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SDGs(持続可能な開発目標)〜考察②

後半

☆生物多様性を守るために イギリスの対策に学ぶ

世界の中でも自然破壊が進んでいる国、それがイギリスです。1970年以来、イギリスに生息している生物種は約20%も減少、151種が絶滅したとされています。植物の在来種は、わずか1500種。

日本の在来種が7000種であることからすると、生物多様性が非常に低いのです。

しかし、イギリス人の生物多様性への意識は非常に高いです。まず、多様性の保全に関わっている割合が多く、しかもボランティアの参加人数も日本と桁違いに多いのです。

イギリスにはトラストと呼ばれる団体があちこちにあり、草刈りや種まきなどのボランティア、自然観察やガイドツアーなどに取り組んでいます。

イギリスは寄付の国でもあるので、そこにお金を払うとか、ボランティアで参加することに多くの人が積極的です。やっていることは日本とあまり変わらないのに、大きな意識の差があります。

特にイギリスは、世界で最初に産業革命が起きた国。
1980年代後半、EUは政策転換し、環境に配慮した農業をやっていくとしたのです。

環境に配慮した農業には補助金が出ます。お金が付くことで、農産物の市場に環境配慮のマーケットが生まれます。その結果、皆がビジネスとして環境に配慮しやすくなるのです。

イギリスでは、危機感があったから、生物多様性を
大事にしようと思え、身近な自然を愛でる人も多い。この自然への眼差しは、学ぶべき点だと思います。

☆日本企業の取り組み
都市開発に定評がある巨大ゼネコン、大成建設が
「森づくり」の挑戦を開始。

山梨県の多摩川流域で4月、治山治水と生物多様性の保全を目指す取り組みを始めました。2030年度までに成功モデルを確立し、全国で展開する構想です。

地元の山梨県小菅村やNPO法人と連携。
小菅村のスギやヒノキを伐採して建築などに利用し、地域に自生するケヤキやコナラといった木を植えて人工林を自然の姿に近い森林に戻す。

山中には柵を張り、シカの食害から苗生を守る。森が再興すれば、多様な生物が暮らす環境も回復する。

源流域で育った植物を下流域に移植すれば、外来種を混ぜない都市緑化にもつながり、生態系に配慮した建築の提案です。

☆最後に、私たちのサステナブル(持続可能な)取り組み

【身近にできること】

◎肉よりも野菜など植物ベースの食事を増やすなど食生活の見直しです。生態系への負の影響を少なくすることができます。

◎庭に植える木や花も、地域の生態系を支える重要な役割を担っています。身の回りから、自然を豊かにしていく努力も大切です。

【考察の結論】
SDGs(持続可能な開発目標)=我々の世界を変革することは、「尊い地球の平和及び人間の尊厳、そして、幸福を守ること」に直結すると考えます。

いかがだったでしょうか?かなり長い文章を最後までお読み頂きありがとうございます。

私たちが、「世界市民」として
優しい心を持ち
一人一人が行動していけば
世界は変わると思います!!





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