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【スタッフインタビュー#3】誰かの安心できる秘密基地になるように

こんにちは!スタッフインタビュー第3回目は、ツクマルで見守りボランティアをしている鈴木絵美さん(愛称;えみちゃん)です。

ツクマル参画のきっかけ
 スタッフのしほさんからツクマルについて教えてもらったのがきっかけです。しほさんにはヨガを習っていて、ツクマルが開設された当時「地域の中で図書室を作ってみんなの居場所づくりをしたい」という思いを話してくれました。そこで地域で見守りをする人がほしいと聞いて、家からすぐに行ける距離だし、何か背負う感じもなく、気軽にお手伝いできそうと思って、関わってみることにしました。
 私は言語聴覚士で、普段は高齢者施設で摂食嚥下(食べ物を認識してから、口を経由して胃の中へ送り込む、一連の動作のこと)という障害のリハビリ担当をしています。ずっと、地域の中で何かできたらいいなと思いながら、家と職場の往復で終始する生活を送ってきました。そんな時にツクマルのことを聞いて、働き方を非常勤に変えるタイミングだったことも重なり、一歩踏み出しました。

私の活動内容
 週に1回ツクマル内での見守りと、時間がある時には週末のイベントのお手伝いをしています。ツクマルの運営に関わるのではなく、決まった時間にツクマルに居て、そこに来る人とお話ししたり、本が借りたい人が来たらお貸ししたりするボランティアです。ボランティアは高校生の時に、介護現場で高齢者のお話し相手をしたり、子どもたちに勉強を教えたりしたことはあったけど、社会人になってのボランティアは初めてです。
 私自身、横須賀に住んでまだ6年と長くないので、横須賀の街のことをもっと知りたい気持ちもあるんです。地域の人と関わることで、どこに何があって、どんな人がいるのか、知ることができるのも嬉しいです。
 イベントはお手伝いだけではなく、企画から携わったものもあります。普段から食について勉強をしているので、地域の人に役立てたいと、体に優しいおやつ教室を開催しました。食べるものを変えると体も変わるし、人と話をすると喉の力もついていきます。イベント当日は、同じ地域で働く管理栄養士さんたちにも来てもらいました。いろんな世代の人が集まって作ることができて、楽しい時間でした。みんなで話すこと自体、大きな価値があると感じていて、そこから学ぶことや知ることが多いなと思います。ツクマルでの出会いが楽しくて、行くことが楽しみになっています。

ハロウィンのおやつを作りました

参画してみてよかったこと
 地域の方との出会いや地域のことを知ることができるのがよかったことかな。元々子どもが大好きなので、地域の子どもたちと関わる機会を持てることが嬉しいですね。自分が何かを支援している、というより、逆に楽しさや癒しをもらっているという感じです。
 地域で私にできることはないかなと考えている中で、私と同じように地域の中で何かしたいと思う人と出会うことができました。何か心配事が出てきた時に、自分たちに何ができるのか、同じような思いで一緒に話せる人がいるのはすごく大きいなと思います。すぐに何かできるわけではないけれど、感じたことを話したり、ともに行動したりできる仲間がいるんだってわかってることが心強いです。

将来の願望、もしくは読者へのメッセージ
 ツクマルに対しては、気軽にふらっと誰でも寄り道してくれる場になったらいいなと思います。ツクマルは適度な広さで、親戚の家感がするというか。あと、SOSを出せる場になったらいいなとも思っています。例えば、周囲の人とうまくなじめないなと感じている方とか、最近こもりがちな生活で寂しさを感じている方とか。私自身、不登校だった時期があって、当時の私にとっては保健室が安心できる秘密基地でした。ツクマルも誰かの安心できる秘密基地みたいな場になればいいですね。
 個人としては、地域で何かやりたいなと思いながら、その何かがわからなくて、まずはいろんなことに挑戦してみようという気持ちでいます。多世代交流や高齢者、虐待、ひきこもり、犯罪者から守ることなど、ツクマルの活動を通して、ここから何か繋がることがあるんじゃないかなと思いながら活動しています。

みんなの秘密基地に

おすすめのツクマル活用法
 自分が好きなものを持ち込んで、好きに過ごしてもらうというのがいいと思います。ツクマルには見守りスタッフがいるので、顔を見てほっとしてもらえると嬉しいです。

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