死にたいときは死にたいなりに
死のうと思って死ぬことができたら
あの人はほんものの人間だったんだって
だれかに認めてもらえるような気がしてた
小さなころから
ずっと前から
こんなに弱い人間だけど
これ以上はもう 強くなれない
だから天国で生きるんです
だれも悪くなかったあかしに
だれも恨んでなかったしるしに
死のうと思って死ぬことができたら
自分を許せるような気がしてた
「彼女は死んで幸せなんです」
「だから彼女はもう大丈夫」
あなたの声で
そう言ってもらえる気がしてた
死にたいときは死にたいなりに生きてきて
白昼夢はいつも天国
その死はだれも傷つけない
その死はけっして暗くない
死のうと思って死ぬことができたら
それがわたしの希望の光
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