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初めてみた短歌は難しかった - 想像力勝負


令和最初の秋、突然なんですけど短歌教室に通い始めました。

理由はこちら

率直にいうと

1.事業計画のようなものばかり簡潔な文章で書き続けていたら想像力が欠けてきた気がした。
2.さらっと詠めたらイケてる気がした。

という2つです。

そして、僕は新聞社主催の短歌教室に通い始めたわけです。

では、実際には何をするのか?ということですが。

1.短歌の作り方を教えてくれる。

短歌教室なので、当たり前です。歌人の先生が、技術的なお話をしてくれます。

毎月、2首の課題に沿った短歌を提出します。
その各自の句を、それぞれで読み上げ、感想を述べあいます。

「きっと、この方はこういう意図で詠まれたんですね」と想像をします。
そして、先生と本人だけが「誰の句なのか」知っています。

先生は、その句の言葉の順番を入れ替えながら、詠みやすいパターン、リズムを重視したパターン、作者の意図に重きを置いたパターンの
バリエーションを見せてくれます。

この添削がまたためになるのです。

きっと、いくつか自分の中で提出の際に、同じ意図の句が複数案出てくるでしょう。その時、「自分がどう持っていきたいか」で選択するポイントを言葉いじりをしながら教えてくれるのです。


2.短歌の鑑賞方法を教えてくれる

有名な句をいくつか詠み、なぜ優れているのかを解説してくれます。
膨大な先生の脳内アーカイブの中から、該当短歌の特徴を教えてくれるので、対象歌人の個性を学ぶことができます。

3.言葉の使い道を教えてくれる

先生は、初めてのメールにこう返事をくれました。
「短歌は思いを説明するより、思いを様々な具体に預けて伝えるものです」と。自分がこの教室に通い始めたきっかけも、「言葉の彩りを増やしたい」からです。

1の添削の延長ですが、思わず「こういうことを伝えたいのに言葉が出てこない!」際のコツやポイント、視点を教えてくれます。

毎日、詠めるわけでもなく、慣れもあるでしょう。

ただ、今はとにかく数をこなして@「作る」癖をつけていくのみ!

ちなみに初回の課題と添削です。


スピーカー 溝から流れる サクソフォン。眠れぬ夜を 包むやすらぎ。

眠れない夜にアナログレコードでジャズを聴くことが多いのですが、その様子を句にしてみました。
(これが人生初の句です)

添削
レコードを表す「溝」とジャズを表す「サクソフォン」ですでに「音を流す」ことは表現されているので、句に触れる人の想像力の余白を持ってもらうために、
「スピーカー」と「流れる」は削除すること!とのことでした。
そして「より自分に近い」対象を入れていくことで訴求力を高めるそうです。

とりあえず今はやるしかないのです。

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