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【Interview Vol.5】めい & ゆずき

こんにちは!〈CANvas〉です。

このインタビューでは、おなじ想いのなかまや、想いをもって活動されている方にお話を聴き、CANvasの輪を広げていきたいとおもっています。

今回の話し手は、めいとゆずき。聞き手(=★)は、はづき!
ゆずきも、めいも、メンバーのより、まき、はづきと同じサークルで3年間一緒に活動していました。今日は、いつもはあんまり話さない話がきけるかも?

めい
●大事にしていること言葉ではあんまりうまく伝えられなくても、勢い、元気、を与えたりシェアしたりする人になりたいな。 
●卒論のテーマ
プロジェクトに参加してる学生の学びや変化、その意味について。自分もプロジェクトに参加してるんだけど、なぜ参加しているのか、どういう意味があるのか、そもそもちゃんと向き合えてないなって思うこともあったから。

ゆずき
●大事にしていること人の行動には理由や背景があるからそれらを尊重すること。
●卒論のテーマ
障害を子どもにどう説明したらよいか、ということを知りたい。っていって、障害を小学生にどう説明するか、授業でどう説明するか、みたいな。子どもに「しょうがいって何?」って聞かれたときに答えられないなって思ってる。答えられるようになるのが一個の目標。

※障害理解教育について
「障害に関する科学的な理解・認識の形成を通して、自己理解・相互理解を深め、人間尊重・人権尊重の精神を育っていく教育活動」

(前田佳子 ・高野名明子・千賀愛(2008)
障害理解教育のカリキュラム開発に関する岩見沢市立栗沢小学校の実践.北海道特別支援教育研究, 2(1),21-31.、https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsneh/2/0/2_21/_pdf/-char/ja)

■「こうじゃないとだめだ」と思ってしまう自分

めい:
最近、少しは、自分に優しくできるようになったのかもしれないなって思う。 

ゆずき:
なんでそう思えたの? 

めい:
部活を続けるかどうか、ずっと迷っていたときに参加したのが、LIFE DESIGN SCHOOL(以下LDS)というプログラム。視野が狭くて自分を否定することが多くなってたから、変わりたいと思って、いろんなものに参加してたんだ。

【LIFE DESIGN SCHOOL】
自分の生き方を見つめ直し、自分の可能性にフタをせず、
心から実現したい未来を描き、
それを実現できるように自分自身を磨き上げていく半年間のスクール

(https://lifedesignschool.com/)

LDSや教育実習を経て気づいたのが、私は自分に対しての基準が高いんだなってこと。「こうじゃないとだめだ」って思っちゃう。

人との関わりの中で、色々な捉え方、考え方を学んだ。そしたら、「雨のときは雨を楽しむ。晴れの時は晴れを楽しむ。」っていうのが、ちょっとだけできるようになった。自分はこういう状態なんだ、迷ってるんだ、そういうときもある、ってね。

ゆずき:
めいは、自分に厳しくて向上心があるから、いろんな活動に挑戦しているんだろうなあと思ってた。それはもちろん素敵なんだけど、頑張り過ぎなくていいと思えるようになったのは、よかった。 

■自分らしくいられる瞬間は?

★ふたりが、「自分らしくいられているな」って思うのは、どんなとき?
 
めい:
迷ってるときは「自分弱いな」って落ち込みがち。どっちかをやるって振り切ったときはがんばれる、自分らしく、前向きにいられる。 
 
はづき、ゆずき:めっちゃわかる! 
 
ゆずき:
私は人の目を気にするタイプ。プライドが高い。だから、「評価されないとき」が自分らしくいられるのかなって思った。
 
ボランティアをしていて、スタッフの人にみられていると、よくみせたいって思っちゃって、「あ、いま子どもにとってのベストな選択じゃなくて、自分をよくみせる行動をとったかも」って気づくときがある。評価されないときはのびのびできるんだと思う。
 
その裏返しで人のこと評価しないって大事だなって思って。自分が評価してるから、相手からも評価されるって感じちゃうんだと思うし。 

■これって逃げ?/人を「評価してしまう」くせ

★逆に、生きるうえで感じる葛藤や、むずかしいなと思うことは?変わりたい、けどうまく進めない、みたいなときとか。

めい:
なにかを選ぶとき、自分の選択が逃げなんじゃないかって葛藤はあるよ。 
 他の人たちはやってるけど、自分はやらないって決めるとき、とくにそう思うかな。「できない自分」が嫌なのかも。
 
悩んだ時は、いっぱい人と話した。全然関係ない人、コミュニティで知り合った人、卒業した先輩、中学・高校の先生、親、友達。いろいろな捉え方、基準を知って自分でも試してみたり。 

ゆずき:
私が葛藤を感じるのは、人のことを評価しないように意識してるけど、評価してしまうとき
ボランティアもサークルも上級生、リーダーの立場のことが多かったり、子どもと関わるときはほめたり叱ったりすることが多いから、評価することが増えちゃう。 
 
でも、その立場の人の役割って、評価するんじゃなく、「困ってたら一緒に考える」ことだなって最近気づいた。できていないところを判断する人じゃなくて、できなくて困っていることを一緒に考える人であればいいんだなって。 
  
スタッフではなくボランティアとして現場に入ったとき、スタッフの人から何か言われるのではなく、ただ任されてるのがここちよかった。立場が変わって気づけたのかも。

教育実習先の近くの水族館でみたカメ(ゆずき)

■フラットな関係で尊重される社会/どんな人でも、ちょっとでもたのしく

 ★ふだん考えてることと、社会にある問題とのつながりについて知りたい。気になる社会問題って何かある? 
 
ゆずき:
これまでは、障害者差別や偏見があるなかで、いかにインクルーシブな社会をつくるか、障害者の問題を考えていた。最近は障害だけじゃなくいろんな違いが尊重される、包摂される教育とか社会ってどうしたらいいんだろうって考えてる。
 
全ての人が尊重されててフラットな関係でいられる社会がいいな。そのために、特定の誰かだけがサポートを受けるんじゃなくて必要な人が必要なサポートを受けられる、「受けられる」というより、当たり前の調整やカスタマイズとしてそういうサポートが「ある」社会にするのにはどうしたらいいんだろう。

★差別とか偏見って、一方的に判断したり評価したりすることで起きるものでもあるよね。評価するのではなく、フラットな関係で「一緒に困ってることを考える」っていうゆずきが大切にしている想いがここに繋がっているなと思う。 

 めいはどうかな? 

めい:
自分もできないことばっかりだから、一緒にがんばっていきたいなってスタンス。自分と同じようにくよくよしたり、「ダメだ」って過度に思っちゃったり、できるのにできない、一歩進めなかったりする人たち。どんな人でも、ちょっとでもたのしく生き生きと過ごしていけたらいいなって思ってる。 
 
そのためには、まずは自分が明るく元気に過ごせるのが大事、そういたいと思ってる。困ったときに話しかけてもらえるように。応援動画をつくって応援するっていうのをひたすらやってた時期もあった!

★めいみたいな人には、困ったときに話してもいいかなって思える。

ふたりともありがとう!普段あんまりはなさないことを話せた気がする。
これからも、よろしくね!

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