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A案とB案の間ってなんなん?

デザイン系の学校とは縁もなく、
最終学歴はマイナー国公立大学
外国語学部卒 の海山すなです。

未経験からスタートしてはや20年。
デザイナーになってからのアレコレを
思いつくままに記していきたいと思います。


年末の締めくくりとして
今回はデザイナーあるあるをひとつ。
他の業界でもありそうだけど。

結局どういうことか考えてみる

初校の際などにA案B案C案…
場合によってはもっと数多くの
パターン出しをしますよね。

わざわざ全くテイストの違う
パターン別にして提出した結果、
1つにまとめられそうになったことありませんか?
私はけっこうあります。←

再校の際に、
AB両案の間をとったものを見せてほしい的な。

タイトルとかアイコン的な
目立つあしらいだけを移植するケース、
Aの背景をBに移植したパターンも
見たいだとかなんとか。

見なきゃわからないのかな?
と思ってる人(同業者)も多いはず。

だってさー、
「これをこっちにちょっと変えるだけだから、、、」
みたいなことは基本ありえなくて、
全体のバランスみながら
テイストやトーンをいじらなければ
それって成立しなくないですか?

だから別案なんでしょって。

A案とB案は平行線上にあって
間は永遠に埋まらないのです。

間とかいう話ではなく、
結局どちらもいいなってことで
AB両案採用されたことはあります。←

そう、「A案とB案の間問題」に存在するのは
1.提案された中に決断するだけの決め手がない
2.クライアント自身正解がわからない
もしくは
3.両方とも機能している為どちらも捨て難い
ってことが多いのではないかと考えました。

A案とB案は永遠に平行線上にあって間などない

まあ、結局のところ作り手側の問題が大きいのかと。
クライアントのど真ん中を撃ち抜く本命案を
1つ
にまとめきれず、要素をまき散らしてしまったとか、
そもそも本命案に仕上げられなかった結果
モブ多発の末の迷宮入りだったりとか。

事前の聞き取りが不十分で
クライアントとの情報共有ができていないと
迷子になる可能性は一気に高まります。

でも「どちらも捨て難い」という理由で
迷っているのだとしたら嬉しいですね。

自身の仕事の分析の機会

とはいえ納得いかないケースも
少なからずあるかと思います。

これはもうお仕事を数多くしている中での
気づきのチャンス、つまり
「提出案の分析を掘り下げてする良い機会」
なのだ…!と捉えたいものです。
(↑自分に言い聞かせてます)

情報共有っていうか共感に近い感覚で

なんだかんだここまで書いてきて結局、
デザインてそのひと(企業)の「好き」に
訴える感性の部分も多分にあるので
結局聞き取り(言語化して共有)が
本当にたいせつなんだなあ
と再認識するこの頃です。←あたりまえ体操

お仕事の内容によっても千差万別。
デザインはいろいろあっておもしろいですね。
※最初怒りにも似た感情で始めた為
いつにも増してまとまりのない文章ですみません。


こんな感じで激動20年(←いまここ)の
デザイナー生活をどんどん進み中なわけですが
道のりは長く、険しく、楽しく続いていきますので
また機会があれば文章にしたいなと思います。

お付き合い頂きありがとうございました。

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