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適応障害でしんどかった症状ランキング

こんにちは、Cahierです。休職に入って1週間くらい経ちました。だいぶ生活も落ち着いたので、今日はタイトルの通りの話をします。

適応障害で起こる症状は、大まかに心理面・行動面・身体面に分けられるとされているらしいです。
心理面では抑うつ、不安、緊張など、行動面では無断欠勤や遅刻・早退、攻撃的な行動、身体面では食欲不振や不眠、腹痛や頭痛などが出るとされています。
もちろん、適応障害と診断されたからといって、これらすべての症状が出るわけではありませんが、こういった症状が出ている人は一度メンタルクリニックに相談したりするといいかもしれません。
(出典:ここここ

今日は、僕が経験した中でしんどかった症状のベスト5をランキング形式で紹介したいと思います、こうするとまとめサイトみたいでしょ?
先に言っておくと、以下で述べていることはほとんど僕個人の感想・解釈でしかありません。絶対に鵜呑みにしないでください。
そういうわけで、まずは5位からどうぞ。

5位 神経過敏

適応障害によるほかの症状が一番つらかった時期に出た症状です。厚労省のウェブサイトにも記載があるので、メジャーな症状なのでしょう。

神経過敏といってもいろいろあるようなのですが、僕の場合はいわゆる聴覚過敏の症状が強く出ていました。普段は気にならないような環境音でもすごく気になってしまうので、それで異様に疲れてしまうんですよね。駅の中を歩いているだけでもイライラしてしまうので、本当に良くなかったです。

神経過敏の症状自体、人生で初めての経験だったのである意味では新鮮でしたが。

4位 中途覚醒

適応障害の症状では、不眠がメジャーなようなのですが、僕の場合不眠の症状は、ほかの症状が一番ひどかった受診直前の2~3日くらいしか出ませんでした。

そのかわりに慢性的に苦しめられたのは、寝ている途中で目が覚めてしまう中途覚醒の症状でしたね。一晩に2回くらい目が覚めるのはザラで、一番ひどい時は2時間おきに目を覚ましていました。おかげで休職前の2週間ほどは睡眠の質が下がりまくってパフォーマンスが完全に終わってましたね。

不眠ほどではないですけど、適応障害の症状としてはこれもメジャーなものだと思います(心療内科の問診票にチェック項目があったので)。

番外1 腰背部痛

ちょうど適応障害のほかの症状が出始めたころから背部痛がひどくてですね、調べていたら、一部のウェブサイト(こことか)では適応障害の症状の一つとして腰背部痛が挙げられているんですね。
もともと猫背がひどかったので、それのせいだと思ってたんですが、休職期間に入ってからだいぶましになったのでやっぱり適応障害の症状だったみたいです。

なんで背中の痛みとストレスが関係するんでしょうね?暇があったら調べてみてください。

番外2 注意力低下

とにかく物忘れが激しくなったり、よく考えずにものを言っちゃったりする症状ですね。今まではそんなことなかったんですが、会社のめっちゃえらい人にタメ口使っちゃったり(これはそんなに怒られなかった)、う〇こを流し忘れたりといった感じです。ただ、心療内科でもらった精神安定剤の副作用に眠気や注意力の低下があるそうなので、そっちが原因だった可能背もありますね。というか、上で書いた出来事は全部受診した後のことなので、多分そうですね。

ちなみに精神安定剤を飲んだ後は車の運転はしない方がいいそうです。それはそうだ。

3位 抑うつ

適応障害に限らず、多くの精神疾患の症状として名前が挙げられるのがこの「抑うつ」ですが、具体的にはどういった状態を指すのかは、意外と不明瞭じゃないですか?
Wikipediaによると、以下のように記されています。

抑うつ(抑鬱、抑欝、よくうつ、depression)とは、気分が落ち込んで活動を嫌っている状況であり、そのため思考、行動、感情、幸福感に影響が出ている状況のこと

これだけだとだいぶ曖昧じゃないですか?ほかのウェブサイトを見ても、「気分の落ち込み」や「やる気が起きない」と説明されているだけで。正直言ってあまり要領を得ない気がします。

なので、実は自分が本当に抑うつ状態にあったかどうかって、確信は得ていないんですね。医師からそう診断されたわけではないので。なので、ここでは、自分なりに多分こういう状態が「抑うつ」なのかな~、というものを述べておきたいと思います。あくまでも僕個人の感想なので、鵜呑みにしないでね。

まず、「やる気は起きない」という表現は、正しいんですが、その程度が明らかに一般的な意味合いでのものではないんですね。僕が経験した限りでは、「あらゆるものへの興味が消えうせる」んです。
僕は、休みの日といったらゲームするか漫画を読んでいるんですが、そういったものに関する興味が一切なくなります。
唯一できたことはソシャゲのスタミナ消化だけです。ソシャゲをやっている人は分かると思うんですけど、スタミナ消化って基本的には惰性や「義務感」で行うものなんですよね。抑うつ状態では、こんな感じで、「義務感」以外の行動の動機が完全になくなるんですよね(もっと症状が進めば、「義務感」による行動すらもできなくなると思いますが)。

もう一つ、抑うつ状態を特徴づける精神状態が、「喜・楽の感情が一切なくなる」という点です。
やる気が完全になくなっても何となく手持無沙汰なので動画を見たりツイッターを見たりしていたのですが、それをしていて「楽しい」といった感情がまったくわいてこないんですよね。なので、自分が何のために存行動をしているのかが分からなくなる。

