幽霊
こんな姿になってやっと気づいた
むなしさは
愛されることじゃなく
愛することで消えるのだと
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ためしに絵を描いてみました。詩は筆を洗っているときにふと浮かんできたものです。
どんな事情があって幽霊になったかはわたしにもわかりませんが、所在なさげで悲しそうな後ろ姿になりました。幽霊にも夢と居場所があるといいなと思います。
関係ないですが、色々なことが重なって、今わたしはひどく落ち込んでいます。二度と立ち上がれないんじゃないかと思うと、とても怖いです。どう生きてきたら正しかったんだろうと、ずっと考えたりしています。いったいこれからどうなるんだろう。
それはそうと、ひとりきりの夕暮れって落ち込んでいる時にはなかなかつらいものがありますね。
朝ならまだ今日は時間があると思えるし、夜ならまだ明日があると思えるけれど、薄暗い夕暮れの、もう手遅れだっていうあの感じには、時々耐えられなくなります。
でも今、ふとせきしろさんの言葉を思い出しました。
「まだまだくすぶれる」
そうです。
わたしはまだまだくすぶれるのです。
おそらく明日もくすぶっていることだろうと思います。
だからこそ生きていることへの気晴らしがたまには必要です。
絵を描いたり、詩を書いたり、そうやって自分と遊ぶことが人間にとって生活への抵抗になるというか、生きることへの気晴らしになるんですね。
そういう気晴らしに時間をかけていると、変わり者だと言われたり、後ろ指をさされてしまうこともあるかもしれませんが、どうにもならないことはどうにもならないまま、一生この人生の舞台で遊び続ける生き方も、べつに間違ってはいないと思うのです。
そういう生き方じゃないと立っていられない人間もいる。わたしもそうです。
正しくはないかもしれないけれど、間違ってはいない。
そうでしょうかみさま。
……かみさま?
今日は神様いないみたい。
落ち込んでいるときはいつもそう。
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