アメリカ管理職ママ

カリフォルニア在住。日本でブランドの立ち上げを経験後、グローバル企業の本社でディレクタ…

アメリカ管理職ママ

カリフォルニア在住。日本でブランドの立ち上げを経験後、グローバル企業の本社でディレクター職を務める。"Be Kind"をモットーに人に寄り添うリーダーシップスタイルを大切にしている。 プライベートでは一児の母。働きながら米国大学院MBAを修了。

最近の記事

アメリカの管理職が抱える悩みとは?

アメリカのグローバル企業で約10年ほど管理職をしている一児のママです。 アメリカ本社に来た数年間はマネージャーとして、その後はディレクターとして働いています。最近思うのはディレクターの役割って、より中間管理職的だなと感じています。 調べてみるとディレクターって上級管理職という部類になるみたいなんですが、上と下に挟まれる中間的立場なんですよね。 正直言ってマネージャーの時の方が現場を任されるし、自分の裁量で決められることが多かった。 ディレクターになったら現場を直接仕切

    • 自信を持つための考え方とは?|働きながらアメリカMBA卒業 終

      フルタイムで働きながら子育てをしつつ、MBAプログラムで大量のインプットとアウトプットをした3年間。 この3年間は本当に長かった。仕事、家事、子育て、勉強で毎日の予定があっという間に埋まり、それが当たり前になっていた。 課題に追われなくて済む生活があるなんて想像ができなくなっていた。 最大の気づき 全てを終えて気づいたことは、 私の人生はやりたいことが何でもできる人生だったんだということ。  自分の生活の中にある何も予定がない時間というのは、こんなにもワクワクするも

      • 「手放す」ことで見えてくる本当の自分|働きながらアメリカMBA挑戦記 #4

        アメリカで管理職として働きながら2歳の子育てをし、コロナ禍にオンラインMBAを始めました。 3年かけて去年の12月に修了したのですが、その修了間近に最大の闇に襲われました。 最大の闇とは 2023年の11月には卒業の課題として今後のキャリアプラン、5カ年計画などを提出することになっていました。 それなのに、 もう卒業するというのに、 私にはビジョンが全く湧いてこない。 終わる喜びより、焦る気持ちしかない。 仕事への新たな情熱が湧いてこないし、転職したいとか、昇進した

        • ワーママが子育てと大学院の両立をするには |働きながらアメリカMBA挑戦記 #3

          アメリカで管理職として働きながら2歳の息子の子育てをし、2021年からオンラインでの大学院生活を始めました。(2023年末に卒業) 余裕が全くない忙しい毎日ではありますが、仕事をしながら子育て、勉強の両立は条件付きではありますが…できます! どんな条件が揃えば両立できるのか、実体験を振り返って書いていきたいと思います。 自分で決めたルールに縛られない 最初は子供が寝てから夜勉強しようと決めていたんですが…。いざやってみると、夜9時過ぎには疲れ切って気力も体力もなくなっ

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          忙しい時の時間の作り方 |働きながらアメリカMBA挑戦記 #2

          コロナ禍に入って2年目の2021年に大学院生活を始めました。その頃息子は2歳のイヤイヤ期に突入。 昼間はオンラインミーティングだらけで自分の仕事をする時間がなく、毎晩子供を寝かしつけてから仕事や勉強をする日が多くなってしまいました。 家から一歩も出ず、仕事と勉強に明け暮れる日々。やりたい事を考える余地もなく、やらなきゃいけない事に追われるだけの毎日。 そんな中、MBAのカリキュラムで自分の価値観を知る授業がありました。 私の人生で大切な価値のトップランクは健康、家族。

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          働くママ、大学院生になる |働きながらアメリカMBA挑戦記 #1

          さかのぼること4年。 2020年はコロナ禍が始まったばかりの頃。オフィスが閉鎖され慣れないリモートワークに切り替わり、すべてが落ち着かない時期でした。 息子はその時まだ1歳。しかし迷うことなく、働きながらMBAに挑戦することを決めました。 そこから3年かかりましたが、去年の12月に大学院を卒業することができました。 コロナ禍の大変な時期にどうしてアメリカのMBAに挑戦したのか、そして3年間の育児と仕事と勉強のトリプル生活を振り返ってみて感じたことを何回かに分けて書い

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          MeTooからポリコレまで:管理職ママの日々の挑戦

          カリフォルニアにあるグローバル企業で管理職をしている一児のママです。 ここ数年はオフィスのカルチャーがだいぶ変わったなぁと感じています。 例えば今は当たり前となったポリコレ(ポリティカルコレクトネス)という言葉ですが、差別をなくす活動の盛り上がりはここ10年アメリカでも感じてきました。 流れが変わったMeToo運動 近年のMeToo運動の前までは、ビジネスと同じくらい差別の撤廃も大事!という意識を持つ会社は少なかったと思います。 その後はBlack Lives Ma

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          突然辞めたアメリカ人部下

          アメリカのグローバル企業で約10年ほど管理職をしてる一児のママです。 今はだいぶ馴染んできましたが、アメリカに来た頃は色々なことにカルチャーショックを受けていました。 今日はその中でも忘れられない 前社でのエピソードを一つ。 すがすがしい辞めっぷり 私の経験ベースの話ですが、アメリカ人の辞める時のあっさり度はかなりのものです。こんなに潔く辞めていくのか…と感心するほど。 これはある部下の話…。 本人たっての希望で私の部署に移動してきたジェフ君(仮名)。今後もっと成

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          アメリカで日本人が管理職やるって大変?

          アメリカのグローバル企業で約10年ほど管理職をしている一児のママです。 去年までマーケティング部門にいましたが、現在は新規ビジネス部門に所属しています。 私の会社はそこまで大きくなくて、ディレクターレベルであれば大体3~5チームを管理します。もちろん例外もありますが。 最近は実務に携わることは減り、私の仕事の中心は人のマネージメント、問題解決、部署間の調整、上層部との確認などに毎日を費やしています。 今回は初めての投稿ということで何から書こうかなぁ…と考えていたのです

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