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Play a Life

日曜日。予定は無かったのだが、いてもたってもいられず午後から浜松町へ向かった。

毎日好きなことをやって生きていきたい。燻っていた気持ちが目を覚ましてしまった。
この歳で、こんな気持ちになることなんてないかもしれない。そしてこの気持ちは過去に一度経験したことのある気持ち。気持ちというより情動。これはまた同じような刺激を受ければ同じ鮮度で蘇る、一生消えないものだ。

カフェで今年の予定も含めた自身の舞台出演歴をまとめた。再挑戦してみたくなってしまった。とにかく目の前のことに一生懸命に。


あっという間に夕刻になり、東京タワーへ歩いて向かった。
東京タワーは独特の魅力がある。この感覚は人類共通の感覚なのだろうか。

淡いベールを纏ったビビットな血蜜柑色の東京タワー。一昔前の時代にこころがトリップする。でも古臭くなく、じっと見つめてしまう。見入ってしまい意識がぼーっとしてしまう。

何枚も写真を撮り、そして展望台へ行ってみることにした。夜景が見事だった。そこでも写真を沢山撮った。

しばらく夜景を見ていたら、いつかタワーマンションに住んで、毎晩ベランダに置いた椅子に腰かけて夜景を眺めつつハイボールを飲むんだ、という夢がしぼんでいった。

東京タワーの展望台から見れる東京の夜景を毎日同じ気持ちで見れるかといったらそうでもなさそうだと感じた。まして東京タワーからの夜景にタワマンからの夜景が勝てるわけがないのだからなお一層見ないのではと思った。想像していたよりもタワマンは低かった。

自分が欲していたものは、実は思ったような価値では無いことに気付いてしまった。

取ってつけたものじゃない。やはりそう。自分が欲しいものは「これが私」と言える日々と時間、何をしていくかだ。


エレベーターで東京タワーの3階まで降りた。エレベーター内から見える夜景が1番こころに残った。一瞬だからかもしれない。


フロアに手相占いブースがあった。人生で初めて手相占いをしてもらった。バーナム効果と疑ってかかったものの、なんだか当たってるなぁということばかりで驚いてしまった。

もっと自分を表現した方がいいこと
体力はもともとあるけれど今低下していること
内臓もお疲れ気味ということ
今決断できず迷っていることがあるということ
考える力、感じる力は強くあること
秋頃にタイミングが訪れるかもしれないこと
繋がりがあるからその人たちの導きについていくといいこと
来年、再来年と運気が上がっていくということ
今自分のことに目を向けて嬉しい報告ができるようにするといいこと

そんなことを言われた。
前に進もうと思った。

背中を押して欲しかったのかもしれない。先日SVでも話しを聴いてもらい、期限を設けて挑戦してもいいのではないかと助言をもらってい。た。

決心がついたと言ったら言い過ぎかもしれないが、行動してみようと思う。最悪資格職だしどうとでもなる。

期限は35歳。

なにも変わらなければ諦める。

再びの動き出しは遅いと言えば遅いが、このように考え動こうとしている今が1番若い。


「今を生きよう。人生はいつか終わる。」

ミュージカルで聴いた曲が脳内でリピートする。気付けば口と舌と声帯が同じ動きを繰り返している。

これから。


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