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陸上競技部の監督から学ぶこと

「大東文化大学出身です。」
そう言うと、書道に詳しい人は「あぁ!」と言ってくださいます。

昔から書道が有名で、現在は「書道学科」もあります。

ただ、書道に詳しくない方からすると箱根駅伝のイメージが強いようで、「昔、箱根駅伝強かったよね?」と言われることもあります。


昔箱根駅伝強かった ということは、今はそうではないということです。笑
本戦に出てもシード権取れないとか、予選会に回っても本戦出場が叶わないとか、まぁ厳しい状況でした。
最近は女子の方が成績良かったですね。


そんな中2022年、仙台育英高校で教員をしていた真名子圭まなこきよし先生が監督として就任します。大東のOBです。

私もランナーなので、マラソンや駅伝観戦をします。
去年からテレビやラジオのインタビューで真名子監督の発言を聞いていると、この人は教育者だなぁ。そう思うことが度々ありました。

真名子先生は実業団Hondaで活躍後、教員免許をとり、2012年には東日本大震災後、陸上部員の殆どいなくなった仙台育英高校に赴任します。
そこから仙台育英高校陸上部の立て直しを図るんですね。

そして去年、真名子監督が大東に赴任したのですが、それから学生たちが急成長するのです。


普通、陸上のタイムなどが急に縮まるとかあり得ないんですよ。何故なら、いきなり強度の強い練習とかしてしまうと故障するから。

ただし、意識=質ということを真名子監督は言い続け、学生たちの練習や日常生活に少しずつ変化が出てきます。

何のためにそのトレーニングをしているのか、それを考えられるのと、ただ単に漠然と練習メニューを消化するのでは練習の質が違う。

きっとそういうことを伝えたかったのではないかと思います。それは陸上に限らず結構いろんな場面で当てはまりますよね。



11月5日、全日本大学駅伝がありました。

笑顔で8区、7位で菊地駿介選手がゴールテープを切る姿を見て監督次第でこうも学生は変わるのか。。と痛感しました。


私も普段、書を指導をする立場です。
ありがたいことに、月曜から土曜まで毎日教室が出来るくらい仕事があります。

時折「商売上手だね」とか「結局、客商売」とか言われるのですが、私は商売をしているつもりはなく、書家や書道家を目指しているわけでもありません。

今回の大東の活躍を見て、改めて教育者として生きていきたい。そう思いました。

書を愛好する人を育てていきたい。

さて、そのためにはどうやっていけばいいのか、私の課題です。

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