あなたのそれは戦略ではなくただの方針ですよね?戦略と戦術の違いを簡単にまとめておきました。
こんにちは。
システム企画やPMなどやってますカフェカフェです。
ITやシステムプロダクト開発に限らないと思いますが、ビジネスをやっていると戦略とか戦術の大切さは感じざるを得ません。そこで戦略について簡単にまとめておこうと思います。
戦略と戦術の違い
普通こんな感じだと思います。
戦術 具体的な戦い方(武器や方法)
戦略 どのように戦うか?(タイミングや順序)
プロダクト開発で言うと戦略はマーケットとかPMFだとか、競争相手があるとしたら誰か?などですし、マネタイズまでの資金も含めた道のり。
戦術は営業するのか?アライアンスするのか?WEBマーケ一本なのか?組み合わせるのか?など。それに付随して発生する手順やスキル(戦闘能力)、それらの総和(戦力)などでしょう。
戦略をもう少しだけ深堀すると
経営方針とかですかね。今時の流行りだと「ビジョン」「ミッション」「バリュー」だったり、それを少し落とし込んだ経営計画の概要書。
つまり、どこでどう戦うか?を決めるものです。
少し抽象度が高いものになると思います。
戦術を違う表現にすると
まあ、マーケーティングということで良いかと。
分かりにくければ「販促」と言えば良さそう。
一旦、こういうことにしておきます。
戦略と戦術は車の両輪のように機能し合っています。
では、本当にそうなのか?
違うと思います。
戦略とは「戦い」を「略す」なのでどこでどう戦うか?ではないです。それで負けたら戦略ではないです。
戦いを略している時点で負けることはないです。
だって、戦いを略しているんですよ。
勝たなくても良いのです。戦いを略せていれば負けるという概念自体存在しません。(よって内部コストさえ損益を超えれば自動的に勝ってます。)
ですので多くの会社で声高に謳われている今期の営業戦略だとかそういったものは全てただの計画であり、方針でしかありません。
これらは戦略ではないのです。
がんばろう!の号令を○○戦略と言っているとしか思えません。
それにより大きな問題が発生
戦略が戦略になってなくて、ただの方針や計画だった場合には現場が大変になります。
営業系なら数字を追うために激が飛ぶかもしれませんし、
開発系でも納期に関して厳しさが増してくるはずです。
つまり、戦略のミスは戦術では挽回できないということになります。
しかし戦術が大事ではないわけではない
もちろんです。実行しなければ(但し何をしないか?も重要)、戦略が正しかったとしても何も起こりません。
戦略を実行するには武器の強さや使える兵力数が必要だったり、兵站(設備やもの=まあ金ですが)も必要ですので、個人の戦闘力を高めること、全体の戦力を上げることも大切だとは思っています。
設備をどう用意するのかは戦略領域かもですが、それを使いこなすとか整備を効率的に行うなどの戦術に長けているかも問われます。
まとめ:生き方次第
少し戦略と戦術について書いてみました。
楽に生きるためには戦略が大事になりますからね。
激しく戦い、競合がひしめく中で勝ち上がりたい人だっているでしょうし(わたしはしません。できません。)その逆もあると思います。
どちらにしても戦略をもう少し違う表現すると「ポジショニング」というものになると思います。これは結構有効性が高くて一見して皆と同じ土俵で戦っていそうで実は独自のポジショニングに成功することで戦略性を帯びてくるパターンはあると思います。
世の中そんなに競合ゼロでマーケット成立するほどがら空きではないのでこのポジショニング戦略こそが現代のビジネスマーケットにおいて、プロダクト開発において有効性の高い観点になろうかと。
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