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美術館log.05 テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ

「光」の作品、集結

国立新美術館で開催されているテート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へに行ってきました。
テート美術館の「光」をテーマにした作品を集めた展覧会になります。
テート美術館は、イギリスにあるテート・ブリテン、テート・モダン、テート・リバプール、テート・セント・アイヴスの4つの美術館から成り立っています。

この展示では、

・宗教や思想による光の概念
・自然や風景画での光の描写・表現方法
・室内や空間の中での光
・色や視覚を利用した光
・バウハウスでの光の技法

などなど。
ウィリアム・ターナーからクロード・モネなどの代表的な画家から現代アーティストによる光と視覚を利用した作品まで約120点の作品が終結しています。

また、この展覧会は、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランドなどの開催地を経てきた世界巡回展です!

写真撮影できる作品も多く、その中でも好きだなと思った作品をいくつかご紹介します。

エントランス
わくわく♪
湖に沈む夕日
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
露に濡れたハリエニシダ
ジョン・エヴァレット・ミレイ
ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡
ジョン・ブレット
母と子
ウィリアム・ローゼンスタイン
ぶら下がったかけら
ペー・ホワイト
星くずの素粒子
オラファー・エリアソン

ほかにも多くの作品が展示されており、noteではその魅力をお伝えしきれないので、ぜひ、会場へ足を運んでご覧になってください。
※東京会場は2023年10月2日(月)までとなっています。

音声ガイド

ナビゲーターは板垣李光人さん。
大河ドラマ「どうする家康」でも井伊直政役でご活躍されています。
展覧会のストーリーや絵画の見どころがわかり、鑑賞しながら音楽も楽しめました。

ミュージアムショップ

グッズもたくさん。
英国のショートブレッドや本場テート美術館で実際に販売されているグッズも置かれていました。
わたしは、ポストカードとウェッジウッドのティーパックのセットを購入しました。おうちカフェが充実しそうです♪

カフェ

2Fにあるサロン・ド・テ ロンドは会期中、「ウェッジウッドカフェ」になっています!
人気で行列ができていました。40分待ちくらいでしたが、せっかくの機会なので並びました☆
ケーキセットは、ワイルドストロベリーのカップとプレートで出てきました。
ほ…ほしい。

木苺のムース フランボワーズのクーリー

ほかにもメニューがたくさん。ブリティッシュティータイムが味わえます。
カフェだけでも訪れたい!

光とは

光とは不思議なもので、光源、反射、透過、波長などで物理的に違ったり、視覚や捉える側の心象によっても違って見えたりします。
元気を与えてくれる太陽のような光もあれば、優しく包み込むような光もあり、逆にうつむきがちな日は、陽の光も眩しすぎたり。

「光」と聞いて思い浮かぶのは「希望」であったり、「純粋」であったりとポジティブな印象が多く、「光」と「闇」は対称的に表現されます。例えば、「絶望の中の光」という表現はあっても、「絶望=光」とはならない。
けれども、もしかしたらこの概念も人間がそれならではの意味を持たせているだけなのかもしれない。

現代においては、宗教的・思想的に「光」を捉えることは少なくなったが、これまでの多くの人達による「光」への飽くなき探求が今につながっている。
私たちが次世代につなげる「光」はどのようなものだろうか。
現代アートに観られるような、より科学的・宇宙的に捉えたものとなってきているのではないだろうか。

展覧会を通してそんなふうに思いを巡らせたのでした。





最後までご覧いただきありがとうございました。
Instagramでは、noteでお伝えしきなかった作品もUPしていますので、ぜひご覧ください☆

テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ
は、国立新美術館で2023年10月2日(月)まで開催されています。お時間のある方はぜひ。
※東京会場の次は大阪で開催されます。


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