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自立

「あそこに行けば音楽がある」って店を続けていたいなぁ。

家族と離れて、キツイ仕事をこなしながら単なる仕送りオジサンになって、28になったある時またギターを手に取った。
10年ぶりくらいに。

もしかしたらそこに救いがあるかもしれないと思ったから。

勿論、仏教もパパジもラマナもある程度は救ってくれたんだけども、この世界に生きている以上は、どうしても現実の力でもって解決しなきゃいけないことがある。
いくら世界を空(クウ)だと思っても解決しないこと。
自ら幸せを選択しなきゃいけない。

それにはまず本当の心の拠り所を見つけることだと思った。
依存と言ってもいい、けど人には依存しない。
その人もまたそこまで強くはないだろうから。

そういった意味で音楽ってのは本当に素晴らしい。
楽器は鳴らせば音が出るし、人との繋がりも出来る。
大好きなあの曲を好きなようにアレンジして楽しもう。


再びギターを手にしてからは本当に人生が変わっていった。
何もない体を休めるだけの週末も、生き甲斐になった。

様々な人に出会い、今は音楽小屋でお仕事をさせてもらっている。

依存でもいいし、救いをそこに求めてる人でも大丈夫。
あそこには音楽があるから。って、来てくれる人のためにお店を続けていたい。


なんちゃって!
しかし色んなことに興味をもって実際に行動に移すというのは本当に自分を救う行為だと実感しております。

ある本で良い言葉を得たので皆様にご紹介。

「自立とは、依存先を増やすことである。」
自立するとは何も一人きりで生きていくという事ではありません。
音楽もやって、旅行も好きで、仕事も頑張る、誰かを好きになる。
とかね。
沢山の依存先を持っていることが自立なんだそうです。
例えば生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんしか依存先がありません。
これは自立しているとは言えませんね。

そして逆に何にも頼らず一人きり、なんて口では言っても絶対に無理です。

色々と忙しく楽しむのって人間として強くなる一歩かもしれませんね。

ワタクシ、こんな戯言でも書く事は一つの依存先です。

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