大体、上記2点が、抑うつと呼ばれる状態の典型的な様態だと思われます。あくまで僕個人の観察に基づくものですが。

正直、この抑うつ状態は、4位、5位の症状と比べても段違いにきつく、受診のきっかけの一つになった症状でした。

2位 不安

僕は専門家ではないので詳しいことは知らないですが、恐らくは仕事で適応障害を発症した方は必ずこの症状を経験するのではないでしょうか。

適応障害とは、そもそも環境に起因するストレスへの適応ができなかった結果として発症する精神疾患です。
なので、基本的にはストレス源(ストレッサーといいます)を取り除くことで症状は回復するのですが、一時的な休息(例えば、土日)だけでは回復することができない原因が、この「不安」の症状にあると思っています。

では、不安という症状はどういう症状を言うのでしょう。僕の場合は、仕事がストレッサーだったのですが、仕事に関わっていない時でさえも、仕事のことを考え、不安な気持ちになってしまうのです。基本的に、どのような状況にあっても仕事のことが頭を離れないんですね。で、これが激しい不安を呼び起こし、その他の症状をさらに悪化させるのです。「不安」と呼ばれる症状は、ざっくりこのような状態を指すものと思われます。

恐らくは、適応障害が短期間の休養だけでは回復しないとされているのには、この不安の症状が一つの原因となっていると思います。

これ、不思議なことにほかのことを考えようとしても全く考えられないんですね。まさしく、生活が「仕事に支配されている」ような気分になるわけです。一つには、先にあげた「抑うつ状態」が原因となっているとも思います。精神疾患がかなり複合的な症状から構成されていることがよくわかる経験でしたね。

番外3 自殺念慮・希死念慮

精神疾患の症状として割とメジャーだと勝手に思っているのが、この自殺念慮・希死念慮です。要は、「死にたい」と思うことです。適応障害の場合も、この症状が出る場合もあるようなのですが、僕の場合はほとんどなかったですね。というのも、さっき言ったとおり、考えることすべてが「仕事」に支配されているので、「死のう」なんて考えることもできないほどなんですね。
なので、意外と希死念慮の症状は出ませんでした。

番外4 涙もろさ

涙もろさは希死念慮と違い、適応障害の症状としてよく挙げられていると思います。実際、僕もめちゃめちゃ涙もろくなりまして、親との電話中に泣き出したりしていました。
この症状は良い面もあって、ツイッターで流れてくる絵が汚ったねえ糞漫画でも泣けるというところです。皆さんも適応障害になったらツイッターの糞漫画で泣いてみてください。

1位 食欲不振

はい、というわけで見事第1位に輝いたのは、食欲不振の症状です。適応障害の場合、暴食と食欲不振の両方が典型的な症状として挙げられていることが多いのですが、どちらの症状が出るかは人によると思います。僕の場合、昔から緊張した時なんかは食欲が落ちる傾向があったので、食欲不振の症状が出ました。

ここで、お得意の突然の造語を使っていきたいと思います。こういうのは本当に良くなくて、いわゆる「車輪の再発明」である可能性があるからですね。まあ僕はこういうのが好きなので続けます。

いわゆる食欲不振には「強い食欲不振」と「弱い食欲不振」があると思っています。
前者の「強い食欲不振」とは、「食事がのどに通らない」という状態です。僕も休職前の1~2週間は、昼食が全然のどを通らず、コンビニで買ったとろろそばを無理やりに流し込んでいました。ただ、多くの人も似たような経験はしていると思います。

問題は後者の「弱い食欲不振」です。こちらは、「食べようと思えば食べられるが、食欲がわかない」という状態です。言い換えると、「おなかが減らない」ということです。もちろん、人間は生きている限りエネルギーを消費し続けるわけですから、そんなわけはないのですが、「食べたい」という気持ちが食事という行動を実行するラインまでに高まらないんですね。この辺は、抑うつ状態の症状と似ていると思います。

そういうわけで、初受診の前の土日は、ほとんど食事をとらずに過ごしました。その結果どうなったかというと、体力が落ちに落ちてしまったんですね。それこそ立ち上がれないくらいに。

不安や抑うつの症状も相当しんどかったですが、いよいよ日常生活が困難になったという点で、この食欲不振の症状に1位を授けたいと思います。おめでとう。もう来ないでね。

終わりに

そういうわけで、今日は適応障害の症状の話をしました。注意してほしいのは、ここにあげた症状の解釈は、あくまで僕個人が考えたものに過ぎないので、鵜呑みにしないでね、ということです。

また、ランキングであげた症状以外にも、適応障害には多様な症状があります。過呼吸やパニック障害、ヤケ酒などですね。

今、上記のような症状で困っている人や、自分が適応障害なのではないか?と思っている人は、ぜひ一度心療内科を受診してみてください。
昔、サークルの後輩によく言っていたことなのですが、人間は風邪かな?と思ったら割とすぐに病院に行くくせに、ちょっとヤバイかな?という状態になっても心療内科や精神科には行きませんよね。でも、実際には、風邪気味の時に病院に行くくらいのカジュアルさで、心療内科や精神科に行ってもいいはずです。

また、適応障害になって、長期間仕事を休むことに不安を覚える方もいるかもしれません。しかし、適応障害の治療には3~6か月要すると言いますが、人生80年生きると考えれば、療養期間は約0.6%ほどを占めるにすぎません。

僕は今そうやって自分をごまかしながら生きています。みんなも、自分をごまかしながら、生きよう!

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