これらのことが自然にできる人もいますが、日本人は勤勉な性格なので頑張りすぎる人が多いと思います。
でも生まれながらにして真面目だったわたしの経験からしても、真面目に働きすぎると、確実に損する瞬間や遠回りすることは多いです。馬鹿を見ることもあります。
さぼれ!と言いたいわけではありませんが、不真面目さも取り入れればもっと楽に生きられるかもしれません。
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