見出し画像

危うい楽しみ…

🐾殺人は娯楽か?

DEXTERという海外ドラマを見始めました。
マイアミ警察殺人課の鑑識がDETER(主人公)の肩書ですが、彼は殺人鬼を見つけ出して密かに始末するという…

そう、彼自身も殺人鬼なのです。

なぜ魅力を感じたのか分からずに見始めましたが、エピソード7 「仲間たち」で、レイプされた復習で殺人の前科を持つ少年「ジェレミー」が再犯を犯して逮捕された時、DEXTERは理由が知りたくてジェレミーの取調室に入り理由を問いただす。

ジェレミーは応える「違う感覚を感じたくて」
デクスター「違う感覚とは?普段はどう感じている?」
ジェレミー「何も感じない… 頭で生きている」

デクスター自身も道を見失って、必死に求めているからこそ「同類」に質問せずに居られないようです。

普通の人が言う幸せとか安心に対して何も感じられず、代わりの何かを求める渇望感に共感していたのかもしれません。

ただドラマとの違いは、自分が臆病者で在ることと、禁忌の中に答えがあるか試すときは最後の手段だと考えていること…

勇気が無いことが役に立つこともあるのです。

タイトルを見て、殺人が娯楽なわけがないと思ったかもしれませんが、殺人ドラマ、殺人小説、あるいは他の禁忌を題材にしたストーリーは娯楽として成立しています。

人間はどんなモノ(コト)でも、客観化することで楽しめるのかもしれないと考えました。

今は知らないことを見聞きすることで、物足りなさを埋めています。
知らないことは無限にあるので、禁忌に挑戦する必要もありません。
自分なりに良い安定手段を考えだしたなと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?